/掲載日:2020年06月20日/紙面:山陽新聞朝刊/掲載:28ページ/
倉敷市は19日、新型コロナウイルス感染症対策の一環で、新生児に条件付きで一律10万円を支給する事業を行うと発表した。この日の6月定例市議会本会議に追加上程された2020年度一般会計補正予算案に関連経費2億9300円を計上した。
4月27日時点で妊娠中で、翌日以降に生まれた新生児が対象。全国民に一律10万円を支給する国の「定額給付金」の基準日より後に生まれ、対象から漏れた子どもに同額を支払うことで、不公平感の解消と子育て世帯の経済支援を図る。
市役所のテレワーク推進といった他の新型コロナ対策費などを含めた補正額は14億2500万円で、補正後の総額は2498億6400万円(前年度同期比22・9%増)。議会最終日の30日には、独自の経済対策を盛り込んだ追加の補正予算案を上程する予定。
(太田知二)