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新生児1人に3万円応援金 岡山市15億円補正案

/掲載日:2020年11月24日/紙面:山陽新聞夕刊/掲載:1ページ/

 岡山市は24日、新型コロナウイルス対策を柱とした15億5900万円の2020年度一般会計補正予算案を発表した。コロナ禍での出生数減を踏まえ、新生児1人当たり3万円を支給する独自の子育て応援金を盛り込んだ。27日開会の11月定例市議会に提案する。

 市によると、今後の出生数の目安となる4~9月の妊娠届は2789件で、前年同期比7・7%減。コロナ禍で厳しい出産・育児環境にある世帯を支援する。対象は4月28日~来年4月1日生まれの子どもがいる世帯。5500人分程度を見込み、今後、対象家庭に申請用紙を送る。

 新型コロナ関連は13億5400万円。国の慰労金の対象外となっている保育園や放課後児童クラブ職員らには1人3万円を独自に支給。休校に伴う家庭学習に備え、ネット環境がない約3千世帯にモバイルルーターを貸し出す経費なども計上した。

 コロナ対策の補正予算編成は本年度5回目で計約863億円。記者会見で大森雅夫市長は「感染が急速に拡大しており、予断を許さない状況。これまでの補正予算で不十分なところに手当てした」と述べた。

 (松島健)

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