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vol.3 エレファントカシマシ
音楽大好き!LaLa編集部ママ記者Hiyoの~Life with music~vol.3

私たち子育て世代は毎日が慌ただしく、自分の事にかまっている時間はそれほどありません。
音楽をゆっくり聴き、音楽に浸る余裕も無く、気づけば子供向け番組やアニメ、ゲーム音楽ばかり聴いてる…。そんな方も多いのではないでしょうか?

私たちのまわりには普段耳にしない良質な音楽がまだまだあります。
それは、肌触りのいい洋服のような音楽だったり、好きな人と始めて食事をするようなドキドキ感に似た音楽や胸を締め付ける甘く切ない音楽、明日も頑張ろうと前向きになれる音楽……

もしも、育児の不安などから立ち止まってしまった時でも、そっと背中を押してくれるような自分に合った音楽が見つかれば、暮らしや育児の原動力になると思います。

あなたに寄り添う音楽を!子育て世代の方にこそ聴いて欲しいと思う、厳選したマイノリティミュージックをママ目線でご紹介します。

音楽大好き!
LaLa編集部ママ記者Hiyoの
〜Life with music〜

vol.3 エレファントカシマシ

11月8日に記念すべき通算50枚目のシングル「RESTART/今を歌え」をリリースしたばかりの4人組ロックバンド・エレファントカシマシ。中学時代の同級生で結成し、デビューから一度もメンバーチェンジすることなく、叙情的な歌詞と情熱あふれるサウンドで幅広い世代のファンを魅了してきました。

浮き沈みしながらも日本のロックシーンに君臨し続けている彼らの代表曲「悲しみの果て」「今宵の月のように」は、ファンでなくとも聴けば「懐かしい!!」と感じる方も多いのではないのでしょうか。

今年はデビュー30周年を迎え、キャリア初となる47都道府県ライブツアーやプロモーションを軸に精力的な音楽活動を展開しています。大みそかに放送されるNHK紅白歌合戦への出場も決まり、今ノリにノッている彼ら。そんなアニバーサリーイヤーの第一弾記念シングルとして7月に発売した「風と共に」を今回はご紹介したいと思います。

NHKみんなのうたにも起用された同曲。
この曲を初めて聴いたのは、子どもが風邪をひき、かかりつけの病院で診察を待っている時でした。具合の悪いわが子を抱き、不安そうな表情をしたママさんたちであふれた待合室。暗たんとした空気が流れる中でふと耳にした、
〜行き先は自由〜
〜私の未来に 幸多かれ〜
という前向きで爽やかなフレーズは、私の心だけでなく、その場に居合わせたママさんたちの気持ちも軽くしてくれたような気がします。

わが子が病気となれば、ただでさえ心配です。子育て世代のママさんたちの中には仕事をされている方も多く、仕事を休まなければならないというプレッシャーも重なり、ストレス状態が極限になることも。
「私の存在理由って何?」
「何もかも自由にならない…」
“自由”を望む時、何が自由なのか、それさえも分からなくなり、家庭からも仕事からも逃げ出したい衝動に駆られてしまう瞬間があります。
この曲を聴いた時、ボーカル・宮本浩次さんのメッセージ性の強い歌詞が自分にとっての「自由とは何か」という問いかけに答えてくれているように感じました。

〜心よ 自由であれ〜

置かれている状況や立場に嘆くよりも、風に導かれるように、心が自由ならいいじゃないか。子育ての中にある夢や希望。子どもがいるからこそ感じられるかけがえのない時間、そして自分の人生。

〜心よ 自由であれ〜

現状を楽しむ心を持て―。私はこの歌詞をそんな意味としてとらえています。思い通りに物事が進まず、立ち止まってしまうこともあるけれど、今しかできない子育てを前向きに楽しもうという気持ちになりました。


優しいメロディーと歌声ですべての年代の方に寄り添い、生きる勇気とパワーを与えてくれる楽曲「風と共に」。バンド結成から約40年分の重みを体感することができる彼らのデビュー30周年記念のコンサート『30th ANNIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”』は残念ながらソールドアウトが相次ぎ、残すところ来年3月17日にさいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開かれるファイナル公演のチケットのみ発売中です。再び孤高のロックバンドとして“RESTART”した彼らのメッセージと音を、新しい“私”に出会うためにぜひお聴きください。

 

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