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子育てスタイルVol.4

これから子育てするママたちに、
今、子育てを頑張っているママたちに、伝えたい企画です。
「あなた流子育て」のヒントが見つかるかもしれません。

今回は幼少期をすぎて、ちょっとだけ子育てにゆとりがでてきたママに話を聞きました。

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西川敬子さんの「子育てスタイル」

西川敬子(にしかわ・けいこ)さん(43歳)=岡山市在住
職業は顔ヨガインストラクター。家族サークル「岡山子育て応援団PapyMama(パピママ)」の運営メンバー。
頼りがいのある旦那様と小学5年生(11歳)の娘さんとの3人家族。

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「感受性」からはじまる子育て

◆子育てで大切にしていることは?
いろいろな所へ出かけたり、いろいろな体験をしたりすることで、子どもの感受性が豊かになればと思っています。経験した出来事や子どもの感情に対して、立場が違えばまた別の感情が生じるわけで、いろいろな側面があることを伝えていきたいですね。

◆「感受性」を大切にされているのはなぜですか?
心を育てる―それは、子どもの将来にとって人間性をつくる土台人として大切なものだと考えています。

◆現在、それがどのように反映していますか?
5年生になり、そろそろいろいろと成長していく中でもめ事の話も耳にするようになったのですが、本人から他の人を否定するような発言はあまり聞きません。親としては、人間関係において本人の中の葛藤が少なくすんでいるのかなとは思っています。本人の本音としては、もしかすると我慢しているのかもしれませんが…。

◆なかなかゆっくり振り返ることはないと思いますが、ご自分の子育てをどう思いますか?
あまりほめられたものではないですが、大人も感情があったり、ダメなところもあることを見せてOKだと思って、時に子どもに甘えながら、一緒に楽しみながら日々を過ごしています。

◆親子の時間を楽しめるコツを教えてください!
同性で一人っ子ということもあり、子どもが楽しめそうなイベントだけではなく、私自身もおもしろそうと思えるイベントがあれば子どもと相談し、一緒に出かけることが多いです。もはや、子どもの付き添いじゃない自分がいます。親子そろって動物が大好きで、家では飼えないので生き物カフェに行くのが共通の楽しみです。

◆どのような大人になってほしいと願っていますか?
自分を幸せにしてあげられる、幸せを感じられる人になってほしいですね。

◆そのために気をつけていることを教えてください。
同じ状況下におかれても、幸せを感じられるか感じられないかは自分の考え方次第です。テレビや新聞のニュースを見る機会などにいろいろな例え話をつくって伝えています。

◆子育てをしていて支えになる言葉はありますか?
「ありがとう」は言っても言われても、励みになるいい言葉だと思っています。

◆今、不安や迷いを感じていることはありますか?お子様に伝えたいこととは?
内面や成績など、周りよりもゆっくり成長しているように感じるので、大丈夫かなと心配になる面と、まだ反発心が少ないのはそのおかげかもとほっとする面と。ないものねだりです。環境に流されず、自分を持ち続けて成長してほしいなと思います。

未来につながる「生きていく力」=「信じるコト」

◆「教育」と聞いて最初に思い浮かべることは何ですか?
小学生なので、もちろん学校の勉強、成績が第1に思い浮かびますが、行儀や常識、生きていく力も必要だと思います。

 

◆「生きていく力」とは奥が深いですね。教育で大切にしていることは?
私も夫も勉強熱心ではなかったので、幼児教育などもあまり力を入れてきませんでした。どちらかというと成績の結果よりも態度重視で、物事を肯定して考える力、勉強に向き合う気持ちなどを育みたいです。

 

◆ご自身の子育てがどのように教育につながっていると思いますか?
気持ちが素直に育てば、いろいろなものを素直に吸収できるように思います。つながっているかという実感はきっと分からないので、未来に見せてもらえる姿をステキなものと信じ、楽しみにしておきます。

“上手にさぼる”が育児のコツ

◆最近では1/2成人式も行われるなど、節目となる10歳。お子様が小さかった時を振り返り、うれしかったこと、大変だったこと、忘れられないことなどを教えてください。
子どもの成長する姿はとてもうれしく、初めて立った時、歩いた時とその時喜んだ光景は今でもよく覚えています。赤ちゃんの時期、眠れなくてしんどかったですが、お昼寝では一緒に寝ていたので、家事はかなりさぼっていましたね。ありがたいことに怒らないパートナーで助かりました。生活が一変し、今までの友達からの誘いなどには我慢することが増え、子どもがいる同じ年齢の友達が身近にいなかったので寂しさはありました。その分、子どもの年齢が近い、気の合う友人ができた時の嬉しさは大きかった。そして、そのころを一緒に過ごした友達とは今でも仲がいいです。

◆西川さんから、小さなお子様をお持ちのママさんに伝えたいことは?
小さなころのイヤイヤ期など、目が離せなかったり言うことも聞いてくれなかったり、思い通りにならない苛立ちで子どもを怒ってしまい、ひどい母だなと思うことが私自身ありました。そして、子どもと離れた時間を楽しいと感じていた自分がいます。でも今、子どもが10歳を超え、親離れするのを身近に感じ、そろそろかわいいという時期を過ぎて、自立していく楽しみと寂しさが混同しています。ありきたりですが、子どもとの時間はあっという間に過ぎていくので、頑張りすぎず、楽しんでくださいね。

 

◇「岡山子育て応援団PapyMama(パピママ)」とは?
岡山市・倉敷市で活動している家族サークル。主婦3人で運営しており、会員さんのリクエストでいろいろなイベントを企画。11月19日(日)には年に1度の大イベント『パピママまつり2017』を倉敷芸文館(倉敷市)で開催します。

http://papymama.com/

 

 

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