子どもはもちろん、ママもパパも家族みんな毎日元気に過ごしたいですよね。そのためにはちょっとした生活習慣の見直しや改善が必要になることも。そこで、フリーランス看護師の若林紗也子さんに、すぐに役立つ健康情報を取材。シリーズでお伝えします♪
5月に入り、気温の高い日が増えて汗をかく機会も多くなりましたね。こまめな水分補給で脱水症や熱中症予防にも取り組んできたい季節です。5月は年度初めの疲れによって心身に不調が出やすい時期でもあります。そこで今回は近年、増加傾向にある「子どもの五月病」の症状や対処法について話を聞きました。
入園・進級から1カ月がたち、子どもたちも少しずつ新しい環境に慣れ、親子共にホッと一息ついているご家庭も多いのではないでしょうか?
実は5月は、子どもたちも環境の変化による疲れが出て、体調を崩しやすくなってくる頃。真面目で頑張ってしまう人ほど「きちんとやろう」という気持ちが強く、自分でも気付かないうちに心が疲れてしまいます。
五月病は近年、大人のみならず、小学生、幼児へと低年齢化が進んでいると言われています。
症状としては、
・朝なかなか起きられない
・おなかが痛い
・「できない」「これやって」など依存的
・泣きやまない
・寝付きが悪い
・元気がなく、不機嫌なことが多い
など、子どもによってさまざまです。
一見、「わがままな子どもになったのかな?」と心配になるかもしれませんが、これこそ子どもからのサインかもしれません。
①ゆったりと過ごす
頑張りすぎず、少しずつ新しい環境に慣れさせていくつもりで、ゆったりと過ごさせることが大切です。「早く」とせかす言葉ではなく、「一緒にしようか?」と声を掛けてあげられると良いですね。
②体を動かす
休日は一緒に出掛けて気分転換したり、親子で体を動かし汗をかいたり、ストレスを発散させるのも良いですね。
③話をよく聞いてあげる
無理に話を聞き出そうとするのではなく、食事中や食後に、学校でどんなことがあったかなどをさり気なく聞くようにします。普段の声掛けに「頑張りすぎてない?」「何か様子が違うね」などと声を掛け、ゆっくり話を聞いてあげるのも良いですね。
子どもから“やりたくない”と発信してくることがあれば、少し手伝ってあげるのも良いかもしれません。疲れた心にそっと寄り添っているうちに、自然と治っていくのが「五月病」の特徴です。成長の歩みは、人それぞれ。子どもの歩みに合わせながら、焦らずに見守ってあげられると良いですね。
これからは気温と湿度が高くなり、食中毒も発生しやすくなる時期です。こちらにも気を付けながら食事や睡眠をしっかり取り、体調を整えていきたいですね!
若林紗也子さん
1991年岡山生まれ。看護師として急性期病棟、小児科を経てフリーランス看護師に転身。現在は病院、訪問看護、保育園などで勤務。小児科勤務時代に子育てに不安や孤独を感じるママが多いことに気付き、子ども、ママも含めた家族支援の必要性を感じ胎内記憶教育や子育て数秘を学び、ママや家族のカウンセリングも実施。また、‟そよ風のように そっと包み込む 優しさを”をモットーにSNSなどで思いを発信しています。
ブログ:https://ameblo.jp/mah358alo/
Instagram:https://www.instagram.com/kosodate_suhi358/
【参考サイト】
・いまいずみ小児科「子どもの五月病」
http://www.imaizumi-web.com/news/1180/
・幼児教室Gymboree「子供の五月病が増えている!? 原因や症状、ケア方法とは?」https://www.gymboglobal.jp/column/226
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