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【お役立ち健康コラム⑱】 『10月10日は目の愛護デー!目の健康を考えよう!』

子どもはもちろん、ママもパパも家族みんな毎日元気に過ごしたいですよね。そのためにはちょっとした生活習慣の見直しや改善が必要になることも。そこで、フリーランス看護師の若林紗也子さんに、すぐに役立つ健康情報を取材。シリーズでお伝えします♪

 

 

日ごとに秋らしさが増してきました。晴れの日は気温が上がって暑く感じ、日差しのない日は肌寒く感じるなど、気温差が大きい時期なので風邪を引かないように注意したいですね。さて、10月10日は「目の愛護デー」です。2つの「10」を横に並べて書くと人の顔の目と眉に見えることに由来しており、この日は全国で目の健康や大切さを呼び掛ける活動が展開されています。そこで今回は目の働きである“涙”についてのお話です。

*涙は何から作られている?なぜ出るの?


涙ってどんな成分、どんなものからできているのでしょうか?
実は成分のほとんどが水で構成されています。水の他に塩分やカリウム、タンパク質などがほんの少しだけ含まれます。

では、どうして涙が出るのでしょうか?
涙が出る仕組みは自律神経が関係しています。自律神経とは自動的にからだや心の調子を整えているもの。その中でも副交感神経は休む神経と呼ばれ、リラックスしようとしている時に働く神経です。つらく、悲しい気持ちが強くなると、体をリラックスさせようと副交感神経が働き、涙が出るのです。この情動性の涙は人間特有のもので、他の動物には見られません。ちなみに、目にゴミが入った時など刺激を受けて出るのは反射性の涙です。



*泣くことの重要性!

 

「泣くとスッキリした!」といった感覚を経験したことはありませんか?

人はストレスを受けると、脳内でコルチゾールという“ストレスホルモン”が分泌されます。ストレスホルモンは心身の健康に悪影響を及ぼします。涙にはこのストレスホルモンを体外に排出し、低下させる作用があるため、泣くことはデトックス効果があるといわれています。

また、体に必要なミネラルのマンガンですが、レベルが上昇すると攻撃性や怒りっぽさ、不安などにつながり、一定量を超えて蓄積すると、うつ病になるリスクが高まる物質であるともいわれています。泣くことでこの余計なマンガンを体の外へ排出し減らすことができるのです。

 

涙の中には苦痛を和らげるエンドルフィンというホルモンが含まれます。エンドルフィンの鎮静作用はモルヒネより大きいといわれており、痛い時に涙を流すことは人体の仕組みとしても理にかなっているといえます。

 

泣くことは一見、ネガティブにとらえられがちですが、メリットもあります。最近は積極的に涙を流す「涙活」という言葉が使われるなど、泣くことが一つの健康法として取り上げられる場面が増えてきました。心と脳をリセットするには“映画を見て泣く”のもオススメですよ。

 

*涙の味は変化する!?子どものウソ泣きの対処法

どんな時に泣くかによって、涙の味は変化するといわれています。悔しい時は涙に含まれる塩分が多くなって塩辛く、悲しい時は量が多くて水っぽいそうです。

ではウソ泣きは?
悲しそうに泣いていても、実は塩辛いので、涙の味で分かってしまいます(笑)。

「子どものウソ泣きにどのように対応したら良いの?」というお悩みを耳にします。子どものウソ泣きはママの注意を引きたい現れです。また、時には、自分の失敗を隠したいという結果であることも。「あなたのこともちゃんと見ているよ」と気に掛けていることを、言葉で伝えたり、抱きしめたりできると良いですね。

 

若林紗也子さん

1991年岡山生まれ。看護師として急性期病棟、小児科を経てフリーランス看護師に転身。現在は病院、訪問看護、保育園などで勤務。小児科勤務時代に子育てに不安や孤独を感じるママが多いことに気付き、子ども、ママも含めた家族支援の必要性を感じ胎内記憶教育や子育て数秘を学び、ママや家族のカウンセリングも実施。また、‟そよ風のように そっと包み込む 優しさを”をモットーにSNSなどで思いを発信しています。

ブログ:https://ameblo.jp/mah358alo/

Instagram:https://www.instagram.com/say385ako/

 

 

【参考サイト】

・大塚製薬「ドライアイQ&A」

https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/dry-eye/faq/#anc11

・医療法人社団 平成医会「『泣く』ことで得られる心身のメリット」

https://heisei-ikai.or.jp/column/tears/

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