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子育てスタイル Vol.8

これから子育てするママたちに、
今、子育てを頑張っているママたちに伝えたい企画です。
「あなた流子育て」のヒントが見つかるかもしれません。

今回は3人のお子様の元気ママに話を聞きました。

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えびすあきこさんの「子育てスタイル」



えびす・あきこさん(36歳)=倉敷市在住
旦那様、旦那様のご両親、8歳と6歳の息子さん、2歳の娘さんとの7人家族。

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きちんと気持ちを伝え合うこと

◆子育てで大切にしていることを教えてください。
子どもに自分のことばで伝えてもらうこと。思ったことを伝えるために、自分の感情を整理して言葉にすることは、自分を客観視することにもつながります。そのため、日々の気持ちをしっかり言葉で伝えてもらうようにしています。また、こちらからは、君たちは私たちの「たからもの」だと、子ども自身がそこに存在するだけでパパとママの大切な宝物だということを、きちんと伝えるように心がけています。

◆どのような大人になってほしいと願っていますか?
自分のことも他人のことも大切にできるひとになってほしい。自分も他人も世界でたった一人の大切な存在だから、自分はもちろん、周囲の人も大切にできる人になってほしいです。

◆子育てをしていて支えになる言葉はありますか?
「死ぬこと以外はかすり傷」。どこかのスナックのママさんから聞きました。「どんなに大変なことでも、命さえあればなんとかなる!」。強い言葉で、心の支えになっています。

◆子育て中の嬉しかったこと、大変だったこと、忘れられないことなどを教えてください。
3人目の出産時、上の2人と少しだけ離れ離れに。入院を経て、一番下の子と帰宅したとき、お兄ちゃんたちが「ぼくたちのたからものだね、たいせつにするね」と言ってくれたことが、とてもうれしかったです。子どもたちに日々、「君たちはパパとママの宝物だよ」と伝えていたことが伝わっているんだな、と実感することが出来ました。現在も妹をとても大切にしてくれています。末っ子はわがまま放題に育っていますが…。

日常の中、一緒にいるかけがえのない時間を大切に

◆「教育」ときいて1番に思い浮かべることは何ですか?
生きていく力を身に着けること。

◆教育で大切にしていることはなんですか?
「なぜ学ぶのか」ということを伝えています。「ただ勉強する」では、子どもたち自身も勉強や学ぶこと自体に迷ったり、やりたくない気持ちが生まれたりすると思うので。

◆あなたの子育てはどのように教育につながっていると思いますか?
話す時にいつも何気なく使っている言葉でも、きちんと意味を伝えたり、音楽や絵画など良いと思うものに触れる機会を積極的につくったりすることが、教育につながっていると思います。

◆今、小さなお子様をお持ちのママさんに伝えたいことは?
一緒に見て、触って、感じる機会を出来るだけたくさん持ってほしいと思います。「機会」を共有することで、感動や喜び、驚きを分かち合うことが出来ます。特別なことをする、遠くに行ったりすることも大切ですが、同じものを見て感じて共有する、日常の中のそんな機会を大切にしてほしいと思います。今、子どもと過ごす中で楽しいこと、嬉しいこと、そして、悲しかったり怒ったりする時間も、子どもが大きくなると減っていって、いつまでも同じようには続かないということを今から意識しています(特に怒っているときなんて、永遠に続くくらいに感じるのですが…)。子どもと一緒に行動や感動を共有できる日々は、本当にあっという間に過ぎてしまうので、どの時間も大切にしてほしいと思います。

☆編集後記☆
ハキハキ元気なえびすさん。たくさんのお話を伺いましたが、「死ぬこと以外はかすり傷」という言葉と、それを話すえびすさんの姿が印象的でした。最初は衝撃を受けましたが、お話をお聞きしていくうちに、えびすさん自身の心の中に、どんなことでも受け入れるおおらかな愛情と、芯の強さを感じました。また、小さな子どもでも、対等な一人の人として向き合い、大人の考えをなんでも押し付けない子育てスタイルはとても前向きで、子どもたちの未来も輝くものにしていくような気がしました。「私もできるだけ『前向き』をやってみようかなぁ…」と、見習うべきところをたくさん感じた取材でした。(I)
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