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子育てスタイル Vol.11

これから子育てするママたちに、
今、子育てを頑張っているママたちに伝えたい企画です。
「あなた流子育て」のヒントが見つかるかもしれません。

今回は3人の娘さんを育てながら、オリジナルアクセサリーの制作・販売やハーバリウム講師と多彩な活動を展開する元気ママさんにお話を聞きました。

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黒田里江さんの「子育てスタイル」

黒田里江(くろだ・りえ)さん(37歳)=岡山市在住
ママ友から好評でオーダーを受けるようになり、ハンドメイドアクセサリーのネットショップ「Sorriso」を出展して、オリジナル商品を販売。日本ハーバリウム協会認定講師として自宅や児童館などで教室を開催中。
旦那さま、12、8、4歳の娘さんたちとの5人家族。

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◆子育てで大切にしていることを教えてください。
とにかく褒めること!「ちょっとしたことでも褒めて自信を付けさせたい!」をモットーに育児しています。例えば忙しいときでも、子どもが「絵を描いた」と見せにくれば褒めます。褒められると、大人でも子どもでも嬉しいじゃないですか。褒めることで、子どもはもっと褒めてもらおうとどんどん頑張ってくれます。ほかには、なるべく見守ることも意識しています。3人姉妹で喧嘩はしょっちゅう。トラブルになった場合でも、自分たちで解決するように、しばらく見守っています。ただ、衝動的に叩き合ったりすることもたまにあるので、そんなときは止めに入ります。

◆どのような大人になってほしいと願っていますか?
思いやりのある人、困っている人に手を差し出すことをためらわない女性であってほしいと願っています。もう一つは夢を持ち、それに向かって努力できる人になってほしいと思っています。


◆子育てをしていて支えになる言葉はありますか?

子どもが掛けてくれる感謝や労いの言葉が一番の支えになりますね。イベント出店やハーバリウム教室の準備などで忙しくしているとき、子どもがふとした瞬間に「ママ、頑張ってね!」と声を掛けてくれます。ご飯やお弁当を作ってあげた時にも、「ありがとう」と笑顔で言ってもらうと「ママはあなたたちのためにもっともっと頑張るね!」という気持ちになれます。

◆子育て中の嬉しかったこと、大変だったこと、忘れられないことなどを教えてください。
長女が生まれたころ、主人が仕事で不在の時が多く、いわゆる「ワンオペ育児」で慣れない子育てに精一杯でした。でも、4年後には次女が生まれ、そのまた4年後には三女が生まれ、妹たちが生まれると、長女がお風呂やおむつ交換などのお世話をすごく積極的に手伝ってくれて頼りになりました。次女はやんちゃですが、三女が生まれた事でそれまでよりもぐっとお姉さんらしくなったと思います。下の子が生まれた事で、長女、次女それぞれに心の成長が見られた事が一番うれしかったですね。三女は今も甘えん坊ですが、生まれた時から周りの空気が読めるしっかり者です。

◆「教育」と聞いて最初に思い浮かべることはなんですか?
将来、子どもが困らないように生きていく力を身につけさせるということです。

◆「教育」で大切にしていることはありますか?
「失敗から学ぶ!」ということです。躊躇することなく何にでも挑戦し、失敗してもそこから這い上がれる力を身に付けることが、生きていく力に繋がるんじゃないかな?と思っています。やたらには口出しをせず、見守る姿勢を大切にしています。

◆ご自身の子育てはどのように教育につながっていると思いますか?
私の家の中には、1階と2階をつなぐ「のぼり棒」があります。遊び心旺盛な主人が取り付けたのですが、子どもたちは3人とも下から上にするすると簡単に上っていきますし、もちろん下りてもきます。私は、子どもがのぼり棒に興味を持ち出した始めのころに少しだけ下からサポートしていましたが、早い段階でなるべく見守るように心掛けました。危ないかもしれませんが、落ちたり危険な目に遭ったりしたことは不思議とないんですよね。下の子たちはお姉ちゃんが上る姿を見て、危なくないように上る方法を自然と学び、身に付けていったのだと思います。一番下の子が2歳で上まで上ったときには本当に驚きました。女の子3人ですが、幼いときからの登り棒で潜在能力が開花しているためか、運動神経はとても良いんですよ。

◆小さなお子様をお持ちのママさんに伝えたいことは?
子育てに教科書はありません。何が正解で何が間違いか、子どもが成長しないと分からないですよね。「子育て」という考え方を自分の頭の中で固めないで、またそこから生まれる理想と現実のギャップに悩むこともなく、それぞれの子どもの個性を尊重して臨機応変に接することが一番じゃないかな?と思います。私も3人の娘にはそれぞれ違ったアプローチをするようにしています。

☆編集後記☆
里江さんとは、お友達の紹介のハーバリウム教室で、講師と生徒として知り合いました。講師をされている時はとても凛としていて頼もしく、またどの生徒さんにも目配り気配りをされていて、「女性らしい繊細な方なんだろうなぁ~」と思っていました。でも取材をしてたくさんお話を伺う中で、とっても男らしくドンと構えた一面もある事に気が付きました。のぼり棒のエピソードもそうですが、とても元気な次女さんの育児に手こずったお話など、驚くような話や苦労話を飄々と笑い話に変えてしまうところに、父親的な大きな目線も持ち合わせた“里江さん流子育てスタイル”を感じました。私はすぐに手出し口出ししてしまう事が多いので、里江さんのお話を伺って見守る事の大切さを学ぶことができました。(N)
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