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[歯科医師ママの健康教室] もしも歯が抜けたら?!転倒・ケガへの対応(1歳〜12歳)

さわやかな風が心地よく、お外遊びが楽しい季節になりました。

元気に走り回る子どもたちの姿は微笑ましいですが、

活発に動く分、「転んでお口をぶつけた!」というケガのリスクも高まります。

今回は、いざという時にパニックにならないための

「歯の怪我への正しい対処法」をお伝えします。

 

【緊急対応】ケガで歯がすっぽり抜けた時の「3つの鉄則」

① 【鉄則1】「水道水」で洗わない!

対応: 砂や泥がついていても洗わず、すぐに「冷たい牛乳(成分無調整)」か

   「生理食塩水」に浸してください。

理由: 水道水(真水)で洗ったり、ティッシュに包んで乾燥させたりすると、

    細胞が死滅してしまいます。

    牛乳は浸透圧が細胞に近いため、身近にある一時的な保存液として最適なのです。

 

② 【鉄則2】歯の「根っこ」は触らない!

対応: 歯を拾う時は、「歯の頭(噛む部分)」を指でつまんでください。

理由: 根っこの部分に大切な細胞がついています。

    指で触れたりこすったりすると、細胞が傷ついて剥がれ落ちてしまいます。

 

③ 【鉄則3】時間との勝負!「30分以内」に歯科医院へ

対応: 歯を牛乳などに入れたら、できるだけ早く歯科医院へ急ぎましょう。

    事前に「ケガで歯が抜けた」と電話で伝えておきましょう。

理由: 抜けてから時間が経つほど細胞の生存率が下がり、

歯を元に戻せる確率が下がってしまいます。

 

【日常の生え変わり】自然に乳歯が抜けた時の正しいケア

年齢が上がってくると、グラグラしていた乳歯が自然に抜けることも増えてきます。

この場合は、元に戻す必要がないので心配はいりません。

血の止め方

清潔なガーゼや丸めたティッシュを傷口に当て、

5〜10分ほどしっかり噛ませます。「圧迫止血」が一番安全で確実です。

うがいは「優しく」

血の味が気になっても、ぶくぶくと強いうがいをするのはNGです。

傷口を塞ぐ「かさぶた」の役割をする血の塊が流れてしまい、

治りが遅くなる原因になります。

子どものお口のケガや出血は、

何度経験してもドキッとしてしまうものです。

ですが、事前に正しい知識を持っていれば、

いざという時に落ち着いて最善の行動がとれます。

今回の内容を頭の片隅に置いて、

お子さんとの元気いっぱいな毎日を安心して楽しんでください。

 

横道由記子

子どもの頃にむし歯だけでなく、歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から、予防歯科という言葉にひかれ、地元岡山大学の歯学部で学び、平成25年に和気歯科医院院長となる。

むし歯の予防だけでなく、噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療とあわせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み、学んだことをいかして、医院では小児歯科・小児矯正歯科を担当している。

地域の保育園、幼稚園、公民館など子育て支援事業や企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。

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