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心と繋がるセラピー~お母さんの心が楽になるお話⑲「なんでこんなに違うの?!」-きょうだいの性格について

同じ親から生まれた子であっても、きょうだいで性格はそれぞれ。

「なんでこんなに違うの?!」と感じることもあれば、中には自分と性格が真逆に感じ戸惑う方もいらっしゃるでしょう。

 

人の性格には、色々な特徴や要素(いわゆる長所や短所)があります。

  • 物怖じせず、誰とでも仲良くできる
  • 初めての場所や人に対して不安を感じやすい
  • 大勢の中にいてもへっちゃら
  • 一人でいる方が落ち着く
  • 熱しやすく冷めやすい
  • 一人黙々とやれる持続力がある
  • 全く言うことを聞かず自由
  • ルールやお約束を大切にしようとする

 

これらの特徴や要素は、

「外交的で自己表現する子」
「内向的で自己表現が控えめな子」

の二つに分けることができます。

 

今回は「内向的で自己表現が控えめな子」=物静かでおとなしく、控えめな子どもへの関わり方についてお伝えしたいと思います。

 

性格別「親との距離感」

きょうだいの中で、良し悪しの評価をされやすく注目を集めやすいのは「外交的で自己表現する子」です。

自分の欲求や考え、してほしいことを言葉や態度で表現するので、家庭の中で目立ちます。

その分、怒られることも多くバトルも増えますが、良くも悪くも親からの注目を集めることができるというわけです。

(言い換えれば、親との接点を持つことができる

 

反対に「内向的で自己表現が少ない子」=物静かでおとなしく控えめな子は、自ら発することが少ないため、バトルも少なく注目されにくいと言えます。

(言い換えれば、親との接点を持つことができない

私の子育て経験でお話しすると、

長男→「自己表現する子」
長女→「自己表現が少ない子」

「あーして!こーして!」ばかり言ってくる長男に目が向きがちで、よく言い合いもしていました。

外交的な性格のため学校でも目立ちやすく、部活でもキャプテンをしたり何かと活躍。

そんな長男を私は誇らしくも感じていました。

 

振り返ると、どうしても自己表現する長男にばかり目が向き、長女の方に目を向けること自体少なかったと感じています。

そして長女に対し、どこか「何も言ってこないから大丈夫なんだ」と思っていた部分も。

いざ何か言ってきても控えめなペースを待ってあげられず、「早く言って!」と急かしていました。

 

自己表現しない≠言いたいことがないわけではない

長女が内向的で自己表現が少なく物静かな性格だからといって、何も言うことがなかったり聞いてほしいことがないわけでもありません。

主張の強い兄を尊重し、私がイライラしていないときを見計らい、誰よりも話すタイミングを伺っていた結果、言いたいことを言えなくなってしまったんです。

 

そして私の態度や言動から、どこかで「お母さんはお兄ちゃんのことの方が可愛いんだ」と感じていたと思います。

私は同じように育て、同じようにサポートしてきたつもりで、娘だけを非難した意識はありません。

でも私のこの「してきたつもり」と、長女が感じてきた思いは正反対でした。

 

長女の内向的な態度にため息をついたり、長男の外交的な部分に嬉しそうにしている。

そんな私の態度が

「ちゃんとできない私のことは受け入れてくれない」
「私はダメなやつだ」

と思わせてしまい「劣等感」を感じていたのだと思います。

私たち親は我が子に対し、愛情差なく分け隔てなく育てているつもりです。

でも子どもの中には、「外交的で自己表現する子」「内向的で自己表現が控えめな子」がいます。

どちらが良い・悪い/優れている・劣っている/正解・不正解もなく、それぞれ生まれ持ったその子の性格の大切な一部に過ぎません。

 

その子の生まれ持った性格を、親の価値基準で知らないうちに非難するような態度を取っていないか?

振り返ることが大切だなと感じました。

 

例えば、親が「人より強くありたい」「できる人でありたい」と無意識の願望を秘めていたとします。

すると、私のように「自己表現する子」「学校で目立つ子」を誇らしく感じる一方、「自己表現の少ない子」に対して「ちゃんとしなさい」と非難する傾向が強くなってしまいます。

 

家族関係がコミュニケーション能力の基礎となる

コミュニケーションの基盤は、親子やきょうだいなど家族との関係です。

親からの扱われ方でネガティブな自己イメージを形成したり、きょうだい関係の中で優劣を感じるようになっていきます。

 

ですから「内向的で自己表現が控えめな子」=物静かでおとなしく控えめな子の声にこそ、聞く耳を持つことが大切。

何も言うことがないのでも、聞いてほしいことがないわけでもなく、他のきょうだいに譲ってあげていたり、親の忙しさに気を遣ってくれているんだと。

その子の性格によって、要求の内容もペースも違います。

でも親に自分の思いを話せるということは、「自分の気持ちをちゃんと理解して言語化できる」ということ。

それは社会に出てからの大切なコミュニケーションの基礎です。

 

「自己表現が控えめな子」は、きっと頭の中で「自分の気持ちを言葉にすること」を色々考えています。

だから早く言えないし、時間もかかってしまいます。

そんな時に親から「早く言って!」と急かされたら、余計に言いたいことが言えなくなってしまう。

そして言うことが怖くなってしまうかもしれません。

 

親からすれば、思うような会話のキャッチボールができないことにやきもきするかもしれません。

しかし、コミュニケーションは日々の積み重ねなのです。

繰り返しになりますが、他人とのコミュニケーション能力は、社会に出てから学ぶのではなく、幼い頃からの親やきょうだいとの関係性の中で育まれます。

「自己表現が多い子」は声が大きいので、家庭の中で目が向きやすいもの。

けど本当は「内向的で自己表現が控えめな子」こそ、自分の気持ちを言語化する習慣を育んであげることがとても大切だと長女から教わりました。

きっと読んでくださっている方のお子さんの中にも、「内向的で自己表現が控えめな子」がいらっしゃると思います。

日常生活での関わりのきっかけにしていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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平野桂子(ひらの・けいこ)

岡山市在住。3人(大1、高1、小2)の子どもを育てるママ。自身の子育てと介護職に20年間従事した経験から親子関係の大切さに気づく。子育てに悩んだ経験から、同じように子育てで悩むお母さんの力になるべく、現在は心理セラピストとして子育て相談やインナーチャイルド療法、前世療法などに取り組み、より良い親子関係のためのコミュニケーション講座を開催している。2024年春、子どもさんとお母さんの心が楽に、ありのままの笑顔でいられる場所『みんなの家』をオープン。親子で自然と触れ合う参加型の活動を行っている。

【Instagram】心と繋がるセラピー

 

心理セラピスト(子育てでの気付きやヒントなど書いています)

 

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