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[歯科医師ママの健康教室] そうめんとジュースばかりになってない?夏休みに育てたい「噛む力」と「むし歯予防」(6歳〜12歳)

いよいよ本格的な夏が到来し、子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきます!

暑い日が続くと、どうしても「そうめん」「うどん」など、冷たくてツルッと食べられるメニューの出番が増えがちです。こうした「夏の定番メニュー」には、お口の機能の発達と健康において、少し気をつけたいポイントがあります。

 

① 夏の食卓は「噛まないメニュー」がいっぱい!

そうめんなどの麺類や、おやつのゼリー、アイスクリーム等は、暑い日でものどを通りやすい反面、ほとんど噛まずに飲み込めてしまうという特徴があります。


柔らかい食事ばかりが続くと、噛む回数が減り、お口周りの筋肉が十分に働く機会を失ってしまいます。噛む力が育たないと、飲み込む力や将来の歯並びにも影響が出ることがあるため、少し注意が必要です。

 

② 夏の水分補給に潜む「むし歯」の落とし穴

そして、夏にもう一つ気をつけたいのが、甘い飲み物によるむし歯です。

熱中症対策の水分補給は非常に大切ですが、スポーツドリンクや甘いジュースを水筒に入れて「ダラダラ飲み」していると、お口の中が常にむし歯になりやすい環境になってしまいます。

日常的な水分補給は水や麦茶を基本とし、スポーツドリンクは激しい運動でたくさん汗をかいた時などに限定するなど、メリハリをつけることが大切です。

 

③ 「よく噛むこと」は、夏バテ&むし歯予防の救世主!

「しっかり噛む」ことは、お口と体のトラブルを防ぐ強力な味方になります。よく噛むことでたっぷりと分泌される「唾液」には、素晴らしいパワーがあります。

* 夏バテを予防する: 唾液が食べ物の消化を助け、胃腸の負担を減らしてくれます。

* むし歯を防ぐ: 唾液がお口の中の汚れを洗い流し、甘い飲み物などで酸性に傾いたお口の中を中和して、歯を守ってくれます。

 

④ いつもの夏メニューに「ちょい足し」工夫術

毎日の食事を少し工夫するだけで、噛む回数を自然に増やすことができます。今日からできる簡単なアイデアをご紹介します。

* 麺類には「歯ごたえ」をプラス
そうめんのトッピングに、千切りのキュウリ、サッと茹でたオクラやもやし、コーンなどを乗せてみましょう。シャキシャキとした食感が加わるだけで、噛む回数がグッと増えます。

* 大きめカットで噛む回数アップ
夏野菜カレーや炒め物は、あえて具材を少し大きめにカットしたり、乱切りにしたりすると、自然としっかり噛むようになります。

* おやつ選びの工夫
アイスの代わりに、冷凍したフルーツ(ブルーベリーなど)や、とうもろこしを取り入れるのもおすすめです。また、スルメや小魚などのおやつもおすすめです。

夏休みは、ご家庭で子どもたちの食事の様子をゆっくり観察できる絶好のチャンスです。「しっかり噛んでるかな?」「お口がポカンと開いていないかな?」と少しだけ意識しながら、親子で美味しく、健康的な夏休みをお過ごしくださいね。

もし、日々の様子を見ていて「あまり噛まずに飲み込んでいるかも」「いつもお茶で流し込んでいる」「お口周りの癖が気になる」など、気になることがあれば、お気軽にかかりつけの歯科医院へご相談ください。

 

横道由記子

子どもの頃にむし歯だけでなく、歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から、予防歯科という言葉にひかれ、地元岡山大学の歯学部で学び、平成25年に和気歯科医院院長となる。

むし歯の予防だけでなく、噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療とあわせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み、学んだことをいかして、医院では小児歯科・小児矯正歯科を担当している。

地域の保育園、幼稚園、公民館など子育て支援事業や企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。

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