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子育てスタイル Vol.3

これから子育てするママたちに、
今、子育てを頑張っているママたちに伝えたい企画です。
「あなた流子育て」のヒントが見つかるかもしれません。

今回は、亡き父が残してくれたメッセージを子育ての教訓にしながら、
子どもたちとのスキンシップを大切にしている、専業主婦のママに話を聞きました。

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 福井絵里さんの「子育てスタイル」

 福井絵里(ふくい・えり)さん(40歳)=岡山市在住
旦那様、5歳と3歳の娘さんとの4人家族。

大好きな気持ちを言葉とハグで伝える!育まれる安心感と自信


◆子育てで大切にしていることは?
心と心の通い合うスキンシップです。キスやハグも大事なスキンシップの1つとして日常に取り入れ、子どもたちをぎゅっと抱きしめることを大切にしています。抱きしめる場面は、あいさつの時や叱った後、純粋に子どもたちを愛しく感じた瞬間などです。2人ともまだ未就学児で幼いのですが、心が育つ過程で安心感や将来の自信も育めるように、「大好きだよ」と「ありがとう」の気持ちを言葉でしっかりと伝えています。

◆そのスキンシップに対する娘さんたちの反応や様子を教えてください。
少し照れたような表情をするものの、嬉しそうにキスのお返しをしてくれます。子どもたちはその時の私の嬉しそうな顔を知っているので、このごろは私が怒ると慌てて唇を突き出し、無理やりキスをしてご機嫌をとろうとしてきます。そんなわが子の様子を見ると、怒っていた気持ちがおさまり、ついつい笑顔になります。最近はたどたどしいしゃべり方で一生懸命お話や歌を歌ってくれる姿がとてもかわいくて、思わずぎゅ~っと抱きしめましたね。

◆そんなご自身の子育てをどう思いますか?
周りのママに比べてかなり適当だと感じています(笑)。子育てにおいて、努力はするけど無理はしないというのが私のキーワード。こんな頼りない自分のもとで「よくぞ無事にスクスク育ってくれたものだ」と、子どもや周囲に感謝しています。

◆どのような大人になってほしいと願っていますか?
感謝の心と礼儀を忘れず、思いやりのある優しい人になってほしいですね。

◆子育てをしていて支えになる言葉はありますか?
自分の趣味になるくらい子どもと遊ぶ時間を楽しむ」です。私の父は“超”がつくほど子煩悩で、いつも一緒に遊んでくれる優しい父でしたが、亡くなる直前に「もっともっとお前たちと一緒に遊んでおけばよかった。自分の趣味とかに使う時間なんて今思えばどうでもよかった。子どもたちと遊ぶ時間の方が大切だったことに今になって気づくなんて…」と涙ぐみながら悔やんでいました。ずっとそばにいて、あんなに遊んでくれていた父でもこんな後悔をするのだと衝撃で、その姿が忘れられず、私の教訓になっています。今の自分の子育てを見つめ直すと、「自分の時間がなくて、やりたいこともできない!」というストレスはかなり薄れ、わが子が3割増しでかわいく見えてくる不思議な現象が起きます。天国で見守ってくれている父が、親となった私に残してくれた素敵なメッセージだと思っています。こんなふうに時を越えて伝わる気持ちもあるのだと思うと、子どもたちにかける言葉も自然と優しく丁寧になります。

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