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【歯科医師ママの健康教室】ガムでお口の機能を鍛えよう

お口には「食べる」「話す」「表情を作る」などいろいろな機能があります。

お口の機能がきちんと発達していないと食べたり話したりすることが上手くできず、顎の発育や歯並びにも影響が出てしまいます。

 

お子さんが本来持っている口の機能をできるだけ引き出してあげるために、お家で遊びながら取り組めるトレーニングの一つにガムトレーニングがあります。

キシリトール100%のガム一粒を使ってお口を育てていきましょう♪

 

口の中でガムを丸められるかな?

食べ物を噛む時には、無意識で舌が複雑な動きをして食べ物を飲み込みやすくまとめています。口の中でガムを丸めることで食べ物を自在に扱えるようにすることを目指します。

 

  • ガムを噛んでやわらかくします。
  • 唇は閉じたまま口の中でガムを丸めます。
  • 舌の上にガムを乗せてどのくらい丸くなったか鏡で見てみましょう。

 

舌の真ん中を上顎に押し付けてガムを薄くできるかな?

 

食べ物を飲み込む時には、舌を上顎に押し付けて、舌と上顎でしぼり出すようにして食べ物を食道に押し出します。その感覚を身につけるためのトレーニングです。

 

舌の先にのせたガムのボールを上顎に貼りつけます。

上顎に貼りついたガムを舌で押し広げます。

ガムを上顎に押し付けたまま唾を飲み込みます

ガムをこすらないで押し付けるだけで薄くします。

 

ガムを噛むことで唾液の分泌を促し、咬筋の発達や舌の動きをスムーズにする訓練につながります。トレーニングにはキシリトール100%のガムを使いましょう。キシリトールは白樺や樫の木などを原料としてつくられる甘味料。歯垢を付きにくくするほか、歯の再石灰化を促したりむし歯の原因となるミュータント菌を減らしたりする働きがあります。このキシリトール100%のガム一粒を使ってむし歯予防と同時に舌を鍛え、正しい飲み込み方を習得して顎や歯並びを育てます。

 

お子さんのトレーニングだけでなく、食べるのがとても速い人、とても遅い人や、飲み込むのが苦手で良くむせる人、唾液が少ない人、口が乾燥しやすい人など、ご家族みなさんのお口の機能を高めるのに効果的です。

和気歯科・小児歯科 院長
横道 由記子
岡山大学歯学部を卒業後、岡山市内で父親の歯科医院に勤務しながら二児の母親として読者2,000人のメルマガ「歯科医師ママのむし歯予防」を6年間発行。
平成25年に「お口の健康を通して人の幸せに貢献する」という理念のもと和気歯科医院の二代目院長となる。平成26年より、歯科医院の枠をこえて人の幸せに貢献したい想いからリス企画ビジョンを立ち上げ、健康教室やイベントを開催している。

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