日に日に大きくなる赤ちゃんを抱っこするママの腕。そろそろ悲鳴を上げていませんか!?
「あぁ~かわいい」と癒やされる反面、毎日の授乳や抱っこで体を痛める『お疲れママ』も少なくありません。そんな頑張り屋のママに、今回は腱鞘炎予防につながる抱き方をご紹介!“ラクラク授乳法”を推進している「うちかど助産院」(倉敷市)の代表・内門弘子さんから、おすすめの抱き方のコツを教えていただきました。「すでに腕が痛い」と悩んでいる方にも、出産を控える方にも、ぜひ試してほしい方法です♪
①赤ちゃんの頭を手で支えてしまう形
横から見ると分かりますが、手首と肩が緊張し、見るからに負担がかかりそうですね。
②赤ちゃんの肩に手が行き、手首が極度に曲がってしまう形
丁寧にしようとし過ぎて、指先まで無駄に気を遣ってしまう、日本人にありがちな例です。
コツは、腕全体で赤ちゃんを支えること。肩甲骨を前に出すイメージで、伸び伸びと抱っこします。負担を増やしてしまう抱き方の例①の写真と見比べてみると、肩甲骨の伸び方が全然違いますね。手も、無駄に神経を使わず、自然に包み込むように。腕全体でふんわりと支える意識が大切です。
取材にうかがった日も、子育て相談と休息のために内門さんのもとを訪れるママの姿が。早速、抱き方のコツを試すと「えっ、ラク〜♪」という声が上がっていました。「『ママなのに、腕が痛くて抱っこができないなんて…』と、思う存分抱っこしてあげられない自分を責めないで欲しい」と、優しい目で話す内門さん。抱き方もとても大切な要素ですが、まず大前提として大事なのは、ママが安らかな気持ちでいることです。
慣れない育児の上に、1人の命が私の手にかかっていると思うと、とてつもないプレッシャーに襲われる日々。ネットでいろいろな情報を集めてみたものの、情報の多さにどれを選んで良いか分からず、親や友達に相談しても、不安や悩みが拭い切れない。頭も心も体もボロボロになり、「私なんて」と自分を責めてしまうママも少なくないのではないでしょうか。
そんな時にとても大切なのは、不安や悩みを気軽に相談でき、かつ、信頼できる『自分の親や友達以外』ともつながっておくこと、または、相談できる場所があることを知っておくこと。それが、ママの心と体の余裕をつくるためには必要です。小さなことでも積み重なると大きな負担になるのは、心も体も同じだと思います。
うちかど助産院は来院した時だけでなく、教えてもらった内容を家に帰ってからも実践できるようにLINEでサポートするなど、あらゆるところに「ママさんがラクになるようにしたい」という内門さんの思いが現れています。ここで出産した方だけでなく、誰でも利用できる気楽さも魅力の一つ。まずは気軽にランチから!暖かな日が差し込み、木の温もりに包まれた場所で、内門さんの安心感に触れてみてはいかがでしょうか。
■うちかど助産院
住所:倉敷市児島下の町10-376-68
TEL:080-5625-6872
LINE:@Itu8661j
※産前産後の悩み相談はLINEへ。相談は無料です。どんな小さなことでも1人で抱え込まず、お気軽にご連絡ください。
【編集後記】
私自身、2児の母。“ラクラク抱っこ”の方法を教わった際、「そんな不自然な抱き方はしないでしょう」と思ってしまったのですが、いざ抱っこしてみると、手首に無駄に神経を使っていることに気付かされました(笑)。コツを意識して抱っこしてみると、なんとラクなこと!!!もっと早く知りたかったと思ったのが正直な感想。内門さんの著書もおすすめです。
現在は、ママの不安や悩みを相談したり、赤ちゃんを見てもらう間にママが昼寝などの休息が取れるサービスや産後ケアセンターが全国的に増えています。国も産後ケアを推進しており、ママが1人で頑張らないといけない環境はますます減ってくるでしょう。岡山では、産後ケア利用のための助成金の利用が可能な地域もあるため、心豊かに産後生活を送りたい方は、調べてみることをおすすめします。(LaLa編集部・●)
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