顎を育てるためには単純に硬いものを奥歯で噛むことだと思いがちですが、
お口を育てる = 食べる、話す、正しい呼吸 を育てる = 美しい歯並びと口元を育てる
このように本当の意味でお口を育てる食べ方には下の3つのポイントがあります。
① 前歯を使って噛み切る
② 奥歯を使って噛んですりつぶす
③ 舌を使う
前回ご説明した① 前歯を使って噛み切る に続き、今回は② 奥歯を使って噛んですりつぶす ③ 舌を使う をお伝えします。
⒈ 硬いものをガシガシ噛むだけではなく、噛みごたえのある食べ物を
顎を上下左右に動かして奥歯で噛んですりつぶす臼摩運動が大切です。
しっかり奥歯で噛むとほっぺたにグッと力こぶができます。
現代は軟らかい食べ物が多く、しっかり奥歯ですりつぶす噛み方をすることが減り
顎や歯列が育つためにかかる力が小さくなっています。
⒉ 舌をしっかり使う
噛むのは上下の歯ですが、食べ物を奥歯の上に運んだり、まとめたり、歯から落ちた食べ物を
歯に乗せるのは舌です。種や皮、骨を舌で選り分けることで舌のコントロール力が育ちます。
舌を正しい位置に維持したり、正しい飲み込み方を習得するために舌の筋力やコントロール力
がとても大切です。
食べ物の形は大きいママで!
食材は一口大に切り分けずに大きなままで、皮付きのままで、乾物や玄米、雑穀米を取り入れて、
焼いて噛みごたえをプラスして…そんな工夫で奥歯を使う機会を増やしましょう。
舌をしっかり使う食べ物♪
お口の中で皮や種、骨などを選り分ける練習をしましょう。
ぶどう 皮と種を分ける
さくらんぼ 種を分ける
魚 骨と身を分ける
梅干し 種を分ける
次回は、「正しい呼吸がお口も体も育てる」ことについてお伝えします。お楽しみに♪
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