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[歯科医師ママの健康教室] 歯みがきの疑問にこたえます 1〜2歳編

1〜2歳頃には歯磨きを毎日の習慣にすることが大切です。
イヤイヤ期も順調な成長の証です♪

 1日1回の歯磨きから食べたら磨く習慣に向けて声をかけて行く時期です。

自分で磨きたい!という自我が芽生えてきたら自分磨きスタートです!最初は歯ブラシを噛んだり遊んだりするところから安全に注意してはじめましょう。

1日1回は仕上げ磨きを続けていけば自分磨きだけの回があっても大丈夫です。

 

家族の歯磨きを見せることが習慣作りの第一歩です

 1日2回以上の歯磨きをする人は、2回未満の人よりむし歯になりにくいことが研究からわかっています。

 食べたら磨く姿をお父さん、お母さんや兄姉が見せてあげるのが効果的。最初は歯磨きとは言えない動きかもしれませんが、「自分で磨きたい」という気持ちの芽生えをしっかり伸ばしてあげることが将来の習慣に繋がります。

 子どもは大人の真似をすることから歯磨きを覚えていきます。

 

歯磨き事故に注意!

 歯磨き中に転んで歯ブラシで口の中を傷つけたり、喉に刺さったりする事故があります。

救急搬送されるようなケースもあり、この時期のお子さんに多い事故でもあります。

 歯ブラシを持ったまま走り出して、取り上げると大泣きすることもありますが、お子さんの安全を守るために口にくわえたまま歩かせない!ことを伝えてしっかり大人が見守ってください。

 

仕上げ磨きを嫌がる時は?

 「まだまだ敏感なお口の中を強く磨くと痛い!」「自分で磨きたい!」「じっとしないで動きたい!」

いろんな理由で仕上げ磨きを嫌がる時期がくるのは成長の証。どんなに上手に磨いても、嫌がる時期があるのも当たり前です。

 歌や絵本で楽しい時間を演出することも効果的ですが、何よりお母さん、お父さんが笑顔で磨ける範囲で続けることです。

 この先成長していくと仕上げ磨きが貴重なスキンシップの時間になるときがきます。お父さん、お母さんの膝の温もりを感じてひとりじめできる楽しい時間につながるのは親御さんの笑顔です。

 怒り顔になる時は無理せず短時間で終わっても構いません。この時期のむし歯予防は歯磨きよりも食生活の影響が大きいので、その分お砂糖のコントロールをしっかりと続けてください。

ぶくぶくうがいをはじめましょう!

 お口の中に水を入れて唇をしっかり閉じ頬を動かすブクブクうがいは、お口の機能や歯並びにとても効果的です。

 最初は難しくて、飲み込んだりこぼしたりします。まずは空気でブクブク頬を動かすまねっこやお口に水を入れて出すことから。

 子どもにとってはうがいも遊びの一つです。こぼれても大丈夫なお風呂で楽しく遊びながら練習するのもオススメです。

 上手にできるようになったら、長い時間ブクブクする競争や右の頬だけ、左の頬だけブクブクする上級者編にステップアップ♪更に効果的に唇やお口の周りの筋肉を育てていきましょう。

 

歯ブラシをかんですぐ毛が開いてしまう!

 この時期は歯ブラシをガジガジ噛んでしまうことも多いですね。いつまでもかみ続けることはありません。今は、いつまで続くのかと悩んでしまうカミカミですが、気がすむのを待ってできるところをササッと仕上げ磨きしていれば、噛むことを卒業する時期が必ずきます。

 自分磨きが始まったら自分磨き用の歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシを分けるのもオススメです。お子さんに1本、もしくは両手あわせて2本の歯ブラシをわたすことで、仕上げ用の歯ブラシが傷むのを防ぎます。

 

次回は3〜5歳さんの歯みがきの疑問にこたえます。

楽しみにしていてください♪

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