①よく噛むとだ液がたくさん出る
「一口30回噛むと健康に良い」と聞いたことはありませんか?よく噛むことは体にどんな影響を及ぼすでしょうか。
「水分の少ないかたいエサを食べたネズミは、水分の多いやわらかいエサを食べたネズミより、だ液を作るだ液腺が大きくなった」という実験があります。
かたい食べ物はだ液がないと飲み込むことができません。かたい食べ物をしっかり噛むことでだ液がたくさん出て、だ液が健康を守るチカラを引き出してくれます。
よく噛むことが良いことだとわかっていても、やわらかい食事をたくさん噛んで食べるのは難しいです。そこで、たくさん噛みやすい工夫をご紹介します。
②食べている途中で飲み物を飲まない
食べ物を飲み込むためには、噛んだ食べ物が湿って塊になり、喉を滑らかに通ることが大切です。
そのためには、だ液の水分や粘りのある成分が必要です。
噛んでいる途中で飲み物を飲んで流し込んでしまうと、十分噛めていないものも流して飲み込んでしまいます。これでは、だ液がしっかり出るチャンスを逃してしまいます。
飲み物は、食事の前後に飲むようにして、食べている途中に飲まないようにすることでしっかりだ液が出て体を守ってくれます。
③大きく切ったものを食べる
小さく刻んだ野菜スープと、大きく切ったごろごろ野菜の味噌汁ではどちらがたくさん噛めるでしょうか?
さらに大きく切った野菜炒めにしたり、大きなお肉をナイフで一口の大きさに切るのではなくそのまま噛みちぎったりすることで噛む回数を自然に増やすことができます。 大きな食べ物を前歯を使って噛みちぎることで、しっかり噛んでだ液を出すことに繋がります。
④水分の少ないものを食べる
同じ食パンでも、焼いたトーストにして水分が少なくなると噛む回数が増えます。カレーライスより炊き込みご飯、煮魚より魚の干物の方がたくさん噛んで食べることになります。
こんな風に水分の少ない食べ物を食事やおやつに取り入れることで噛む回数を自然に増やすことができます。
たくさん噛むことで、だ液のチカラを引き出すだけでなく、お口の機能をしっかり使って発育を促したり、しっかり消化されて栄養を吸収できたり、健康効果が期待できます。
ぜひお家での食事に取り入れてみてください。
次回は[お口も体も元気になるうがい]についてお伝えします。楽しみにしていてください♪
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