食事の時にお子さんはどんな風に座っていますか?
椅子に座っている場合は足がブラブラしていませんか?
椅子に座る場合、足の裏が安定して接地している場合はブラブラしている場合に比べてしっかり噛む力を発揮することができます。
今回は、しっかり噛んで食べるために、食事姿勢をどのように整えたら良いかについてお話しします。
①肘が直角
肘を直角に曲げた位置にテーブルがくるような座面の高さを調整します。
ふかふかしずみこむクッションのような柔らかい素材ではなく、安定する板のような硬めの素材で調整します。
②足の付け根が直角
③膝が直角
④足首が直角
この②〜④が直角になるように足を置ける台を用意します。
この台は、板の他に雑誌や段ボール、牛乳パックを組み合わせるなどお家にあるものを工夫したものでも大丈夫です。台が滑らず安定するように100円ショップなどの滑り止めを利用するのも良いと思います。安定して足を置けるように両足の大きさギリギリよりも、余裕のある大きさがオススメです。
また、成長に合わせて座面や足台の高さを調節できる椅子を用意する場合は、できるだけ簡単に細かく調整できるものを選びましょう。
足の裏で踏ん張ることができると良い姿勢を保ちやすく、お子さんはより食事に集中することができます。
お子さんは日々成長します。身体の成長にあわせて時々この4つの直角が保たれているかチェックして調整することで、良い姿勢づくりをサポートできます。
また、目の前の食事に体がまっすぐ向きあっていることも大切です。
テレビやスマホの画面を見ながらだと姿勢が崩れて、集中力も奪われるのでしっかり噛んで食べることが難しくなります。左右の偏りや、丸のみ、お口を開けてくちゃくちゃ食べにつながるかもしれません。
食事の時は、テレビを消して食事に集中できる環境づくりがオススメです。
また、ご家族が良い姿勢でお口を閉じて食べる姿を見ることができる環境も大切です。
この機会にご家族皆さんの食事姿勢や食事環境を整えて見てください。
横道由記子
岡山大学歯学部を卒業後、岡山市内で父親の歯科医院に勤務しながら二児の母親として読者2000人のメルマガ「歯科医師ママのむし歯予防」を6年間発行。
2013年に「お口の健康を通して人の幸せに貢献する」という理念のもと和気歯科医院の二代目院長となる。
2014年より、歯科医院の枠をこえて、人の幸せに貢献したい想いからリス企画ビジョンを立ち上げ、健康教室やイベントを開催している。
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