保育園へ入園するための活動「保活」は親の人生設計の一つ。「親になった自分たちがどのように過ごしていきたいか」「どのように子育てしていきたいか」-その人生設計によって、保活の動き方が変わります。保活の基礎知識について、岡山市の保育施設の検索ポータルサイト「ほいらく」を運営する大津朱里さんにお伺いする連載の第4回。最終回の今回は、「保育施設の選び方のコツ」についてお話します。
また、状況によっては以下のようなことを優先して選ぶ必要があります。
では、具体的に見ていきましょう。
①施設の場所選びと送迎シミュレーション
毎日送迎が必要となるので、「保育園の場所」は重要になるポイント。自宅、または職場の近くを優先する方が多くみられます。働いている方は、通勤や就業時間も考慮する必要があります。
またいざという時、送迎を頼んだ人も行ける場所かどうかもイメージして選びたいところ。車での送迎の場合、駐車場の有無も忘れずチェックしておきましょう。
②保育時間や延長保育について
朝の登園時間と預かってくれる時間は、移動時間を考慮しながらの確認が必要。特に「朝の登園時の支度がどのくらいかかるのか」は見学で聞いておくことをお勧めします。
土・日曜、祝日勤務がある方はその日も保育が可能か、しっかりポイントとして押さえておきましょう。
③保育方針が合っているか
パンフレットやホームページに書かれている方針だけでなく、見学時に現地でチェックし、「ここなら大丈夫」という気持ちを大切に選んでもらえたらと思います。
④保育料や諸費用について
「3歳から保育料無償化」となっていますが、給食費や諸費用がかかりますので確認しておきましょう。
認可施設の基本保育料金については、ほいらくhttps://hoiraku.jp/fee_okayama-city/でシミュレーションを準備しています。ぜひ試してみてください。
また企業主導型や認可外保育園等は、保育料が認可施設と異なる場合があります。
⑤アレルギー対策・薬の服用について
子どもが0歳で離乳食前や始めたばかりの場合や、既にアレルギーがあったり薬の服用が定期的に必要な方は優先して確認してください。
⑥午睡用の布団など、日々の持ち帰りがどれくらいあるか
自転車や徒歩の場合、布団など多くの荷物を持って帰る必要が頻繁にあるのは、やはり大変ですよね。
兄弟がいると、その荷物は倍になります。
荷物が多いときは、「車が使えるか?」「一緒に送迎できる人を頼めるか?」など、事前に家族会議することをお勧めします。
保育施設を選べても、定員に達して入園できないことがあります。
認可施設を申請する前に、保育利用調整点数を把握しておきましょう!
ほいらくのシミュレーションでは、点数だけでなく申請に必要な書類の一覧がダウンロード可能です。ぜひご活用ください。
また、落ちた時の対処法もしっかり考えておくことが、計画的な育休復帰につながります。
以上6つのポイントから、「あなたの優先順位は何か?」-そこを整理すると保育施設をスムーズに選ぶことができます。
家庭によって重きを置く項目が異なってきます。一人で考え込まず、家族会議やママ友、保育コンシェルジュに相談しましょう。
保活は、親と子どもの人生設計の一つです。ストレスが溜まりにくい計画的な保活をするためには、制度理解や情報収集が大切。あなたの保活が少しでもラクになりますように。
(執筆者)株式会社ほいらく 代表取締役 大津朱里
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