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二人目の妊娠を希望したときどうする?/presented by 三宅医院グループ

「そろそろ二人目を」と考えているけどなかなか妊娠しない、いわゆる「二人目不妊(続発性不妊症)」の人は年々増加しています。

二人目不妊については、「子どもがいるので通院しにくい」「すでに子どもが一人いて多忙な夫に相談しにくい」など、二人目だからこその悩みもあります。

自分より遅く出産したママ友が次の子を妊娠した時の落ち込み、「次の子はまだ?」といった周囲からのプレッシャーもむしろ二人目の方がきついと言われる人もいます。

 

一人目を出産後、月経が再開し避妊せず性交渉をしているのに1年以上妊娠しなければ、二人目不妊の疑いがあります。

「一人目は自然妊娠できたから様子をみていたが数年たっても授からない」
「一人目も不妊治療で時間がかかったから二人目のことが心配で…」
「産後セックスレスになったため自然妊娠が望めない」

などお悩みを抱える方は多くおられますが、二人目不妊はどうして増えているのでしょう?

 

◎二人目不妊はどうして増えている?

一番の原因は、やはり「晩婚化・晩産化」だと言われています。

昔は一人目出産時の平均年齢が20代前半、二、三人目出産時も20代後半~30代前半でした。

しかし近年は、一人目出産平均年齢がついに30代前半となりました。

そこから二人目を希望して妊娠を待つと30代後半~40代となり、女性は妊娠しにくく、流産しやすくなってしまいます。

そのため、「一人目の時はさほど苦労しなかったのに、二人目ができるまでに数年治療を要した」などというケースも増えてきているのです。

次に、夫婦共働きが多い現代の世代では、疲労や夫婦で生活パターンが合わないなどの理由から性交回数が少なくなっています。

他にも出産後に子宮筋腫やポリープ、内膜症などによって子宮内環境が悪化し、妊娠しづらくなることもあります。

もちろん男性側にも加齢に伴ってEDの増加や精子の数・運動率の低下などの傾向があります。

では第二子を希望する場合、どうすれば良いのでしょうか?

 

◎二人目を授かるには

一人目の子にまだ授乳している場合は早めに中止し、月経が再開するのを待ちましょう。

もちろん授乳中でも妊娠する人もいますが、授乳中のホルモンは排卵や着床に対して抑制的に働きますので、妊娠には不利となる可能性があります。

少しでも早く妊娠したいと考えるなら、授乳はほどほどにして妊娠に備えていただきたいと思います。

「もう卒乳もとっくに済んでいるが、産後まだ性交渉をしていない」という方は、月3~4回程度タイミングをとり、6ヶ月以上妊娠しない場合は病院を受診したほうが良いでしょう。

 

産後、性交渉がなかなかできないというご夫婦には「人工授精」という方法があります。

2022年4月から、不妊治療について保険適用が開始されました。

3月まで自費診療だった人工授精や体外受精にも保険が使えるようになったため、「自己負担金が少なくなり金銭的に不妊治療を受けやすくなった」とアンケートなどで70%近くの人が答えています。

ただし、体外受精などについては保険の適用年齢や治療回数など条件があるため、しっかり確認しておきましょう。

 

◎不安がある方は早めの受診を

もちろん、病院を受診する前に「基礎体温を付けてみる」「性交渉の回数を増やす」「睡眠や栄養をしっかりとるよう生活習慣を見直してみる」など、自分なりで妊活をするのが第一歩だと思います。

しかし、特に下記の項目に当てはまる人は、早めの受診をお勧めします。

・第一子を自然妊娠で授かっているが時間がかかった
・第一子を不妊治療で妊娠
・婦人科系の疾患がある
・35歳以上

一人目の時より、二人目や三人目の時の方が年齢を重ねているのは当然です。

そして、治療開始年齢が早いほど妊娠の可能性は高くなります。

それらを踏まえた上でご夫婦のライフステージを考え、検査や治療についても話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

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