最近SNSで『お口ポカンが数ヶ月で治る』という情報を見かけることがあります。
残念ながら、簡単にすぐに治る魔法のような方法があるわけではありません。
お口ポカンは、姿勢・呼吸・舌や唇の使い方、そして鼻の通りや食事の習慣など、いくつもの要素が関わっています。だからこそ、短期間で“完全に治す”ことは難しいのです。
けれど、毎日の遊びや姿勢づくり、食事で唇や舌、歯、顎を動かして噛む経験を積み重ねることで、少しずつ改善できます。
これは、歯科医師として診療での親子さんとの関わりや、私自身の子育てを通して実感していることでもあります。
“数ヶ月で治る”にとらわれず、コツコツと日々少しずつ積み重ねていきましょう。
その積み重ねが、子どもの成長にとって一番の近道です。

お口ポカンは単なる「クセ」ではなく、いくつかの要因が重なって起こります。
こうした要素が積み重なることで、無意識に口が開いたままの状態が続いてしまいます。

口を開けたままの状態が続くと、
といったリスクが指摘されています。だからこそ、乳幼児期から気づいてあげることが大切です。

魔法のように簡単に治る方法はありませんが、日常の積み重ねで少しずつ改善していくことができます。
①姿勢を整える
床遊びや身体を動かすことで体幹を育てましょう。
動画を視聴する時間が多くなると姿勢に影響を与えます。
(日本小児科学会やWHOは「2歳未満のスクリーン視聴は推奨しない」「2歳以上でも1日1時間未満が望ましい」と注意喚起しています)
②鼻呼吸を習慣に
鼻づまりが気になるときは耳鼻科受診も検討してください。
③遊びながら口の筋肉を育てる
歌を歌う、真似っこ遊び(唇を震わせて「ぶー」、べろべろばあ、いないいないばあ) 風車や笛、風船遊び、シャボン玉遊びは、唇を閉じる力や呼吸のコントロールに役立ちます。
④食事で「よく噛む」経験を
歯の本数やお口の発達に合わせて、唇で食べ物を取り込むこと、前歯でかじり取ること、奥歯でよく噛むことを経験していきましょう。
⑤家族で意識する
子どもは大人の真似をします。
ご家族が良い姿勢で口を閉じ、鼻呼吸を意識することで「お口は閉じるんだよ」とやさしくお手本を見せてあげましょう。
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今回は、乳幼児のお口ポカンについてお伝えしました。
魔法のような方法はありませんが、日々の遊びや生活習慣を整えることで良い方向に向かっていきます。
焦らず、楽しみながらコツコツと取り組むことが、お子さんの成長にとって一番の近道です。
気になる方はぜひかかりつけ歯科にもご相談ください。
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横道由記子
子どもの頃にむし歯だけでなく、歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から、予防歯科という言葉にひかれ、地元岡山大学の歯学部で学び、平成25年に和気歯科医院院長となる。
むし歯の予防だけでなく、噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療とあわせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み、学んだことをいかして、医院では小児歯科・小児矯正歯科を担当している。
地域の保育園、幼稚園、公民館など子育て支援事業や企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。
授乳、抱っこ、離乳食、むし歯予防、歯並びのことなど歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。
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