赤ちゃんの発達には、“遊び”と“スキンシップ”がとても大切です。
離乳食が始まる前から、お口や身体は毎日の関わりの中でぐんぐん発達します。
今回は、歯科の視点から「なぜ遊びが大切なの?」「どう発達につながるの?」 を分かりやすくお伝えします。
赤ちゃんが指や足をお口に運んで“ちゅぱちゅぱ”している姿。
実はこれは、
「自分の身体を知る練習」
「お口と身体を自分の意思で動かすための準備」なのです。
指や手足をなめることで、
これらの力が育っていきます。
これは後の離乳食の食べ方、そして発音やお口の機能の土台になります。
0〜1歳の間は、以上のような発達過程における生理的な行為なので見守ります。

1〜2歳は見守ることが基本ですが、長時間続く場合は対応します。
声やおしゃべりでコミュニケーションをとることや、手指を使った遊びや身体を動かす外遊びが増え、頻度が減っていきます。
この時期に動画やメディアの視聴が増えると卒業が難しくなるので、お顔や身体を使ってしっかり遊ぶことが大切です。
おもちゃを口に運ぶ“なめなめ期”。
「なんでも口に入れちゃう!」と心配になる時期ですが、これは世界を知るための大切な学習 です。
お口の中は赤ちゃんにとって“1番敏感なセンサー”。
だからこそ、
これら全てが、遊びながら統合されていきます。
日々の遊びの中で、手で持つ→口に運ぶまでの協調運動が育ち、この経験が 食べる機能・姿勢・手先の発達 にもつながります。
ママ・パパの歌声は、赤ちゃんにとって世界で一番安心する音です。
声を届けることは、ただの“音の刺激”ではなく
など、たくさんの学びとなります。
これらが自然と“対話”になり、双方向のコミュニケーションの基礎、ひいては言語発達の土台となります。

さらに、ゆっくりとした子守唄は、赤ちゃんの自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスを整える働きがあります。
赤ちゃんは速いリズムより、大人の心拍に近いゆっくりしたテンポの音を聞くと安心し、身体をリラックスモードに切り替える「副交感神経」が働きやすくなります。
その結果、
こうした身体の落ち着きが生まれ、
“落ち着いて食べられる”“スムーズに眠れる”といった生活リズムの安定につながります。
つまり、子守唄は「ただの音楽」ではなく、赤ちゃんの心と体を整える“発達のサポートツール” なんです。
赤ちゃんは、ママ・パパの表情や動きをまねる天才。
「いないいないばあ」
「唇を鳴らす」
「べーっと舌を出す」
「舌を左右にふる」
「舌を鳴らす」
「頬をふくらましてあっぷっぷ」
「にらめっこ」
「口笛を鳴らす」
「手遊び歌」
「くすぐりあい」

こうした遊びは、身体・顔・お口の運動機能をバランスよく育てる最高の遊び です。
特にお口の動きのまねっこは、
→ 呼吸と姿勢・食べる・飲み込む・話す の基礎になる力が育ちます。
だからこそ、普段の生活で“たくさんのお手本を見せながら、一緒に楽しむこと”がとても大切です。
今回は、遊びとスキンシップがお口の機能を育てることについてお話ししました。
赤ちゃんは、遊びを通して身体の感覚・お口の動き・呼吸・姿勢・コミュニケーションすべてを育てています。
特別なことは不要で、歌う・触れる・まねっこする・一緒に笑う
こんな生活を繰り返す中で、お口の機能の土台はしっかり育ちます。
歯科医師として、そして母として、赤ちゃんと過ごす日常の何気ない関わりこそが、未来のお口の健康をつくる“宝物の時間”だと感じています。
また次回のコラムでは、お口育てに役立つ知識をお届けします。
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横道由記子
子どもの頃にむし歯だけでなく、歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から、予防歯科という言葉にひかれ、地元岡山大学の歯学部で学び、平成25年に和気歯科医院院長となる。
むし歯の予防だけでなく、噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療とあわせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み、学んだことをいかして、医院では小児歯科・小児矯正歯科を担当している。
地域の保育園、幼稚園、公民館など子育て支援事業や企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。
授乳、抱っこ、離乳食、むし歯予防、歯並びのことなど歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。
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