「早く食べちゃいなさい!」
忙しい朝や夕食時、ついお子さんに言ってしまっていませんか?
今回歯科医師としてお伝えしたいのは、「よく噛むこと」は、将来のむし歯予防してくれるということです。
お口の機能を育てる「口育(こういく)」の第一歩。そのメカニズムを一緒に見ていきましょう。
歯科医学の世界には、ステファンカーブという「食べ物を食べた後、お口の中が『歯が溶ける酸性』になり、そこから『唾液の力で元の健康な状態』に戻るまでの時間経過を表したグラフ」があります。
これに基づいた興味深い比較をご紹介します。
同じ糖分でも、液体で摂るのと固形で摂るのでは、お口へのダメージが全く違います。

しっかり噛むことで分泌される唾液は、いわば「お口専用の万能な修復液」です。
唾液には、私たちの想像を超える3つの強力なパワーが備わっています。
噛まずに飲み込めるゼリー飲料や柔らかいお菓子は、この「最強のガードマン」を呼び出す暇を与えてくれません。

現代の食事は柔らかく、噛む回数が昔に比べて激減していると言われています。
大切なのは「硬いものを無理に噛む」ことではなく、「お口を正しく使って食べる」ことです。

お家での工夫は素晴らしい取り組みですが、お子さんのお口の状態は千差万別です。
「噛み合わせのバランス」や「舌の癖」があると、せっかく噛んでいても効率が悪かったり、逆に特定の歯に負担がかかったりすることも。
ぜひ、かかりつけの歯科医院で定期的なメンテナンスを受けてください。
私たちが診るのは、むし歯の有無だけではありません。
「お口が正しく育っているか」「咀嚼する・飲み込む・話す・呼吸」といったお口の機能発達をチェックしています。
このお口の機能発達は、お子さんへの一生ものの健康のプレゼントになります。

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横道由記子
子どもの頃にむし歯だけでなく、歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から、予防歯科という言葉にひかれ、地元岡山大学の歯学部で学び、平成25年に和気歯科医院院長となる。
むし歯の予防だけでなく、噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療とあわせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み、学んだことをいかして、医院では小児歯科・小児矯正歯科を担当している。
地域の保育園、幼稚園、公民館など子育て支援事業や企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。
授乳、抱っこ、離乳食、むし歯予防、歯並びのことなど歯医者さんに聞いてみたいことを公式LINEから無料で相談できます。
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