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[歯科医師ママの健康教室] ウイルスに負けない!「お鼻のエアコン」(3〜8歳)

一年で一番寒さが厳しいこの季節。

インフルエンザや風邪の流行が気になりますね。

感染症対策として「手洗い・うがい」はすっかり定着しましたが、歯科医師として、母としてもう一つ強調したい大切なポイントがあります。

それは、お子さんの「お鼻のエアコン」が使えているか?ということです。

 

【鼻は天然の高性能エアコン】

お子さんの口は、テレビを見ている時やゲームに夢中になっている時、ポカンと開いていませんか?

本来、人間にとって呼吸は鼻でするものです。

鼻は単なる空気の通り道ではなく、以下の機能を持つ「天然の超高性能エアコン」なのです。

①加湿・加温機能
冷たく乾燥した外気を、一瞬で体温近くまで温め、湿度を与えて肺に届けます。

②空気清浄機能
鼻毛や粘膜がフィルターとなり、ウイルスやホコリ、花粉の侵入をブロックします。

一方、口呼吸は「フィルターのない換気扇」のようなものです。

冷たく乾いた空気が直接喉を直撃し、免疫の最前線である「扁桃リンパ組織」をいため、風邪やインフルエンザにかかりやすい状態を作ってしまいます

 

【マスクの下の「隠れ口呼吸」に注意】

冬場はマスクをする機会も増えますが、マスクの下で息苦しさから口呼吸になっているお子さんも少なくありません。

また、「鼻づまり」も口呼吸の大きな原因です。アレルギー性鼻炎や風邪で鼻が詰まると、どうしても口で呼吸せざるを得ません。

さらに、冬の寒さで背中を丸めた「猫背」の姿勢も要注意です。

猫背は胸を圧迫し、呼吸を浅くするため、楽に息を吸おうとして口呼吸を誘発してしまうのです。

 

【今日からできる!鼻呼吸育成作戦】

「口を閉じなさい!」と注意するだけでは、なかなか治らないのが口呼吸です。

楽しみながら自然に鼻呼吸を促すトレーニングを取り入れてみましょう。

  • 遊びで口輪筋トレーニング: お家の中で「シャボン玉」や「風船」、「吹き戻し(ピロピロ)」を使って遊んでみましょう。口をすぼめて強く息を吐く動作は、口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛え、自然と口を閉じる力を育てます。

 

  • 親子で「あいうべ体操」: お口を大きく動かす「あいうべ体操」も効果的です。「あー・いー・うー・べー(舌を出す)」と大きく動かすことで、舌や口周りの筋肉が鍛えられ、鼻呼吸への移行を助けます。お風呂に入った時などに、親子で変顔対決をするつもりで楽しんでみてください。

 

  • お部屋の加湿: 部屋が乾燥していると鼻が詰まりやすくなります。加湿器などで適切な湿度を保ち、鼻呼吸しやすい環境を整えてあげましょう。

鼻詰まりが長期間続くと、口呼吸が習慣化して治りにくくなることもあります。

長い鼻詰まりが続くときは耳鼻科を受診することも大切です。

 

口呼吸の改善は、風邪予防だけでなく、歯並びや集中力の向上にもつながる一生モノの健康習慣です。

まだまだ寒い日が続きますが、お鼻のエアコンをしっかり使って、親子で元気に冬を乗り切りましょう。

 

横道由記子

子どもの頃にむし歯だけでなく、歯並びに悩んで矯正治療を受けた経験から、予防歯科という言葉にひかれ、地元岡山大学の歯学部で学び、平成25年に和気歯科医院院長となる。

むし歯の予防だけでなく、噛み合わせにおいても、原因を見つけ治療とあわせて予防していく考え方を学び、我が子の子育てで悩み、学んだことをいかして、医院では小児歯科・小児矯正歯科を担当している。

地域の保育園、幼稚園、公民館など子育て支援事業や企業主催の健康教室などで健康なお口と心身を育むサポートを積極的に行っている。

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