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中高生の成長を見据えた小学生との関わり方 子どもに何を伝えるか ~言うこと、言わないことを考えてみよう~①

みなさんは日常生活の中でお子さんに声をかける際に何を基準にして、話していますか?

この一文を読んで、ハッとした方は今、感性がいい位置ですね。なんのことを言っているの?と疑問を抱いた方もチャンスです!
これからドンドン成長できるタイミングです。さぁ、ここで次の文を読み始める前に、昨日子どもに言ったであろうことを思い出してみてください。


その子どもに言った一言の理由が説明できますか?
それは何のための言葉でしたか?こう聞くと大体皆さん答えてくれますが、次の質問をすると答えが出てくるのに少し時間がかかるようです。
その質問は「その質問はいったい誰のためでしたか?」ということです。
いかがですか?それは子どものために決まっているでしょ!とすんなり答えが出た方は、一旦これを読むのをやめてブレイクタイムを取ってください。

 

 

さて、本題です。一体子どもに対し何を伝えると良いのか!それは本人が社会に出た時に自立するために必要となることです。(ここで言う自立とは、一人でなんでも完璧に物事をこなす事ではありません。自分の得意不得意を知り、不得意な所はまわりに得意な人に助けて欲しいとお願いできる様になる事を意味します。)

 

子どもは天からの授かりものではなく、預かりものです。
次の世代にいのちを繋ぐまでの間、一時的に保護者としてお預かりをしているだけ。預かっている大切な存在なのに、大人側が自分たちの好きなようにしてしまってはいけませんね。
では、親の役割とは何なのか。それは子ども本人の個性を伸ばしつつ、社会に出るまでに自立できる様に存在を見守り育むことです。しかし近年この本人の個性を伸ばすという点を、残念ながら勘違いしている大人もたくさんいます。

 


例えば、公共の場で子どもが必要以上の大きな声で話していたり、ゲームの音や動画などを周りの人に聞こえるくらいの音量で楽しんでいたりしたとします。
これに対して、周りの大人が注意すると子どもがやっていることでしょ!これがうちの子の個性だから口出ししないで!!という人がいたとします。
親御さん自身がそういう考え方で生きていくのは構いません。どんな思考であれ、本人の自由ですから。ただその思考に子どもを巻き込んではいけません。
そしてこの行動は個性と認めているとは言いません。単に社会での過ごし方を子どもに共有せず、子どものわがままを容認しているだけです。
親御さんのいう通り、子どものすることですから仕方のない部分もあるでしょう。

 


ただ、ここではこういう風に過ごすとみんなが心地よく過ごせるねとその場にあった状況を子どもにもわかる言葉で説明することが躾のひとつであり、それが親の役割です。なぜなら、家族は子どもが最初に触れる小さな社会だからです。もちろん、親も人間ですから間違えた対応をしてしまうこともあるでしょう。全て日常を完璧にと言っているのではありません。

親も間違えたら素直に謝ればいいのです。

 

最後に、子どもに対して何を言わないかについてお話しして終わろうと思います。

子どもに対して言わなくてもいいことは

 

・明日の時間割はしたの?

・筆箱の鉛筆は削ってあるの?

 

など、少々出来ていなくても構わないことです。こんなこと言ったら批判が殺到しそうですが、この意図としては、用意をしていなかったことで自分が困る。その時に自分でどう責任を取るか。この経験を親御さんの側にいる間に積んで置いて欲しいのです。

子どもの人生は親の時間軸と共に進みますが、子どもの人生は子どもの物です。親自身が苦労したこと、叶えられなかった夢などを子どもの人生軸で解決、消化しようとしてはいけません。やりたい事は自分自身の人生で解決しましょう。そして、自分の現在地を見つめ直してみてください。子どもが自立できるようになるための補助係として、これから子どもに何を伝え、何を伝えないか、再度確認してみましょう。

 

山本 真結子
能力開発塾 自学道場 初等部指導部長

2015年から小学1年生~高校3年生までが同じ空間で学ぶ学習塾で、11年間講師として子ども達の成長に携わる。
二児の母(長男:アスペルガー、次男:ADHD)
自身の子育て経験と、塾生たちの成長を見守る中で子どもの成長に大切だと感じたことを1年間通してお伝えしていきます。

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