Home>育てる

[ 育てる ]

ウチの子も読書好きに!
「ひと夏で読書好きな子にする方法!」~つづきの絵本屋 編~

活字離れが進む現代において、PCやタブレットなどの使用頻度は高くなる一方、読書をする機会が少なくなっている子どもが増えています。
本は子どもたちの知的好奇心をくすぐり、語彙力UPにも繋がります。
子どもをこの夏「読書好きにする方法」を、日ごろから本に携わるお仕事をされている専門家の方に教えていただきます。
今回は、絵本の魅力を「つづきの絵本屋」店主の都築 照代さんに伺いました。

◆◇+◆◇+◆◇+◆◇+◆◇+◆◇+◆◇+◆◇+◆◇+◆◇+◆◇

子どもが本好きになるには?

1冊でもいいので、好きで好きでたまらない自分にピッタリな本と出合うことが大切です。そのためには、周りの大人が楽しそうに本を読んでいる姿をぜひ!子どもたちに見せてほしい。大人があんなに夢中になる本というものは、絶対面白いに違いないと思ってくれたらこっちのもの。本のある環境、子どもたち自らが、気軽に本を手に取れる場所が生活のどこかにあることも重要です。

絵本の面白さとは?

絵本はページ数が決まっているので、そぎ落とされた短い文章と絵で表現されています。すべてを文章に書き起こしていないため余白があり、さまざまな受け取り方ができます。同じ絵本でも、子どもは自分の年齢に応じ、その段階で理解をします。絵を自由に読み取ることができるのも、子どもの特徴です。  
また、人生経験を重ねた大人が読むと、簡単のお話であっても、深く感じることがあると思います。この自由さが絵本の魅力であり、面白さだと思います。

絵本を親子で読むことのすばらしさとは?

絵本の読み聞かせをして親子で物語を共有すると、日常生活において絵本そのままの場面に出合ったとき、同じ言葉や思いが溢れ出ます。子どもにとって、それは読んでもらった人の声だったり、ぬくもりだったり。時には、親がどんな服を着て読んでくれたのかを覚えていることすらあります。
このように、子育てに絵本が加わると親子に豊かな時間をもたらしてくれます。

この夏、親子で読みたいおススメ絵本を教えてください

『むしさん なんのぎょうれつ?』(オームラトモコ/作、ポプラ社)昨年6月に出版された「ぎょうれつシリーズ」第4弾。
虫たちが、1番から50番まで並んでいます。その行列の先には、どんないいものがあるのでしょう。それは…?
夏にピッタリ!縦開きも新鮮です。親子で一緒に虫の名前を言いながら楽しめる絵本です。

『おえかきしりとり』(新井洋行・鈴木のりたけ・高畠那生・よしながこうたく/作、講談社)現在、乗りに乗っている1970年代生まれの絵本作家4人の合作です。
何とも画期的で贅沢な絵本です。一人ずつ順番に描いているので、これは誰の絵なのだろうと気になります。また、「その絵が何なのか?」が当たらないと次へ進めません。引っ掛け問題もあり、あれこれ考えながら読むので頭の体操にもなります。日本語の豊かさや言葉遊びも楽しめます。

>一覧に戻る

ログインして「コメントを書く」

Access Ranking

Present

プレゼント