日常の食事でついつい不足しがちな野菜。
野菜ジュースや、ランチにサラダを足しただけで満足していませんか？
健康志向が高まる中、おいしさと十分な栄養にこだわりたい方におすすめしたいのが、「岡山農業高校レストラン」（岡山市）です。
ここでは、岡山県内の農業高校生が作った、安心・安全かつ旬の食材をメインにした料理が味わえます。
そこで、LaLa編集部が、店長の西田尚平さんに店の魅力や人気メニューなどを聞きました。

★始動！農業高校レストラン

農業高校レストランの1号店は、実は兵庫県にあります。「母校である農業高校の食材を使って料理を提供する取り組みを全国に広めたい」というオーナーの思いから、神戸店が2013年に、そして岡山店は2019年9月にオープンしました。
近畿地方から中国地方への初出店ということで、岡山県内に8つある農業高校に1校ずつ電話し、この取り組みについて説明。最初は少なかった仕入れ校ですが、今では授業で紹介されるなど先生方の理解も得られ、すべての学校から食材を買い付けています。＜写真挿入＞

★なんといっても”旬”が魅力！

店の魅力は、なんといっても農業高校生が作った食材です。野菜、果物、米、畜産について毎日学ぶ生徒たちが丹精込めて育てた食材を、新鮮にいただけるのは「農業高校レストラン」ならでは！旬の味や季節感も楽しめるので、行くたびに新しい発見があります。また、“推し高校”の卵を選べるサービスも！お気に入りの農業高校を見つけるも良し、地元の農業高校を推すも良し、食べ比べてみるのも良し。なお、メニューはその日に仕入れた食材によって変わるので、来店前にTwitterでチェックしてみてくださいね。

▲ランチメニュー

▲人気ランチメニューの「日替わり小鉢御膳」。8種950円、10種1,050円、12種1,250円（いずれも税別）。写真は8種。

料理にはスタッフ手書きのポップが添えられて、作り手の高校生たちが思い浮かぶようで、よりいっそうおいしく感じられます。誰が、どこで、どのように作ったか、正直で明確なところも農業高校レストランの魅力であり、安心して食事が楽しめる場所の一つです。

店内は個室（5部屋）なので、子連れの方も他のお客さんを気にせずゆっくりと過ごすことができます。部屋ごとに割り振られた学科名も要チェックです！

★農業高校レストランが目指す未来

農業高校レストランは、「全国に1店舗ずつ出店」することを目標としています。スタッフ皆さんの農業高校生を応援したいという気持ちが全国に広がり、生徒たちのやる気にもつながるこの取り組みは、日本の将来を支えてくれる第一次産業の担い手を増やす手助けにもなるのではないでしょうか。

【編集後記】

昨年のオープンから気になる存在だった農業高校レストランに、今回思い切って取材を申し込みました。きっかけはTwitterでの「助けてください　もう後がありません」≪農業高校レストランのアカウント参照≫という悲痛な叫び…。コロナ禍で、1周年とともにピンチを迎えた農業高校レストランでしたが、4万件を超えるリツイートが反響を呼び、結果的に9月1～5日の売り上げが4月の総売り上げを超えたそうです。オーナーさんやスタッフさんが農業高校生を応援したい気持ちがお客さんにちゃんと伝わっている証拠だと思います。また、店では感染症対策が徹底されており、子ども連れにも安心感があります。食物を育てた人、料理を提供してくれる人、応援する人、みんなの思いが詰まった安心安全な「農業高校レストラン」に、ぜひ行ってみてくださいね。（LaLa編集部・F）

■居酒屋岡山農業高校レストラン

住所：岡山県岡山市北区平和町４－３八千代ビル3F

TEL：086-233-7008

【営業時間】

月～土、祝日、祝前日: 11:00～14:00 （料理L.O. 13:30 ドリンクL.O. 13:30）

17:00～23:00 （料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:00）

日: 11:00～14:00 （料理L.O. 13:30 ドリンクL.O. 13:30）

17:00〜22:00(料理L.O.21:00、ドリンクL.O.21:00)

定休日 ：不定休

≪HP≫