晴れの日が多く、温暖で災害が少ないと言われている岡山県。
そんな岡山県も近年では、台風や、豪雨、地震などの自然災害で多大な被害を被りました。
いつ起こるかわからない自然災害に備えるため、普段から防災対策をする必要があります。
防災アプリ≪まちケアコモンズ≫で自分の住んでいる地域のことを知り、自分と大切な人の命を守りましょう。
防災士の資格を持つLaLa編集部Bがスマホアプリ≪まちケアコモンズ≫についてお伝えします!
「まちケア・コモンズ」は、日常の生活の中に当たり前に防災がある暮らし「備えながら暮らす」アプリです。
地域の災害リスク情報、防災施設情報と、公共施設や医療・介護 施設、健康と安心安全な暮らしのための商品・サービス提供企業・ 店舗等の地域社会資源情報を活用した次のメニューを提供します。
リスク確認で備える「マイマップ」 避難に必要な物資を備える「マイローリングストック」 もしもの行動計画で備える「マイタイムライン」 (アプリ内抜粋)
この様々な機能や、開発の目的、ワークショップなどについて、全5回にわけて紹介します。
今回は、講師に山中弓子先生をお招きし、オンラインでローリングストックについてなど、お話しをうかがいました!
普段から少し多めに食材、加工品、生活用品を買っておき、使った ら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の分を家 に備蓄しておく方法のことです。あると便利なものリストから項目 を追加したり、オリジナルの項目を追加することで自分だけのマイ ローリングストックを作成できます。(アプリ内抜粋)
山=山中先生
参=参加者(1~4)
山:ローリングストックという言葉を聞いたことがありますか?
参1:ありません。初めて聞きました!
(知っていたのは参加者の中で1人!!!)
山:ローリング(循環)ストック(蓄え)。
災害時を見据えて普段から備蓄することを言います。
今までは5年保存のカンパンなどがありましたが、今は日常の中に食料備蓄を取り入れるという考えがあります。レトルト食品やカップ麺。基本は3日分。
備えだけでなく、パスタなどの乾麺は「水で戻す」ということを知っておくと、日常では調理の時短に繋がり、また緊急時にはカセットコンロのガスの節約につながります。
水は在宅避難の場合、2リットルのペットボトルでOKですが、避難持ち出し袋の場合は500mlのものにする。
パックのご飯は湯せんができるので重宝します。
山:また、備蓄品の置き場も工夫が必要。
期限ごとにわける、シールで色分けして自分でルールを作り、無駄なく消費しながら新しいストックもしていく。
一人用のお鍋のもとや、お弁当用のソースなどは、味に変化をつけることができ長期の避難時の役に立ちます。
季節に沿ったローリングストックをするのも重要で、寒いときは味の濃いもの、あったかいもの。暑いときは、さっぱりしたもの。
冬場の停電時は、冷凍のものより、冷蔵のものから食べるという工夫も、うまく食料を消費するコツです。
さらに、生野菜を食べる機会が減るので、便秘など体調が悪化することもあります。
食物繊維(乾燥わかめ、野菜ジュース、乾燥野菜など)をストック品に入れておくのも、栄養面では大切です。
タンパク質(大豆製品、うずら、魚肉ソーセージなど)乳製品(常温牛乳、豆乳など)、ビタミン(野菜ジュース、果物ジュース)、ふそくしがちな栄養に目を向けて準備してみても良いでしょう。
甘いものは気持ちを落ち着ける助けにもなるので、一見不要に思える、おやつや、飲み物に味をつけるためのお茶の粉や紅茶などがあると安心できるかもしれません。
普段、子どもが食べ慣れているものをいれておくと、なるべく日常に近づけることができるので、避難時にも気が紛れたり、落ち着いたりできるのではないでしょうか。
ふたつきのケースに収納しておくと、水害時にも持ち運びが便利なので2階への避難を楽にしてくれます。
こういったことをふまえて、ぜひ、「まちケアコモンズ」アプリの機能を利用してみてくださいね!!
1.家族構成の設定
家族の備蓄物資数量を計算するために、ご家族の人数を設定してく ださい。 6歳以下は半量で計算しています。 家族構成に変更があった場合は、右上の設定マークをタッチして人
数を変更してください。
備蓄物資数量が再計算されます。
2. 備蓄食・備蓄品リスト
家族構成をもとに計算した標準的な備蓄食リストが表示されます。
備蓄する項目をチェックしてください。
項目名をクリックするとメモを入力できます。 項目を選択して「編集する」をタッチすると、選択した項目を削除 できます。 「追加する」をタッチするとオリジナル項目を追加できます。
オリジナル項目は備蓄数量の自動計算対象外です。
次回は、参加者のみなさんに実際にアプリをダウンロードしていただきます!
お楽しみに♪