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一人で悩まないで!まずは相談!女性と母子のためのDVシェルター/認定NPO法人オリーブの家

「DV(ドメスティックバイオレンス)」や「虐待」と聞いてどんなイメージをされますか?
暴力を振るわれるという印象の方も多いかと思いますが、「精神的暴力」や「性的暴力」、子どもの前で家族に暴力を振るう「面前DV」など、DVには身体的な被害だけでなく多くの種類があります。
またコロナ禍以降、全国的にDV被害の相談は増えているとも言われています。
今後、社会の変化に伴いさらなる増加も懸念される中、津山市のDV被害者を支援する認定NPO法人「オリーブの家」の山本康世理事長に活動内容について伺いました。

 

●活動内容について教えてください。

DV虐待の相談・心のカウンセリング、保護シェルター運営、DV予防・コミュニケーションセミナー、居住支援、学習支援を行っています。
オリーブの家の保護シェルターは、女性お一人でも親子一緒にでも入れます。さらに長期滞在も可能。自立の目処が立つまでシェルター内で丁寧に支援しています。
当法人での保護が難しい場合でも他団体や行政機関を紹介。決して見放しません。
ひとり親家庭のアウトリーチ支援も行っており、お困りの家庭に食料や生活用品を支給。また子どもへの学習支援も行っています。
2021年度に保護させていただいた方は計98人(同伴児童含む)、相談件数は354件でした。

 

●シェルター内での生活は?

保護期間は約1ヶ月半の方が多いですが、離婚される場合3ヶ月以上滞在されることもあります。
自立を目的としていますので、身の回りのことはご自身でしていただき、できるだけ普通に生活してもらっています。
必要な方には食料や生活用品を提供しているほか、行政や警察などへの同行支援、同伴児童の学習支援、心のケアなども受けることができます。
買い物に出かけたり散歩に制限はありません。
シェルターと聞くと堅苦しいイメージがあると思いますが、オリーブの家のシェルターは人権を尊重しているためゆるーいルールにしています。
もちろん個人情報や守秘義務については利用者にも厳しく守っていただきます。

 

●シェルター内の環境は?

シェルターはシェアハウス型とアパートメント型があります。
どちらのシェルターもとてもきれいで快適に過ごせる空間となっております。

※利用者のプライバシーに配慮し、可能な範囲で取材させていただきました。

リビングダイニング

奥にはキッチンもあり、食料も備えられています

洗濯機や乾燥機も

奥のお風呂はとてもきれいでした

 

●どのような相談が多いのでしょうか?

例えば、

・暴言を日常的に吐かれ段々しんどくなってきたのでどうすればいいでしょうか?
・人格を否定され続けて自信が持てず、自立したいのに家から出る方法がわからない。
・機嫌が悪くなると物を投げたり当たったり、子どもの前で激しい言い合いをしてしまう。

など精神的や経済的なDVの相談が多いです。「これってDVなんでしょうか?」というお問い合わせも増えてきています。
直接のご相談のほか、行政や警察、他団体からの相談やご依頼も。ご相談は全国から寄せられます。
まずは丁寧にヒアリングしてその方の希望を聞き、知識を提供したり、保護が必要な場合は受け入れます。

 

●今後の展開は?

これまでの経験からDVや虐待被害、ひとり親家庭の問題を解決する専門団体になるため、データ集積や研究も行っていきます。
被害・再被害防止予防のためのマニュアル作りや、個別のプログラム作りも始めました。
DV・虐待は人権問題です。誰一人虐げられることのない世界を目指します。

 

 

↓オリーブの家のHPはこちら↓
https://olivehouse1225.wordpress.com/

↓相談窓口はこちら↓
電話&メール相談(返信日時/毎日10:00~17:00)
電話相談:0868-28-4772
メール相談:olivehouse1225@gmail.com

LINE相談(返信日時/日、水、金曜10:00~17:00)
LINE相談は10代~30代の男女の方が対象。
「もしかしてDV・虐待・パワハラ・モラハラ・いじめなどを受けているかも」と少しでも思ったら気軽に聞いてみませんか?

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