こんにちは!夫婦修復カウンセラーの髙田みすみです。
「家族の明るい未来に向けた夫婦のパートナーシップ」のヒントを発信する本連載。
4回目の今回からは、ご主人と生涯の最強パートナーシップになれる具体的な方法についてお話ししていきます。
前回は、子育てがスタートするとママはどうしても子ども中心の生活になりがちで、一方パパはそんなママに対して寂しさを抱えているという事をお伝えしました。
そうすると、その不満・ストレスが夫婦不和に繋がりやすく、結果良いパートナーシップを築けない可能性があるというお話をしました。
では「具体的にどうしたらいいか?」ということなのですが、まず第一に「ご主人中心」に意識を置くということが大切です。
「え~~!そんな、子育てで精一杯の毎日なのに、このうえ大人である夫のことまで気にかけないといけないの?」
という声が聞こえてきそうですね。
そりゃそうです。もう本当に、子育てって大変!
でもね、小さな積み重ねが貴女の未来を作り上げて行くと思ったらいかがですか?
ちょっとの努力で貴女とご主人が強力なパートナーとなり、辛いことも半分、楽しいことは2倍にも3倍にも感じられるようになったら…。
しかも、その努力はずっと先の未来の為ではなく、今の貴女の子育てにも随分変化が訪れるとしたら。
ご主人を大切にすることで貴女もご主人と話がしやすくなり、良い関係性ができていることで貴女の子育て中のイライラや不満、しんどさや苦しさを聞き入れてもらいやすくなるのです。
「そういうことなら、ちょっとやってみよっかな?」って思ってもらえると嬉しいです。
まず、前回でも少し触れたご主人の自己有能感・自己重要感が関わってきます。
自己有能感とは、「自分はすごいんだ!」と能力のある人物として認められているという気持ちのこと。
そして自己重要感とは、「自分って頼りにされている!」と必要とされている人物だと認められているという気持ちのことです。
一般的に男性は、この二つの気持ちに満足できると心が満たされる傾向にあります。
具体的には貴女がご主人を大切に扱っているかということに注目します。
①上手に頼り、感謝の気持ちを伝えているか
②家族に関する事を貴女が勝手に決めてしまい事後報告になっていないか
③相談した件に関して報告できているか
④貴女のきらりと光る心遣いが伝わっているかどうか
①上手に頼り感謝の気持ちを伝えているか
貴女は夫に何かを頼むとき、どんな頼み方をしているでしょう。
「あなた!これやっておいて!」
「今手が離せないから〇〇ちゃんのオムツ替えておいて!!」
って命令していませんか?
こんな時、ちょっと言い方を変えてみると良いです。
「あなた!これやっておいてくれると嬉しいんだけど」
「今ちょっと手が離せない状態なんだけど、○○ちゃんのオムツ替えれそう?!」
ちょっとした言い方です。気持ちは急いでいるし、イライラしてしまうかもしれませんが、少しだけ言い方を変えてみましょう。
貴女もそうですよね。「やっておいて!」って言われると、なんか面倒になりませんか?
ご主人が「今できるかどうか」を選択できるように依頼すると良いでしょう。
一方的な押し付けは「NO」と言えない苦痛を感じてしまいます。
そして肝心なのはその後。
「子育ては一緒にするものだから当たり前」と思っていてはなかなか上手くいきません。
「わぁ~助かった~~!ありがとう!」という言葉を忘れずに。
そうすると、貴女が「大切にご主人と接しようとしている気持ち」が伝わっていくのです。
②家族に関することを勝手に決めて事後報告になっていないか
こちらはですね、最初は「夫の考えを聞いていても時間がもったいない!」とか、そんなちょっとした時短を目指したことから始まるのだと思うのですよ。
でも段々とそれが積み重なり、夫に相談する回数が減ってくると「家庭を回しているのは自分だ!」という思いが出てくる可能性があるのです。
例えば子どもの習い事。ママ友から「子どもの水泳って体力づくりに良いらしい!今度体験行ってみない?」と誘われたとしましょう。
「夫は今日帰り遅いし、まあまた報告すればいいかぁ」と思ってしまうわけです。
でももしそれを放置しておいて、「〇〇ちゃん(お子さまの名前)が水泳習うことにしたから」って事後報告されたらどうでしょう?良い気はしませんよね。
家族に関する事であれば、ご主人に少し状況をお伝えしておくと良いですね。今はLINEなど便利なアイテムもあることですし。
「今日ね、ママ友から誘われたからちょっと○〇ちゃんの水泳体験行ってくるね。また報告するね~♪」-これだけでも十分!
③相談した件に関して報告できているか
こちらは、②の延長線にある報告です。
貴女も友だちから何か相談されていたら、その後どうなったかって気になりますよね。
わざわざご主人から「あの件、結局どうなったの?」と聞かれる前に報告できると良いです。
そうするとご主人も安心感が湧いてきます。
④貴女のきらりと光る心遣いが伝わっているかどうか
最後のこの項目!これは非常に大切!
例えばお風呂の順番、「いつもの事だから」とさっさと貴女とお子さんが先にお風呂に入っていませんか?
それってご主人がどうしたいか考えているでしょうか?
一緒にいるといろんなことが「あたりまえ」になってくるのです。
ちょっと一言で良いので、「お風呂先に入るね。良い?」とご主人を気遣う言葉が出ると良いですね。
そして、いつもの生活、当たり前の中にきらりと光る心遣いというのは、「今日パパの大好きな和風ハンバーグにしてみたの。楽しみにしてて♥」と小さくてもご主人の為だけを考えたイベントごとを考え伝える事。
是非やってみてください。
普段子育てで精いっぱいの貴女ですが、そんな日常にスパイスがあるだけでご主人は嬉しいものです。
以上、4つのポイントをお伝えしました。
いかがですか?実は思っているほど大変なことではないですよね。
ちょっと意識して、ちょっとプラスアルファして伝える-それだけです。
少しの行動の積み重ねが貴女の幸せな未来を作っていきます。
「上手に頼る」、そして「ご主人を大切にする言葉」-これらが日常の中に散りばめられていると、ご主人は寂しい気持ちになりにくいと思いませんか?
「自分は家族の役に立っているし、必要だと思われている」-そう感じてくれるはず。
そうすると、貴女や子どもに対しても同じように大切に扱ってくれるようになります。
理想の暮らしや働き方を、夫婦で協力しながら一緒に目指し、お互いに理解・協力し合うことを諦めることなくパートナーシップを築いていけますように!
貴女の夫婦円満を応援しています!
高田みすみ(夫婦修復カウンセラー、公認心理師、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー)
カウンセラー歴16年。延べ6000件以上の相談経験と、どん底の関係からとても仲の良い夫婦に変われた経験を元に、生涯愛される妻になれるヒントや方法をお伝えしています。
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・生涯の家庭円満!子育て期に夫婦で育てる「最強パートナーシップ」③/産後の夫にイライラ!?
・生涯の家庭円満!子育て期に夫婦で育てる「最強パートナーシップ」②/母親になるって大変!
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