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心と繋がるセラピー~お母さんの心が楽になるお話⑬お正月だからこそ知りたい、実の親との関係

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

皆さま、お正月休みはいかがお過ごしでしたか?

帰省されて久しぶりに家族みんなで顔を揃え、お節料理を囲みながら家族水入らずで過ごされた方も多くいらっしゃることでしょう。

 

今回は、この時期だからこそ感じる「親との関係(今回は実親との関係性)にまつわる心のメカニズムとその対処法」を少しご紹介したいと思います。

 

人にはなかなか言えない…

親との関係は、人にはなかなか言えないとてもデリケートな話題。

だからこそ、実はモヤモヤしたスッキリしない気持ちを抱え、人知れず悩んでいる方が意外といらっしゃいます。

 

普段は適度な距離感を保てているけれど、子どもの冬休みなどで何日か一緒に過ごすとき…。

何気ない一言にモヤっとしたり傷付いたり、生活スタイルが違い過ぎてストレスを感じてしまうことってありませんか??

 

同居ならなおさら、日常的に親の態度や言動にストレスを感じる方も少なくないのではと思います。

幼少期の心理的距離感

そもそも人はみな、はっきり自覚していなくても、親に対して色々な感情を抱いています。

たとえその感情がネガティブなものであったとしても、それはあなたの心が狭いから▽未熟だから▽性格が悪いからなどではありません。

それは大前提として、「幼少期に刷り込まれた経験が元となり、様々な感情の波を引き起こしている」ということをお伝えしたいと思います。

 

「幼少期に刷り込まれた経験」が今の自分にどう影響しているか?

それはたとえば子どもの頃、

  • 言うことを聞かないと叩かれたり怒鳴られた
  • 日常的に親の顔色を伺うように過ごしていた
  • 親が喜ぶことをしなければならなかった
  • 親が仕事などでいつも忙しく、どんな時も手のかからない「良い子」でいなければならなかった

これらの経験を元とした「親に見捨てられる不安と怖れ」。

これが心にこびり付いているから、大人になった今でも無意識に、当時の親との関係をなぞるように繰り返しているのです。

そうすると、自分にとって心地良い親との適切な距離感が分からなくなってしまいます。

 

感情の奥に潜むもの

そもそも、親に対する感情がポジティブ/ネガティブのどちらであっても、それに対して良い/悪い・正しい/間違いということはありません。

感情は人が自然に感じるもの。

たとえどう感じていたとしても、人から非難されたり責められるものでもありません。

ですからネガティブな感情を抱いたとしても、本来罪悪感を感じる必要はないのです。

 

むしろ「ネガティブな感情を抱く」ことは、意識・無意識を問わず、「本当の気持ちを抑圧している」ことを意味します。

 

ネガティブな感情を抱いた時こそ、「親が悪い」と相手を責めて非難したり、また反対に「自分がダメなんだ」と自己を否定したりせず、「そこには『子どもの頃から積み重ねてきた消化できていない気持ち』が存在している」と理解することがとても大切です。

あなたがもし、大人になった今でも親の態度や言動に一喜一憂してしまうなら-。

すぐに善悪をジャッジしたりせず、ただ客観的に自分自身を振り返ってみましょう。

子どもの頃のように、あなたは今も…

  • 無意識に親の前で「良い子」でいようとしていませんか?
  • 親を助けようと/喜ばせようと/親に迷惑をかけないようにしていませんか?
  • 空気を乱さないよう、言いたいことを我慢し過ぎていませんか?
  • 距離を侵されないよう、過剰に親を避けていませんか?
  • 空気を読み、場を和ませようと/盛り上げようと頑張りすぎていませんか?
  • 大人になってもいまだに兄弟姉妹間で比べられているような感覚になりませんか?
  • 親の態度や言動に、どこか自分が蔑ろにされたような感覚になっていませんか?

ご自身に意識を向けて、これらが当てはまるか感じてみてください。

 

もし当てはまると感じるなら-

もし当てはまると感じるなら-それは今でも無意識に親の影響を強く受けていて、「親に執着している」ということを意味します。

 

詳しく説明すると、「もうこれ以上傷付きたくない」と感じている一方、「親に認めてほしい」と求めているということ。

 

今もなお「親に認めてほしい」―そんな風に思っているわけがないと否定したくなるかもしれません。

 

表面的には「大人の対応をしている」と自負していたとしても、親の態度や言動に振り回されているなら、潜在意識下では今も親への感情を残しているということなのです。

 

そして「執着」ということは、自分にとって適切な親との距離感を保てておらず、自己犠牲して親に合わせていたり、また反対に過剰に避けているかもしれません。

 

どちらにしても、執着していないか確認することで、自分自身を守るため身に付けてきた「距離感」を知ることができます。

嫌な感情には蓋をしておきたい

「嫌な感情には蓋をしておきたい」と感じているかもしれません。

ですが隠したつもりでも、ネガティブな感情が消え去るわけではないのです。

 

時間が経っても、場面を変えてまた向かい合わなければならない時が必ずやってきます(親の介護の時には顕著に表れる)。

 

ですから、あなたにとって心地良い親との距離感を見つけ、少しでもあなたの本音に気づきご自身に向き合うことが、より良い関係性の一助となると思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

あなたの心が穏やかに過ごされますように‥

 

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平野桂子(ひらの・けいこ)

岡山市在住。3人(高3、中3、小1)の子どもを育てるママ。自身の子育てと介護職に20年間従事した経験から親子関係の大切さに気づく。子育てに悩んだ経験から、同じように子育てで悩むお母さんの力になるべく、現在は心理セラピストとして子育て相談やインナーチャイルド療法、前世療法などに取り組み、より良い親子関係のためのコミュニケーション講座を開催している。2024年春、子どもさんとお母さんの心が楽に、ありのままの笑顔でいられる場所『みんなの家』をオープン。親子で自然と触れ合う参加型の活動を行っている。

【Instagram】心と繋がるセラピー

 

心理セラピスト(子育てでの気付きやヒントなど書いています)

 

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