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子育てのメモリー お笑いコンビ千鳥 大悟さん両親 (2) 父・山本清志さん(71)母・節子さん(66) =笠岡市= 反抗期なく親の言葉守る

/掲載日:2020年05月01日/紙面:山陽新聞朝刊/掲載:13ページ/

 


お笑いコンビ千鳥 大悟

 上の子二人が女の子だったので、母親として、男の子らしく育てようという気持ちはありました。友達の子ども(女の子)が、男の子とばかり遊んでいたら、立っておしっこをし出して、親がびっくりしたという話を聞いていたので。

 だから大悟には小学生の頃から、お姉ちゃんよりたくさん荷物を持たせたり、「あんたは私やお姉ちゃんが危ないときには守らんといけんよ」と言い聞かせたりしていました。最近、テレビで大悟が「おかんは小学生のわしを戦わせようとしとった」と言ってるのを聞いて、昔のことをよく覚えているなと驚きましたけどね。

 父親としても、男の子らしく育ってほしかったから、「男は親の死んだ時しか泣いたらいかん」と言い聞かせていたんです。大悟が小学校に入ったばかりの頃かな。それから本当に泣かなかったですよ。小学2年の頃、友達が「大悟が血だらけじゃ」と家にとんできてね。見に行ったら、自転車の操作を失敗して海に落ちて、頭から血をだらだら流して。何針も傷を縫いましたけど、泣きませんでした。ムカデやオコゼに刺されても泣かない。痛いはずなのにね。

 そんな大悟が泣いたのを見たのは家で1回だけ。小学5年かな。テレビドラマの忠臣蔵で、浅野内匠頭たくみのかみが切腹するシーンです。こたつの中に潜って「うーうー」と言いながら泣いてたのか、泣くのを我慢していたのか、そんなことがありました。ちゃんと理不尽さを感じ取れる優しい子なんだなと思いましたね。

 親の言うことをしっかりと守る子でした。家ではね。学校とか、家の外では、まったく違ったようです。小中高校と、保護者面談に行くたびに、「うちの子はおとなしいでしょう。家でもあまりしゃべりませんから」と先生に言うと、「お母さん、何を言われよんですか。一番やかましいですよ」と驚かれて。毎回、びっくりしていました。

 反抗期は一度もありません。怒ったり、たたいたりしたことも一切ないんです。大悟が大きくなって聞いたら「怒られるようなことはしたことないもん」とさらっと言っていましたけど。だからテレビに出ているやんちゃな姿に、反抗期があったらこんな感じなのかな? と思って見ています。(聞き手・土井一義)

 


父の山本清志さんと一緒にカメラに収まる幼い頃の大悟さん

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