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博士の家みんな食堂(岡山) 献立や調理 県栄養士会が負担減へ連携 メニュー充実、開催増に期待

/掲載日:2020年07月26日/紙面:山陽新聞朝刊/掲載:25ページ/

 食事を楽しみながら幅広い世代が交流する「博士の家みんな食堂」(岡山市北区広瀬町)と、県栄養士会の連携活動が始まった。栄養士が献立や調理で協力。食堂運営者の負担が減り、開催回数を増やせ、充実したメニューを提供できる。県内各地で「子ども食堂」など食を通じたコミュニティーの場が広がっている中、初めての取り組みという。(井上建吾)

 ニンジン、インゲンの豚肉巻き、大豆やこんにゃくが入ったひじきの煮物、具だくさんのみそ汁…。管理栄養士4人が調理した連携初回(17日)の献立を県栄養士会の坂本八千代会長が説明する。

 「うま味を生かした薄味がポイント。塩分控えめで、タンパク質や野菜を十分取れる」

 幼児から90代まで約30人が味わい、みんな食堂の山下明美代表は「味や栄養はもちろん、大人数分を手際良く作るのはさすがプロ」と感心していた。

 みんな食堂は、子育て支援の民間団体「CAPおかやま」が、多世代が集う「居場所」として昨年6月に始めた。新型コロナウイルスの影響で2月下旬に休止するまでは月2回の開催だった。坂本会長から連携の打診があり、7月から月3回に増やして再開した。

 食堂スタッフは調理に費やしていた時間を運営事務や訪れた人との対話に当てられる。県栄養士会にとっては地域貢献になり、市民向け食生活相談事業などを会場で紹介できる。さらにコロナの収束状況をみて、栄養士を目指す学生の実習の場にしたい考えだ。

 実現すれば食堂は月4回開ける。山下代表は「孤食になりがちなお年寄りやたまには息抜きしたい子育て世代がいる。開催を心待ちにしている人のためにも、このつながりは心強い」と言う。

 県内に40カ所程度あるとされる子ども食堂など有志による“地域食堂”の多くが月1、2回で、マンパワーや資金の確保が運営課題となっている。県栄養士会の会員は約1600人。坂本会長は「各地で連携を広げていきたい」と考えている。


 博士の家 岡山大病院長などを務めた医学博士の故・津田誠次氏が昭和初期に建てた古民家を改修。昨年2月、地域のコミュニティーハウスとして開所した。みんな食堂は毎月第2・3・4金曜午後6時~8時。予約制で中学生以上300円、小学生100円、就学前無料。食卓の間隔を空け、家族やグループごとに分けるなど感染防止策を講じている。問い合わせはCAPおかやま(080―6339―9740)。

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