4年ぶりの里帰り公演を記念して実施した木下大サーカスとLaLa Okayamaのコラボ企画「パパママ、ボクやワタシが気になる『なぁに?』を団員さんに直接聞いてみよう!」。今年で創立120周年を迎え、数世代に渡って観客を魅了し続ける木下大サーカス。参加した“親子記者”の興奮のレポートを紹介します。
出演演目:和太鼓パフォーマンス、空中ブランコ、スーパーキャッツなど
いつもは空中ブランコなどに出演しているけど、その日はケガをしていて出ていなかった早田さん。「ケガをして痛かったり怖かったりするのに、どうして続けられるの?」と聞くと、「失敗したりケガをする怖さより、舞台に立って『すごい!』と思ってもらったり、たくさん拍手をもらったりする方が大好きだからだよ!」と教えてくれました。「人に楽しんでもらえることの方が嬉しい!」と言っていて、とってもかっこよかったです!
演者さんにインタビューができるという子どもの体験はもちろん、公演終了後の会場に入らせていただき、ついさっきまでスポットライトを浴びていた演者さんたちが、道具の片付けや客席間を掃除していたりする姿に驚きました。こうやって本当に全員で力を合わせて感動的な舞台を作り上げているサーカスなんだなと分かり、ますます素晴らしいなと感じました!
ぼくがインタビューをしたのは、空中ブランコや和太鼓を担当している早田神龍さんでした。「何でサーカスに入ったんですか?」と聞いたら「学生時代に新体操をしていて、それを活かせる仕事をしたかったから」と言っていたけど、入社してみたら新体操を活かせたのはオープニングだけで、それ以外はすべて一から練習したと聞いてびっくりしました。やったことないことも、練習すればできるようになるということがわかりました。
スポーツを始めた息子がいるため、私が聞きたいことを聞いてみました。「やめたいと思ったことはありますか?」に対し「ないですね!楽しい方が勝っています!!」と即答されビックリ!会場設営や準備、掃除などを演者さんも一緒にされていて、大変と感じることもあるそうですが、楽しいと感じることが長続きの秘訣だと改めて思いました。
休み時間について、「食事する時間はあるけど、次の公演の準備などでゆっくりする時間はない」と教えてもらいました。夏はテントに水をかけて冷やしていて、その水を再利用するために雨どいを作っているそう。団員さんがそんな仕事もしているとは思いませんでした。この日はとても暑かったのですが、テントの中はとても涼しかったです。演技だけでなく、裏方の仕事もたくさんあって大変そうですが、そのおかげで楽しいサーカスを見られるんだなと思いました。
早田神龍さんに話を伺いました。「じんりゅう」という格好いいお名前ですが、なんと本名だそうです。中学・高校と男子新体操をされていて、団体戦で全国大会にも出場されたそうです。岡山の井原高校とも戦ったことがあるそう。子どもたちの質問に、笑顔で丁寧に答えてくださいました。サーカスも4年ぶりに見ましたが、ドキドキハラハラの連続で、あっという間の2時間半でした。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
出演演目:赤シルク、くだけ梯子、空中ブランコ、その他ダンスなど
空中ブランコの目隠し飛行と紙破り飛行が1番びっくり!!でも、「岡山への移動中はしばらく実践練習ができないから、感覚が鈍るだろうなぁ~」と思った。しかし、そんなことはないらしい。テントを張る会場準備なども団員の仕事で、練習より体力を使ってキツいそうだ。あとは家で筋トレをしたり、事前リハーサルがあるから問題ないと教えてくれた。「ちょっとぐらい練習できなくても、体が覚えているから大丈夫!」という言葉がかっこよくて、とても印象に残っている。
120周年おめでとうございます!!私の中ではオリンピックのような夏の祭典。7回目の観覧でしたが、今回は親子で平田さんへ取材させていただき、貴重な体験に感謝感激。伝統と進化を融合させた演出に、毎回ハラハラわくわくドキドキが止まりません。そして裏方も含め団員のチームワークの素晴らしさ、さらに難しい演技にも挑戦し続ける勇気に感動。すでに「また4年後も見に行こうね!」と息子と約束をした。私の観覧記録はまだまだ続く!
初めてのサーカス、特に空中ブランコとバイクショーがかっこよかった。「あんなに高いところでブランコから手を離すのは怖くないの?」と聞くと、「怖くないと言えばうそになるが、お客さんの歓声や拍手が嬉しいから怖さを乗り越えられる」と平田さん。空中ブランコの楽しい所も、お客さんの応援を直接聞けることだと知り、あんな高い場所で演技しながらお客さんをよく見てることにびっくりしました。空中ブランコができる理由は、お客さんの応援を大切にしていること、また「お客さんを楽しませたい!」-それが力になることだとわかりました。
これまでサーカスを見たことなく、正直「子どもが楽しめればいいかなあ」ぐらいに思っていたのですが、実際に見て「思っていたより100倍素晴らしい、100倍感動した!!!」。次々披露される人間離れした驚愕の技の数々。演者とそれをサポートする裏方の動き、タイミングぴったりの音楽・照明。「一体どれほどの修練を積んだら、こんなことができるのだろう?」。インタビューでは、危険なショーの直後で疲れもあるでしょうに、それをまったく見せない終始笑顔の受け答え。「『木下大サーカス』-まさしくプロフェッショナル集団だなあ」と感銘を受けました。サーカスとはただのショーではなく、「人間の可能性」を表現し、高らかに歌い上げるものなんだと思いました。これほどの感動を与えてくれる木下大サーカスは、岡山の誇り。息子も大興奮で、「また行きたい」と言っています。特に岡山に住むたくさんの子どもたちに、ぜひこの感動を体験してもらいたいなと思います。
サーカスにはいろいろな芸があります。そこで「芸を自分で決めれるのか、決められないのか」が気になり聞いてみました。芸によって違うみたいですが、「この芸がやりたい!」と思ったらそれができるそうで、1~3年くらいたくさん練習をして身につけるそうです。コンテナでサーカス団のみんなで一緒に生活をしているからこそのチームワーク。教えてもらったり教えたりすてきな家族なんですね。一番楽しみにしていた空中ブランコ、たくさん練習して失敗してもがんばっている、キラキラしているみなさんにとても感動しました。
空中ブランコの平田さんに、演技の前に必ずやることを聞きました。「いつも成功している良いイメージを思い浮かべて演技します」と言われていた平田さん、実は前日に少し失敗していたそう。たくさん練習してもやはり不安や緊張はつきもの。でもたくさんのお客さんの前で、それを感じさせない演技をする姿にとても感動しました。何事にも良いイメージをもって挑戦すれば頑張れると教えてもらいました。
◆編集部eye!◆
宮崎出身の早田神龍さん。今回は療養中のため舞台では拝見できませんでしたが、学生時代は新体操をされていたこともあり、サーカス団への入社のきっかけなども伺えました。もうすぐ復帰するそうなので、舞台での姿を楽しみにしています。
そして、公演直後に対応してくださった平田有里さん。ステージでの精悍な印象が残る中、とても丁寧な物腰で一人ひとりに対応してくださいました。取材では、チャーミングな笑顔の奥の「芯の強さ」を伺うことができました!
次回第2回目は8月上旬に掲載予定!お楽しみに!!(LaLa編集部:B)
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