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心を育む 親子の絵本の読み聞かせ~秋のおすすめ絵本~

みなさん、こんにちは!すべての人が輝くために、絵本を通して豊かな未来を創造する全国組織「一般財団法人絵本未来創造機構」EQ絵本講師のマルウチサトコです。

春夏秋冬、各季節おすすめの絵本をご紹介する本連載。

秋は素敵な絵本がたくさんあって選ぶのが難しいのですが、その中から厳選したとびきりおすすめの絵本をご紹介します。

 

秋の自然を楽しめる絵本

・「どうぞのいす」(作/香山美子、絵/柿本幸造、ひさかたチャイルド)

うさぎさんが作ったまるいしっぽがついた椅子。その横に「どうぞのいす」と書いた立て看板をおきます。

いろいろな動物たちが次々に繰り広げるとりかえっこ。絵本を見ているだけでたくさんの秋を感じることができます。

そして、温かな繰り返しのセリフは心地よくて、読んでいるだけでも気持ちがほわっと温かくなります。

読み終えた後は、動物たちのセリフを真似して言いたくなりますよ。

 

・「びっくり まつぼっくり」(文/多田多恵子、絵/堀川理万子、福音館書店)

まつぼっくりを見つけた男の子。うれしそうに拾うと、あっちにもこっちにもまつぼっくりがころんころんと落ちています。

拾ったものをよく観察して、まつぼっくりの不思議をいくつも発見。

最後に出てくる「びっくり びんずめ まつぼっくり」は子どもたちと一緒にやってみたくなりますよ。

 

・「さわさわもみじ」(作/ひがしなおこ、絵/きうちたつろう、くもん出版)

秋の空気や、心地よい風を感じられる絵本。

さわさわさわ、ふんわふわ、ぽとんことんなどオノマトペ(擬音語、擬態語)満載で、まるで絵本の中にいるかのような感覚になります。

秋を探すのが楽しみになる絵本です。

 

おつきさまの絵本

・「おつきさまのパンケーキ」(作/真珠まりこ、ほるぷ出版)

まんまるお月さまを眺めているたぬきさん。「おいしそう、たべたいなあ」と思っていると、なんと、とろとろ、とろーりとお月さまが垂れてきます。

フライパンを用意して、バターも入れて、垂れてきたお月さまをジュージュー焼いて美味しそうなパンケーキのできあがり。

発想力が豊かになり、想像力を広げられる縦開きの絵本です。

 

・「パパ、お月さまとって!」(作/エリック・カール、訳/もりひさし、偕成社)

お月さまと遊びたい娘のモニカから「パパ、お月さまとって!」とお願いされたパパは、あっと驚く方法で夢を叶えます。

絵本を開いていくと、矢印のマークが!そこを開いていくと、見ている子どもたちの(大人も)「わぁ★」の声とキラキラ輝く表情を見られることでしょう。

子どもたちは、この絵本で月の満ち欠けを楽しみながら学ぶことができました。

 

「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」(絵/ティム・ワーンズ、文/アメリア・ヘプワース、訳/前田まゆみ、パイ インターナショナル)

毎朝一緒に起きて「おはよう」と言える喜び。一緒に遊んで、お出かけして、美しい空を一緒に見られることがこんなにも楽しく、幸せであることを感じられる絵本です。

子どもたちと一緒に遊んで、笑ったり泣いたりすることが一生のうちで何回あるのか。

当たり前に思えているできごとが当たり前でないことに気付き、大切な子どもたち=宝物をより愛おしく思える絵本です。

 

秋の味覚を味わえる絵本

「おいもさんがね‥」(作・絵/とよたかずひこ、童心社)

「よいしょよいしょ」とつるを引っ張って土の中で眠っている仲間を次々に起こして、自分たちで出てくるおいもさん。

「すっぽーん」「ゴロゴロ」などのオノマトペがたくさん出てくるので、子どもたちも一緒に言いながら楽しめます。

このシリーズおなじみのセリフ「しんぱいごむよう!」ですが、この絵本では何て言っていると思いますか?我が子たちがこのセリフを言って何事にもチャレンジしていたのを思い出します。

 

「ほしじいたけ ほしばあたけ」(作/石川基子、講談社)

キノコ村のほだぎの里に住むキノコたちのお話。ほしじいたけがたきぎ拾いをしていると、タマゴタケの子どもが崖の下に落ちてしまいます。

そこで、ほしじいたけが取った行動は…。

キノコたちの熱い思いとチーム力の素晴らしさを感じながら、どこかクスリとするユーモアのある絵本です。

これを読んだ後、スーパーでいろいろなキノコたちを探したくなりますよ。

 

「りんごがたべたいねずみくん」(作/なかえよしを、絵/上野紀子、ポプラ社)

おいしそうなりんごが実った木を見つめるねずみくん。そこに、とりくんやさるくん、ぞうくんなどがやってきて、それぞれの個性を活かしてリンゴを一つ取っていきます。

うらやましそうなねずみくんですが、最後アシカくんとのやり取りで仲良くりんごを取ることができました。

一人では無理なことも、それぞれの得意を活かせばできる!!この絵本から、大切なことを教えてもらえます。

 

絵本はいつ読めばいいの?

夜の読み聞かせだけでなく、いつでも読みたいときに読んでください。

おすすめは、朝の読み聞かせ。「バタバタして時間が無い…」と私も思っていましたが、短いものだと1分くらいで読める絵本もあります。

子どもたちも絵本を楽しみにしていて、準備を早くするようになりますよ。

 

絵本は親子の最高のコミュニケーションツール。まずは短めの絵本1冊からやってみませんか?

ママだけでなく、パパの読み聞かせも子どもたちは大好きです。みんなで読み聞かせ合いもいいですよ。

 

絵本の読み聞かせが親と子のしあわせな未来をつくります。

是非、日常に絵本を取り入れてみてくださいね。

 

 

マルウチ サトコ(一般財団法人 絵本未来創造機構 EQ絵本講師)

福岡県出身、岡山市在住。2児のママ。“宇宙人”みたいな我が子を「世界一かわいい♡」と思えたのは、絵本のおかげ♬絵本はママや子どもにたくさんの可能性を届けてくれます。"面倒くさがりの私にもできた"。「EQ(心の知能指数)をあげる絵本の読み聞かせ講座」「心も脳も育てる絵本講座」などを開催しています。

 

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