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気軽に子育てしませんか?~先輩ママに聞く「知ると育児が楽になる知識&活用術」⑬居場所づくり団体代表・楳溪奈美さん「夫婦が仲良く過ごせば子どももハッピー術」(前編)

毎日続く子育て、大好きな我が子と接して幸せなはずなのに、ときに辛く当たって後悔したり、関係性に悩んで落ち込んだり…。

「なぜこんなに苦しいのか…」「こんなはずじゃなかった…」-そんな風に思ってしまうときありますよね。

岡山で実際に子育てに励むママさんに、日々の育児ストレス解消子どもとの関係性のヒントとなる知識&活用術をご紹介いただく本連載。

今回は、多様な人たちがつながりあえる居場所づくりに取り組む任意団体cotocoto.coto代表・楳溪(うめたに)奈美さんに、子どももハッピーになる夫婦が仲良く過ごせる方法を伺います!

 

はじめまして!楳溪奈美と申します。

普段は親子の自然な表情を切り取るのが得意なフォトグラファーとして活動しています。

他にもコーチやカウンセラーのツールとして使われている「魔法の質問カード」のマスター、魔法の質問キッズインストラクターも務めています。


実は私は過去、うつ状態で半年間引きこもりを経験しました。

また最近になって自分はHSPだとわかったりもしました。

生きづらさを嫌というほど味わってきましたが、今ではそんな私だからこその視点で自分を使ってふわりと軽やかに生きることについて研究中です。

その経験から引き寄せや現実創造をベースにカードセッションなどをしています。

イライラしている自分が嫌いになる

私自身のことを振り返ると、子育て中の”一番の敵”は旦那だった気がします。

私の心をいちいちかき乱してくる存在。

でも今なら、「この一番いやな役を引き受けてくれたんだ」と思うことができます。

見て見ぬふりをしてきた自分の嫌な部分と向き合うきっかけを旦那がくれたのでしょう。

そんな”天敵”のような旦那さんとの関係――。皆さんはいかがですか??

 

旦那さんの態度にイラっとしたことがある方は少なくないかもしれません。

「子どものこと見ていてねとお願いしてるのにスマホばかり見てる!」

「食器洗ってくれたのはいいけれど、食器棚の違うところに片づけている!」。なんで間違っていると分からないんだろう?

 

なんで私のことを分かってくれないの?

どうしてそんな適当なことをするの?

わからないことだらけではないですか??

忙しい時に限って頼りにならない!

いっそのこと一人で全部した方が速いし楽!」なんて思っていました。

「本当にそう!」と共感して怒りの感情が湧いてくる方も多いのではないでしょうか。

私もかつてイライラしてばかりでした。

でも、イライラしている自分のことが嫌いでした

「なんで私ばかりがこんな思いをしているのか」と情けなくなりました。

「どうしたら穏やかな毎日が過ごせるのだろう」と考えるようになり、次第に自分を使って研究を始めました。

そして、イライラを鎮める方法が分かったんです!

最近ではイラっとすることはあってもいつまでも引きずることはありません。

周りからは「いつも夫婦仲いいね」と言われるようになりました。

 

「なんでなの」から「どうしたら」に思考を変える!

最近会った人には「旦那さんが優しいから喧嘩にならないんでしょ?」と言われます。

でも、最初からそうではなかったんです。

そんな私自身の失敗や様々なセミナー、勉強を通じて体験してきた内容をシェアします。

「このイライラをどうしてくれよう」と思っていた私でも毎日穏やかに暮らせるようになりました。

きっとあなたもできるはずです。

ポイントは2つ!
①本当はイライラしていたくない!穏やかに暮らしたい!夫婦仲良くしたい!
②何をしてもうまくいかない=うまくいかないやり方しか知らない

この2つを素直に認めることです。

もう少し掘り下げると、「なんでなの?」を辞めて「どうしたら?」の思考に変換する練習をすることが大事です。

なんでなの?」はまるで犯人捜しのような感じですね。

誰か(この場合は旦那)のせいにしているんです

でも、人によって”正しさ”は違います。

考えれば考えるほど苦しくなっていきますし、「もっとちゃんとしないといけない」と自分を縛るようにもなります。

書いているだけで息が苦しくなりますね。

逆の立場になって考えてみてください。

旦那さんに「なんで夕飯が3品しかないの?」と言われたらイラっとしませんか?

「なんでなの!」は相手が誰であっても良い状態にはならない考え方。

時間の無駄といっても過言ではないです。

 

ゲーム感覚で自分の理想を叶えていく

それよりも、「どうしたら?」の思考で目の前の出来事と向き合ってみましょう。

「子どものこと見ていてね」とお願いしてるのにスマホばかり見ている。

そんな時はどう考えてみると良いでしょうか?

この時のゴールは、自分は他の用事があるからその間「子どものことをみていてほしい」ですよね。

では、どうしたらそのゴールを達成できるか??

例えば、「パパと電車の見える公園までお散歩に行っておいで」とか、「持っている塗り絵がもうなくなったから一緒に買い物に行って選んできて」と言葉を具体的にしていく。

その言葉が子どもと旦那さんのやりたいことと一致しないかもしれません。

「どうしたら?」の思考を駆使して、みんながハッピーな気分になれるアイデアを出し合うのもいいですね。

何事もそうですが、一回でうまくいくことはないです。

自分の「こうだったらいいな」をどうしたら実現できるかをゲーム感覚で試してみましょう

数を重ねていくごとに、だんだんと抑えるポイントが見えてくるはずです。

そうしたら裏でこっそりガッツポーズをしてシメシメとニヤついてください♪

新しいやり方をマスターしようとする体験を楽しんでください。

ゲームをクリアして次のステージへ上がっていくイメージで取り組んでみてください

家族みんなが笑顔ならば、「イライラしていたくない!」「穏やかに暮らしたい!」「夫婦仲良くしたい!」が叶っちゃう。

作戦を立てて提案できるようになると、”お願い上手”になりいろんなことを頼めるようになります。

「機嫌が悪そうだからやめておこう!」「今はこっちを提案してみよう」も大事な作戦。

これができれば、かなりの上級者!!

 

自分自身を大切にして寄り添う

今までは怒りの感情をどう扱っていいかわからなかっただけ。

深呼吸や数を数えることで怒りが静まる人もいますが、私が実践してきた方法はちょっと違います。

イライラしたら「私、今、怒っている」と自分の状態をちゃんと認識する

そうすると「だって〇〇が△△なんだもん!」という怒りの原因が湧いてきます。

そんな時、「それは嫌だったよね」「怒りたくもなるよね」「毎日頑張っているね」と、大切な人に声をかけるように自分自身にも寄り添ってあげる

これを「自己対話」といいます。

怒りMAXの状態で文句を言い切り、その感情に寄り添うと不思議と怒りが消えていきます。

「怒りを感じるのは大切にされていないと感じるとき」や、「頑張っているのにから回っているとき」という自分のパターンにも気付いていきます。

見ている世界ががらりと変わる体験ができますよ。

「こんなやり方もあるんだ」と思ってもらえたらうれしいです。

選択するのは自分。そして、何をゴールにしてどうするか決めるのも自分です。

自分に合う方法をやってみてください。

イライラして相手を責めるのではなく、新しいやり方をインストールしてみてはいかがでしょうか??

後編ではイライラの正体と、旦那さんが喜んでママのために動き出すようになるヒントをお伝えします!!

 

↓過去の「気軽に子育て」はこちら↓

⑪インナーチャイルドセラピスト・平野桂子さん「子どももママも大事にする心理セラピー」(前編)

⑨エネルギーワーカーこばやしかつよさん「潜在意識を味方につける」(前編)

 

↓「ライフ」のほかの記事はこちら↓

【LaLa編集部インタビュー】「ミュージカル落語」でいじめ撲滅に取り組む異色の落語家・三遊亭究斗(さんゆうてい・きゅうと)さん

キラリ★パパさんママさんVol.39上村慶子さん(岡山市、カフェ「Of Friday(オブ・フライデー)」経営)

 

楳溪奈美(うめたに・なみ)

親子の自然な表情を切り取るのが得意なフォトグラファーとして活動。他にもコーチやカウンセラーのツールとして使われている「魔法の質問カード」のマスター、魔法の質問キッズインストラクター、任意団体cotocoto.coto 代表、 任意団体cococara okayamaの代表など活動は多岐にわたる。

 

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