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2020年!教育改革!どう変わる?ママ世代の教育では通用しない

教育改革2020
ママたちが知っておくべきこと

2020年、日本の『教育』が大きく変わります。
いろいろな情報があふれる中、具体的に何がどのように変わるのか。
「ホントはどうなの?」「なぜ必要なの?」「今できることは?」…
子を持つ親なら大いに気になる教育改革について、
LaLa編集部では、“等身大のママ目線”で、
一歩踏み込んだ情報をシリーズでお届けします。

今回はその序章として、
岡山県教育庁義務教育課に、
何がどのように変わるのかをうかがいました。
※岡山県教委HP

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◆2020年に教育が変わるとよく聞きますが、何がどう変わるの?
近年の人工知能(AI)の発達などにより、今後の私たちの生活は大きく変化するといわれており、新しい時代に呼応した教育を進めていきます。新しい学習指導要領では、これまで学校教育で目指してきた知・徳・体のバランスのとれた生きる力の育成を継続するとともに、知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力の育成、学びに向かう力・人間性の育ちを重視し、未来社会を切り開くための資質・能力を育むとされています。
次の新しい学習指導要領は、
小学校では2020(平成32)年度から・・・
中学校では2021(平成33)年度から・・・
高等学校では2022(平成34)年度から・・・
実施される予定です。
具体的に何が変わるのか―についてですが、
小・中学校道徳の教科化
小学校英語の教科化

3・4年生で週1回程度の外国語活動、5・6年生で週2回程度の英語の授業が行われます。「聞く」「話す」を重視しながら、高学年になると「読む」「書く」に親しむ活動も取り入れられます。なお、中学校では、英語の授業は基本的に英語で行われ、扱う英単語数の増加などが挙げられます。
プログラミング教育の導入

アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)の視点から学習過程の改善

などが示されています。
大学入試も大きく変わり、2020年度から現行のセンター試験が廃止され、大学入学共通テストが実施されます。今までの選択型のマーク式から、自分の言葉できちんと表現することができるかどうかを図る方向で、国語および数学では記述式問題も出題され、英語では「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を評価するようになります。
総合的に、従来の知識教育は残した上で、個々のコミュニケーション能力や主体性、自主性、社会性、グローバルに通用する人材育成、能動的に学ぶ姿勢などを育てるための授業、それを評価する方向に進んでいくと考えられます。
教育通信「こころのわ」Vol.27参照】

◆今までと違う教え方になるはずですが、先生は対応できるの?
これまでは、先生が何を教えるか、に重きを置かれてきた傾向がありました。新学習指導要領では、「学習する側の児童生徒の視点に立つこと」がより重視されます。つまり、子どもたちが「何ができるようになるのか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」という点から、授業を進めるようになります。
県教育委員会では、先生方に、このような新しい考え方の説明会や研修会を行っています。また、先生方も各学校で研修を行うなど、準備がすすんでいます。

◆評価は具体的にどうなるの?
評価については、数値の評価だけで終わることなく、教師が児童生徒のよい点や進歩の状況などを積極的に評価します。
特に、他者との比較でなく、一人一人が持つ、よい点や可能性など、進歩の様子などを把握し、学年や学期で児童生徒がどれだけ成長したかという視点を大切にする評価を大切にします。

◆家庭での教育はどうしていけばいいの?2020年に向けて今できることは?
まず、きちんとした生活習慣を身につけることです。当たり前のことですが、早寝・早起きし、朝食をとること。きちんとあいさつをすることや、ルールは必ず守ることも実践していただきたいです。岡山県ではこうした毎日の生活の中で子どもたちに取り組んでほしいことを「子どもの生活信条」として、そして、子どもたちの手本となるような大人の姿を「大人の生活心得」としてまとめ、各家庭に配布しています。ぜひ、家庭での実践をお願いいたします。生活習慣を身につけた上で、勉強が分かり、その楽しさを知ること。学校で勉強の仕方を教わり、家庭での学習が習慣になれば、学力が身につくとともに何事に対しても意欲的に取り組むことができるようになると考えています。
教育においては家庭が重要な役割を果たしますが、その中でも子どもたちに安心感を与える親子関係がその核となります。それは問題行動などの早期対応、未然防止にもつながります。こうした親子関係を築くために、岡山県では子育てや親としての役割を互いに交流しながら学ぶ「親育ち」のためのプログラムを開発し、各学校・地域のさまざまな場面で活用していただいていますので、積極的なご参加をお願いいたします。

家庭でできる具体的な取り組みとして、
①メディアコントロール
メディアを適切に利用できる力(メディアコントロール力)を身につけることが必要!
②効果的な復習で学習内容を確かなものに! 
学習した内容をできるだけ時間をあけずに復習し、定期的に確認することで、学習内容を確かなものにすることができます。
③親育ち応援学習プログラム(親プロ)
親プロは、学校園や身近な地域で互いに交流しながら子育てについて楽しく学び合うことができる参加体験型の学習教材です。子育てについて保護者同士が交流することで、子どもとのコミュニケーションの参考になります。
④家庭教育手帳
家庭教育手帳は、親子の絆を深め、心豊かな子どもを育てていくことを応援するために作られました。家庭での教育やしつけに関して、それぞれの家庭で考え、実行していただきたいことが書かれています。
⑤おかやま子育て応援BOOK
子どもたちがたくさんの愛情に包まれ、晴れやかな笑顔で暮らしてほしいという願いを込めて作られました。パパの子育てや孫育てのヒントにしていただきたい知識や心構えなどをまとめています。
家庭、学校、地域が一体となってそれぞれの役割を果たしながら、社会全体で子どもを育てることが重要です。子どもたちが自信を持ち、自立した人間へと成長できるよう、皆様のご協力をお願いいたします。

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★ママができること★

学校で配布される資料や教育機関のホームページなどを確認し、どのように変化していくか正しい情報を収集し、知っておくこと。そして、さまざまな角度から物事を見られるにしてみてください。また、学校と協力して子育てすることも大切です。学校の先生は情報をお持ちですし、子どもの様子はもちろん、質問や相談も含めて連絡を取り合うことはママとしてできる重要なことだと思います。
さあ、基本的日常生活のバランスがとれたら、「ヒントを与える会話」「目的を達するための方法を考えさせられる仕掛け」を意識し、始めてみてはいかがでしょうか!?

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