自主性を育む子育てを目指しているのに、つい口うるさく言ってしまう…。そんな経験はありませんか?
岡山市などで開かれている『ママのための声かけと見守りコーチング勉強会』(2020年教育改革研究会主催)では、日常ですぐに生かせる声かけを学ぶことができます。
そこで、LaLa編集部では、ママたちに人気の勉強会を取材。講師の山本真結子さんに「子どもに期待しない子育てのコツ」をうかがいました。
■山本真結子さんのプロフィール
2020年教育改革研究会顧問、思考型学習塾「自学道場」コーチ。2児のママでもあり、ママの心に寄り添い、時には自身の経験談も交えながら、親子が共に成長できる声かけを楽しく面白く伝えてくれます。
ついつい口うるさく言ってしまうのは子どもに期待しているからであり、期待は悪いことではありません。ただ、子どもに期待しすぎてしまうとどうなるのでしょうか?
「過度な期待」は子どもの成長を妨げてしまいます。自己肯定感が低くなり、その結果、IQ低下につながることもあるとか。自己肯定感の低い子どもの特徴として、失敗した経験が強く印象に残ったり、他人と比較して劣等感が強くなったり、周りへの依存心が強くなることなどが挙げられるそうです。
では、子どもに過度に期待することなく、自己肯定感が高い子どもに育てるためには何をしたらよいのでしょうか?
まずは五感に触れる体験をすること!!!そして、その時にとても大切なのが、「子どもに必要な失敗の経験を奪わない」ことです。
子どもの行動を見ているママたちは心配のあまり、「こっちの方がうまくできるよ!」「それはしたらダメ!」などと言いがちですが、命に係ることや犯罪に関わること以外であれば大きな心で見守り、子どもの失敗の経験やその時間を一緒に共有するだけでOK♪そうすることにより、子どもの行動を見ることができ、知ることができますよね。その瞬間どう思っているかなどは、子どもに聴くのが一番なのです。
「風船の洋服を着て寝たい!」という子どもの願いを聞き、親子で一緒に作ったという実例もあります。子どもは「やっぱり寝られない」と、パジャマに着替えて寝たそうです。≪風船の写真挿入≫
子ども自身が自主性を持ち、自分の足で人生を歩むためにママたちができることは、子どもが安心して失敗を経験できる場所をつくること。そうすれば、子どもたちもさまざまなことに挑戦し、多くの経験を積むことができます。
また、子どもと話をし、目的が何なのかを明確にさせ、ゴール(目的)が設定できたら、その後のルート(道順)は子どもに任せます。例えば、「家族旅行で東京へ行く」(目的)と決めたら、「移動方法は飛行機、新幹線、バスで行くのか」(道順)を子どもに任せるイメージですね。子どもがツアーガイドさん役で、お父さん・お母さんがツアー参加者。その道順が例え遠回りであったとしても、見守り、そして一緒に遠回りを楽しめたら最高ですよね。
自主性を育む子育てで自己肯定感を育てる―。経験は宝物!
ママ自身も自分の人生を楽しみながら、子どもの成長を見守っていきたいですね。
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