岡山市の石井スポーツ少年団ソフトボール部は今夏、結成54年目にして初めて県予選を制し、全国大会へ出場を果たしました!市内の単独ソフトボールチームでは十数年ぶりの快挙。感謝の心を胸に、栄冠を勝ち取った選手たちの奮闘を紹介します。
1968年創部の石井スポーツ少年団ソフトボール部。4年前の大会では、岡山選抜チームに大敗し涙をのみました。今年の予選大会では6年生が3人しかおらず、父兄の皆さまによると開会式では周りのチームより体格が小さく見えたそうです。それでも石井スポーツ少年団の選手たちは、本番で実力を発揮し、何よりもソフトボールを心から楽しんで戦い抜きました。だからこそ今回の快挙に繋がったのではないのでしょうか。
優勝までの道のりは決して平たんではありませんでした。初戦の相手は6年生ばかりの強豪でしたが延長、タイブレークの末4ー3でサヨナラ勝ち。続く二回戦では初戦の勢いのまま6点差でベスト4進出。準決勝では今春の県大会優勝チーム相手に猛攻をしのぎ、少ないチャンスを逃さず3ー2で制しました。そして、積み重ねた自信を胸に臨んだ決勝戦。序盤ピンチの場面もありましたが全員で守りきり、その勢いに乗った猛攻の結果、見事8ー0で勝利。夢にまで見た優勝を勝ち取り、全国への切符を手にすることができました。そんな石井スポーツ少年団ソフトボール部を優勝に導いた渡辺監督と金田コーチに優勝の決め手やチームのモットーなど伺いました。
選手が安心して戦えるよう、ドリンク、消毒などサポートする保護者たち
試合後は選手一人ひとりから感想を発表。指導者の話に真剣に耳を傾ける子どもたち
全国大会は8月7~10の4日間、滋賀県で開かれました。残念ながら初戦突破できませんでしたが、チーム初の夢舞台では全国で勝つことの難しさを実感したと同時に、ソフトボールの奥深さを改めて知ることとなりました。選手たちは再度の全国大会出場を目指してより一層練習に励むようになり、チームとしてとても大切な経験になったそうです。
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