みなさん、こんにちは!岡山生まれ岡山育ち、3児の母、内科医のたかはしじゅんこです。「大人も子供も夢を描ける社会」を目指し、自分も成長中。普段の子育てや生活などに関して医者の目線も交えながら、ママやパパが毎日を楽しむためのオススメ書籍をお届けします!
自己紹介は、初回をご覧くださいませ。
さて、暑くなってまいりましたねー!日中外に出れば、肌が焼けるよう。子どもたちはこの暑い中、どうしてあれほどはしゃげるのでしょうか?そして7月、子どもたちの夏休みもやってきますね…。みなさんは何かご予定がありますか?うーん。海、山、プール、かき氷、室内…?今年はどうしようか、私も考え中です!
さて今月、第9回目に選んだ書籍はこちら…
「インディペンデント 女性が自分の力で自由になる方法」中島侑子著(評言社)
みなさんは、SNSは何か使っていますか?YouTube、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、clubhouseなどなど。登録者同士繋がって近況を知れたり、自分が発信して新しい関係を築いたり、仕事にしたり。いろんな使い方がありますよね。
私が一番最初に使い始めたのは、アメリカ留学中お世話になった方たちから勧められて登録したFacebook。もう12、3年前ぐらいのこと…!私の記憶ではYouTuberの登場は最近だったような気がするのに、気が付けばもう身近な存在になってますよね。
さてそんな中、私が最近ようやく面白さを理解したのがInstagram。この本には、「女性がInstagramを使って自分の力で自由になることを叶える」ということについて書かれています。筆者はInstagramのフォロワー数7.1万人、女医であり、幼児2人のママでもあります…!
とは言え、Instagramを使ったことがない方も多いかもしれません。「SNSで夢を叶えるって、どういうこと?」と思われた方も多いかもしれません。
みなさんにこの本をお勧めする理由の一つ目は、Instagramの取り扱いや、どんな夢が叶えられるかについての記述が分かりやすいこと。そして二つ目は、筆者がどのように現在地までたどり着いたかのストーリーが書かれているためです。
私自身の話で言えば、Instagramは友だちが使っていたのでよく分からず登録し、初めて投稿したのは恐らく昨年5月のこと。最初の投稿は、「#はっしゅたぐの使い方わからない」というタグとともに、枝豆の芽が18個出てきていたことを報告しています(笑)当時は家庭菜園が面白かったのでしょう。
長い間ぼちぼち見てましたが、昨夏ごろから写真を見ながら好きなものを投稿していくのが面白くなってきていました。この本と出合ったのは今年5月。そこから書いてあることを実際に実行していくと、なんとたった1カ月でフォロワー1000人に!当初からずっと今一つ分からなかったハッシュタグの使い方も段々クリアになりました。
Instagramで初めて知ったのは、そこで出会って交流することの楽しさです。SNSで自分が本当に好きなことや興味あることを発信するとどうなるかと言うと、今まで知らなかった仲間が集まって、さらに気になっていたことや楽しいことを知ることができ、世界が広がるのです!
SNSに限らず、もちろん直接の出会いなど、自分の世界を広げていくにはいろいろな方法があるなと実感しています。人の可能性はやはり無限大なのかもしれません。そういう意味では、使い方により夢が叶えられるというのは本当だなぁと感じています。
二つ目に関して、もしかしたらみなさんも何か思い当たることがあるのではないかと思うのですが…。成功している人、憧れている人、素敵な人、どんな人に対してでも、「あの人は○○だからうまくいっている」-こんな風に思ったことがある方いませんか?
○○には「頭がいい」「かわいい」「かっこいい」「能力がある」「恵まれている」「お金がある」…なんでも構いません。私は今まで何回何十回と感じてきました。
だけどこの本を読んで、そんな自分に喝!「こんなに才色兼備な人でも、震えながらここまでやってきているんだなぁ…」と、自分の言い訳に気づいたのです。
もちろん、人によって持って生まれたものは違うけど、「周りの人を言い訳にして挑戦しないのは違うかな」と反省しました。これは、女医であり、まだ子どもが小さいなど共通点があるから余計にそう思ったのかもしれませんね。
総じてこの本はどんな方にお勧めかと言いますと、まずは「SNS」「Instagram」「発信」「世界を広げる」などのキーワードのうち、どれか一つでもひっかかった方。あとは、もしかしたらタイトルを見て「自分には関係ない」と思った方こそ、むしろお勧めかもしれません。人は困っていることに気づいていないことも多いので。
あなただけの、大事な人生。
1冊の本から、豊かにしてみませんか?
読まれた方がいらっしゃいましたら、ぜひご感想を教えてくださるとうれしいです!
それではまた来月!
P.S.
6月20日に「だいすきよ」という絵本を出版しました!
私自身の話を少し。両親は共働きで、私はきょうだいの末っ子。記憶の中の母は、足の踏み場のない家でいつも忙しく、ピリピリしていました。そんな私を特別大事にしてくれたのは祖母。「順子は絵本を読むのが上手でね…」と、何回何十回と褒めてくれました。私におめでたいことがあると一番喜んでくれたのも祖母でした。
私は祖母からたくさんの褒め言葉や愛情を受け取り、いつの間にか「絵本」という言葉は私のパワースポットになっていました。子どもの頃から絵が上手だった姉を思い浮かべては、「私が文章、お姉ちゃんに絵を描いてもらって絵本を作りたい」と夢を描いていました。
でも実は、小さいころから本当に褒めてほしかった、もっと愛情を伝えてほしかったのは母なのです。そして「この絵本を誰に贈りたいか」とよく考えた時、一番しっくりくるのは寂しかったあの時の小さな私なのです。
お母さんはただただ忙しくて大変だったのだと思うけど、それでももう少し伝えてほしかった。だけど今、自分が三人の親になって、母の孫への対応を見て分かります。「こんなによく笑う人で、子どもたちを大事に想う人だったのだ」と。お母さんはただの一人の人間で、もちろん未熟なところもあって、ただ忙しくて、毎日を過ごすだけで精いっぱいだったのだなと。
そんな小さかった時の記憶から、私は子どもたちに何度でも何度でも伝えています。「だいすきよ」と。その言葉をギフトのように、絵本を通して子どもたちや大人にも贈ることで、もしかしたらこの受け取った人たちの未来が1mmでも良い方向に変わるかもしれない-そんな夢を描いて今回の絵本を作りました。
みなさんにとって、幸せとは何ですか? 絵本を読んでくださった方から、「涙が出た」などの感想を聞いては心が震えています!
絵本の詳細はこちらから。7/20までの収益は全額、難病と闘う子どもたちの夢を叶えるボランティア団体・公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン(本部・東京)か、児童養護施設の子たちを支援する一般社団法人ぐるーん(岡山市北区)へ寄付予定。目標は1000冊/30万円。興味をもっていただいた方はぜひご参照ください!
たかはし・じゅんこ(糖尿病専門医)
小学6年のとき将来の夢で医者を描き、現役で岡山大医学科へ。医療者のサポートのもと「患者が自分で自分を治療する」糖尿病に興味を持ち専攻する。その後3回の産休・育休を取得。育休中に社会の役に立ちたいとブログを開設し、想いを伝えることの重要性を実感。2022年6月20日に絵本を出版し、出版後1カ月の収益は全額寄付予定。理想の社会は「大人も子供も夢を描ける社会」。6歳の長女、4歳の長男、0歳次女の母。
Instagram:個人 https://www.instagram.com/junko_takahashi_/
絵本: https://www.instagram.com/junmami_ehon/
note: https://note.com/junko0429/
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