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生涯の家庭円満!子育て期に夫婦で育てる「最強パートナーシップ」②/母親になるって大変!

こんにちは!夫婦修復カウンセラーの髙田みすみです。

8月から始まった、「家族の明るい未来に向けた夫婦のパートナーシップ」のヒントを発信する本連載。

2回目の今回は、「夫と妻の子育てする感覚にはそもそも違いがありますよ~!?」ということをお伝えしたいなって思っています。

 

女性にとって鮮烈な「出産経験」

 

皆さん、初のお子さんを生んだときの様子を覚えていますか?

私も25年経ちますが鮮明に覚えています。

 

お尻が大きいのと股関節が柔らかいので、産婦人科の先生から「あなたは安産ね♪」と太鼓判を押されていたのですが、何が何が…。

なんと!!36時間という陣痛の末、最終的には子宮口を指で「ガッ!」と広げられ(ぎゃ~~~!)出産を促されたコワ~~イ経験をしています。

 

その産院では当時かつてないほどの出産人数で、私は36時間の間にいろいろ部屋を転々とし、最終的には看護師さんの控室で唸っていました。

関係あるのか分かりませんが、「ヘールポップ水星が近づいているせいだ」といろんな人が理由を言っていましたが、、

 

皆さんも出産という経験はそんな風に「記憶が鮮明なのではないかな?」と想像しています。話し出すとこの話、止まりませんね(笑)

 

「妻」から「母親」へ変身!?

 

さて出産という経験を経てその後、皆さんいかがでしたか?

いきなり「母親」になってしまったわけです。

夜はぐっすりその晩から眠れましたか?赤ちゃん同室のママの場合、まず眠れなかったんじゃないですか?!

乳腺は腫れませんでしたか?出産した後の痛みもあったかもしれませんね。

 

でももう「母親」です。四の五の言っていられません。母親の役目を果たしていかないといけないんですもの。

 

母親学級で習ったはずの産湯の入れ方からおっぱいのあげ方、最初は慣れなかったかもしれませんが、段々と母親ぶりも板に付いてきて、いつの間にかちゃんと「母親」に変身できていた-そんな感じではないでしょうか。

 

自分の身体からこんなにちっちゃい人間が生まれてくるって本当に不思議です。

でも実体験として、その不思議な経験を身体を通して得ている。

なのでパパからしてみたら、ちゃんと段階的に母親になる準備をしてきていて、スムーズに「親」になれている感じがするのです。

 

そりゃそうですよね。痛みを通して、自分の身体から出てきた子ども。思い入れが無いわけがない。

 

そして結果、パパの「妻」であったママは子どもの「母親」に変身してしまう。いたしかたないことだと思います。

 

一方、パパの方は??

 

かたやパパの方はどうでしょう?!

もちろん、妻のお腹がどんどん大きくなっていって、つわりがあった方はその辛さも傍らで見ていたでしょう。

でも気が付いたら臨月になっていて、病院へ連れて行ったかと思ったらいきなり赤ちゃんがこの世界に誕生し目の前に現れたわけです。

 

もちろん感動もされたことでしょう!「親としてこの妻と子どもを養っていかなきゃ!」という自覚も芽生えたかもしれません。

 

でも、妻は「母親」という見方ではなく、あくまでも「妻は妻」なんです。

今まで二人で生活を築いてきたという経験の延長で妻の出産を見ています。

捉え方がママとは全然違うんですね。

 

生物学的にも違いが…

 

この「捉え方が妻は妻」という話は次回にするとして、今回はもう一つ生物学的な話をしますね。

 

段階的に妊娠出産を見て、ママの場合はお腹が大きくなったりしながら子育てに向けて痛みを通して母親になっていき、パパとは感覚が違うという話をしました。

 

さらに、生物学的にもパパとママには違いがあるって知ってました?

最近メジャーになってきた「オキシトシン」という脳内物質。これにはすごい秘密が隠れていたんです。

 

オキシトシンは分娩時に子宮の収縮を促し、胎児が下界に出られるよう働きかけます。さらに乳腺を刺激して授乳を可能にするホルモンです。

麻布大の研究チームによる「飼い犬と触れ合うことでお互いにオキシトシンが分泌される」という論文が米国の「サイエンス」誌に掲載され、世界で話題になったホルモンでもあります。

 

例えば「ペットをなでる」とか「赤ちゃんを抱っこする」とか。そうするとオキシトシンの分泌が促され、穏やかな気持ちになるのだとか。

別名「幸せホルモン」とも言われています。

 

女性の場合、このホルモンが分泌されることにより「養育行動」が起こるのです。理にかなったホルモンですね。

 

それがなんと!このホルモンって、男性ホルモンによって分泌量が左右されるらしいのです。それは男性ホルモンが活発な男性の場合、オキシトシンが分泌しにくい。つまり、子育てには明らかな性差があるということなんです。

 

哺乳類を使った実験でもデータがあり、「そのせいで男性は育児に積極的ではないという元々の性質がある」ことが指摘されています。

 

最近では、その男性ホルモンが少し減ってきている傾向にあり、男性も子育てが苦手ではなくなってきているとも言われています。

しかし元々そういった性質があるということを知っておいてあげると、「なんで我が子なのにそんなことも気が付かないの?!」と言ったいら立ちも、「夫は男性ホルモンが活発なんだ!!(笑)」と少し見方を変えることができるかもしれませんよ。

 

貴女の夫婦円満を応援しています!

 

 

 

高田みすみ(夫婦修復カウンセラー、公認心理師、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー)

カウンセラー歴16年。延べ6000件以上の相談経験と、どん底の関係からとても仲の良い夫婦に変われた経験を元に、生涯愛される妻になれるヒントや方法をお伝えしています。

 

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☟前回の記事はこちら

・生涯の家庭円満!子育て期に夫婦で育てる「最強パートナーシップ」①/25年目に気づいた夫の大切さ

 

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