「あなたのメッセージが子どもに届く展覧会」-。
絵画、イラスト、写真、工作、造形物など、“何でもあり”な子どもの作品展覧会「はじめのいっぽ、」が8月13~21日、岡山市北区駅前町のイコットニコット1階のイベントスペースで開かれました。
大きな特徴の一つは、来場者から出品する子どもへ感想メッセージを贈ることができること。
会場の様子とともに、主催するママの実施への思いをお伝えします。
昨夏から3回目の開催となる会場には、ウェブ上で募った岡山県内の4歳から高校生まで33組による作品がずらり。絵画に限らず、工作、写真、家庭の廃材を組み合わせた立体など、素晴らしい作品の数々に感嘆のため息が止まりませんでした。
ただ作品を見てもらえるだけでなく、何気なく立ち寄った方からも感想や応援メッセージが届く本展。作品や作者ごとに用意されたカードへメッセージを記入して会場内のボードに貼ると、終了後に作者の子に届く仕組みになっています。
主催は岡山市のフィットネスインストラクター塚田幸子さんと、顔ヨガ講師西川敬子さんを中心としたグループ「親バカ展覧会」。新型コロナウイルス禍で学校行事などの中止が相次いだ昨年5月、子どもたちの絵や工作の発表の場をつくろうとグループを立ち上げられました。
親バカ展覧会の塚田さん(写真左)にお話を伺いました。
家で絵ばかり描いていた我が子ですが、内容はアニメやマンガなどで学校や地域の展覧会に出品する機会がありませんでした。
そんな中、「たくさん描いている絵をお披露目する所があったら楽しそう!」「我が子の作品に日の目を見させたい」「せっかくの作品をより多くの方に見ていただきたい」という、まさに主催者の“親バカ”で始まりました。
小さな展覧会から今回で3回目。おかげさまで出展者さんの数も増えて賑やかになりました。
自分や家族、友だちなど、小さな輪の中だけでシェアしていた作品たちをもう少し大きな世界へつなぐ扉=「はじめのいっぽ、」。タイトル最後の「、」には、「物語が続くように」という想いが込められています。
いろんな気持ちで出品する作者の子どもたちや作品を見てくれる来場者さん、それぞれの気持ちをシェアすることで生まれる、みんなで創り上げる展覧会になればと思っています。
この展覧会の特長は、見に来てくれた皆さまが会場のメッセージカードに感想を書くと子どもの元に届くところ。子どもたちの自由な発想で作り上げた個性溢れる作品は、見ているこちらが元気をもらえます。
たくさんの応援メッセージを受け取った子どもたちの嬉しい表情を見るのも展覧会後の楽しみです。
お子さんが家で描いたり作ったりした物を作品として出品してみませんか??お絵描きや写真、工作、ゲームが好きな子など誰でも参加でき、課題も枠もありません。
さらに完成していなくてもなんでも大丈夫。今のお子さんのありのままを展示してみてください。きっとお子さんもママも、「このままでじゅうぶんすてきなんだ」と自分を大切に認める心をみつけられると思います。
皆さんもぜひ、親バカを発揮してお子さんの作品を出品してみてください。小さなアーティストをみんなで育てていきましょう。
「はじめのいっぽ、」詳細は、「親バカ展覧会」のInstagramか、公式HPでご確認いただけます。
〈編集後記〉
来場者から作者の子へメッセージを贈れる本展覧会。会場のボードには「最高~!天才ですね!」「プロ顔負けな繊細な仕上がりに、感心しました~!」「色使いがきれいだね」「絵を見て元気を貰いました」など、多くの温かいメッセージが貼られていました。
日頃の成果を発表するだけでなく、メッセージから今後の作品につながるモチベーションを得たり、自分のことを肯定できる本当に良い機会だと思いました。
展示作品は、ダイナミックな表現やまるでプロのクリエーターが作成したような繊細さだったり、ちいさなお子さんの何者にも染まっていない素直な作品、高校生たちのハイクオリティな作品など千差万別。
さまざまな個性・表現が見られて素晴らしかったですよ!(LaLa編集部・K)
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