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【LaLa編集部体験レポ】自然で遊ぼう!/子どももおとなも一緒に楽しめるプレーパーク@備前プレーパークの会「森の冒険ひみつ基地」

中3と中1の息子をもつ”子育て折り返し地点”のLaLa編集部小松好美が岡山県内のイベントを体験レポし、もっと早く知っていたら「私のお仕事や子育ても変わっていたであろう」「お互い、もっと生きやすかったんだろう」と思う情報を今現在~未来のパパさんママさんにお届け!

皆さま突然ですが…「プレーパーク」って場所をご存じですか?

「夏休み、子どもたちをずっとお家にいさせるわけにもいかない。でも外は暑いから中々お家から出られない」-そんな状況だった方おられるのではないでしょうか。
残暑を緩和してくれるような自然の中、思いっきり子どもたちを遊ばせてみませんか?

今回は中学生の息子たちを連れて、備前市のNPO法人備前プレーパークの会が運営する「森の冒険ひみつ基地」に伺いました。

子どもも大人も一緒に楽しめるプレーパークとは!?

 

●プレーパークとは?

プレーパークは、子どもが主人公となりやりたいことを思う存分にできる場。「冒険遊び場」とも言われ、各場所によって特徴があり、豊かな自然の中、子どもたちが五感をフル回転させながら伸び伸びと遊べます。
また、子どもだけではなく大人もちょっと一息。プレーパークは人と人がつながり合うコミュニティの場になっていて、現場ではみんな「お互いさま」の気持ちで温かく子どもたちを見守り合っています。

 

●豊かな自然の中で自由な遊びを満喫!!

まずは印象的な大滑り台がお出迎え。その横にはハンモックがあったり、大きなブランコがあります。
2基あるブランコはロープが長く、身長175㎝の長男が乗っても全然大丈夫!子どもたちに大人気のハイジのブランコだそうです♪
私も乗りたかったな~(涙)

続いてハンモック。兄弟仲良く居心地の良い様子。「次行くよー!」と呼び掛けてもついてこない息子たち(笑)今年受験に加えて毎日部活に塾にと忙しい長男は、よっぽどゆったりできたのか中々降りてこずでした。
日々お仕事に家事に追われている大人の皆さま。長男の様子をみる限り、オススメです!!!

奥に進むとウッドデッキがありました。木陰が暑さを和らげてくれます。山を登れば登るほど涼しいイメージですよ。

そしてウッドデッキの近くにはボルダリングが!!!これは珍しいですよね。
なんとこのボルダリング、実は有志のお父さんたちが集まって作ってくださったそう。子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべて作られたのではないのでしょうか…。

さらに奥へと進んでいきました。森の豊かさはまるでジブリの世界!!!元々あった木を利用して平均台のように遊ぶこともできます。倒れてしまった木もいい感じに遊具化。
わが家は家族全員自然が好きで、川や海で泳いだり、山ではスノーボードやキャンプをしたりといろんなところへ出かけていますが、こんなにも自然が保たれている場所は有数だと思います。久しぶりの自然に息子たちも心踊る場所でした。

そして山登りができるコースもあります。登頂まで大体15分のコースだそうで、息子たちは走ってかけ上がっていきました!恐るべし!サッカー少年たち(笑)
「筋トレメニューの一つに、運動不足解消のトレーニングに最高!」と私から断言したいところですが、この日午前中に高校で講師の仕事があったため服装的に体験できなかったのです(汗)と言い訳まじりにお伝えします。

と言うことで、こちらに来られるときは動きやすい服装でお越しくださいね!また、山登りコースはロープがありますので、小さいお子さんも体力に自信のない大人でも楽しめるかと思います。私も次回は必ずチャレンジします!37歳、頑張りまーす!(笑)

 

そして下山。「もうここで休憩!」と言う大人の姿が想像できます(笑)
森のひろばでは、子どもたちが思いっきり水遊びを楽しんでいましたよ。着替えをたくさん用意して遊びに行かれてはいかがでしょうか?

 

●新生児から乳児までの遊び場

ここまでは活発に動ける子どもたちの遊び場をご紹介させていただきました。
ひみつ基地から徒歩1分もかからないところに、今年4月に完成したばかりの山小屋風の施設があります。そこは保育所が併設されていて、小さなお子さんも安心して過ごせる場所、地域子育て支援拠点の「おやこのへや」があります。


設計・デザイン(株)和田デザイン事務所


 

新築なので、木の良い匂いの中で遊べますよ!マットが敷かれてあったり、ミルクが作れるミニキッチンや授乳室も完備されています。ここなら天気に左右されず、子どもたちを遊ばせることができますね。また、建物からの見晴らしも最高!!!


 

●NPO法人備前プレーパークの会の北口ひろみ代表理事にお話を伺いました!

-ご自身の子育てについて教えてください。

息子を出産して3か月後、夫の転勤で岡山から奈良へ引っ越し、孤独な子育て生活を経験しました。生まれ育った岡山から初めて離れたこともあり、当時唯一の連絡手段だった固定電話で家族と話すことが楽しみの一つでした。
その後「岡山に帰りたい」という思いが夫に伝わり念願の帰岡。夫の実家がある備前市へ住み始めましたが、ここでも同じような生活が続きました。思えばこの時期の経験が現在のコミュニティづくりの活動の根っこにあるかもしれません。

 

-プレーパークとの出合いは。

県外にいたときテレビで耳にしたのが最初ですが、本格的に興味をもったのは息子が9歳のとき。国内初のプレーパーク・羽根木プレーパーク(東京都世田谷区)初代プレーリーダーで、現NPO法人日本冒険遊び場づくり協会評議員の天野秀昭さんの講演会へ参加し、それをきっかけに東京のプレーパークへ行きました。
そこで目にしたのは、子どもが自らやってみたいことに思う存分チャレンジできる豊かな遊び環境。それ以来、プレーパークを学べば学ぶほど心が突き動かされていきました。

 

-開設の経緯は。

帰岡してまず自宅の庭で小さな「おうちプレーパーク」を実践。息子のためにのこぎりや七輪を使った遊びを始めました。するといつしか近所の子どもたちが自然に集まってくるようになり、その経緯から「我が子以外の子どもたちやお母さんたちとみんなで子育てを分かち合いたい」「誰でも集まれる場所をつくり、どんな子も受け入れたい」という思いを強く持ちました。

 

-継続にはご苦労もありました。

活動場所を転々とし2008年に近所の私有地へ活動を広げましたが、地域の方との折り合いに難航。さらに手伝ってくれていたメンバーもどんどん減っていき、最終的に私一人になってしまい、活動を辞めざるをえない状況になりました。
しかし翌年、息子や地主さんたちから「やめないで」という温かい応援の言葉をいただき、「やめるなら、やるだけやってからにしよう!」と再開を決意。多くのボランティアの力によって「森の冒険ひみつ基地」誕生につながりました。

 

-活動が実を結び、拡張計画を進められています。

「森の冒険ひみつ基地再建計画」と題し、耕作放棄地だった広場を活用します。遊具や休憩スペースなどを手作りし、動植物とも触れ合える環境を整備。個人や企業の皆さまに資金面で協力を呼び掛けるとともに、遊具作りや整備に力を貸してくれる仲間を募っています。

目指すのは「最高の子育て環境」。協力の輪を広げることで、子どもを中心にみんながつながり合える子育てコミュニティを築いていきたいです。

 

 

 

◎お問い合わせ

NPO法人備前プレーパークの会
岡山県備前市久々井1390-1
10:00~15:00(時間内はいつ来ていつ帰ってもOK)
日曜、祝日休業(お盆・年末年始休業あり)
※混雑回避のため、土曜日と春・夏・冬休み中は来場予約が必要です。
TEL0869-63-3332、プレーパーク専用090-4722-9084
https://bizenplaypark.org/

 

 

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