暑い夏が過ぎ、日に日に秋も深まりを見せていますね。
今回はそんな行楽シーズン真っ只中、倉敷市で11月30日まで実施中の「アートでふらっと倉敷」と、期間限定でフラワーアート作品を展示している美観地区の観光案内所「倉敷館」（同市中央）をご紹介。
日中過ごしやすいこの時期、倉敷で「芸術の秋」を感じてみてはいかがですか？

倉敷市内計48か所の施設・店舗が参加！

アートとスイーツを楽しみながら、倉敷市内を散策してもらうキャンペーン「アートでふらっと倉敷」（同市などでつくる実行委主催）。
３回目となる今年は、倉敷市中心部や児島、玉島に真備、水島地区が追加されています。

計48か所に及ぶ参加施設や店舗のいずれかを利用してスマートフォンでスタンプを集めると、数に応じて特産品や観光クーポンなどが当たる抽選に応募できます。
美観地区から徒歩圏内のアートスポットを一部抜粋してご紹介します。

◎大原美術館

1930年に倉敷の実業家・大原孫三郎が設立した、日本初の西洋美術中心の私立美術館。エル・グレコの「受胎告知」をはじめ、モネやピカソなど名だたる巨匠の名作や現代アート、日本の近代洋画、工芸品など、常時約600点という圧巻のコレクションを展示。2021年10月には「 新児島館（仮称）」を暫定開館（2022年11月30日まで）しました。

住所　倉敷市中央1-1-15
TEL　086-422-0005
開館時間　9：00～17：00（最終入館は16：30）※ミュージアムショップは10：00～17：15
休館日　月曜（祝日の場合は開館）※冬季休館あり（詳細はHPを確認）
料金　一般1500円、小中学・高校生 500円 ※分館は休館中
HP

◎MAGO GALLERY KURASHIKI（マゴギャラリークラシキ）

2021年1月にオープンした、美術家・長坂真護氏の国内5カ所目となるギャラリー。世界中の電子廃棄物が集まる、ガーナのスラム街に不法投棄された電子ゴミによるアート作品を展示・販売。作品の売上げで、現地の環境問題の解決に向けた取り組みや学校設立などの支援も行っています。

住所　倉敷市阿知3-21-19　倉敷ロイヤルアートホテル地下1階
TEL　086-423-2400(ホテル代表)
開館時間　9：00～18：00（最終入館は17：30、ホテルは24時間営業）
休館日　なし
料金　無料
HP

◎い草屋 花筵（かえん）

デコレーターとして岡山県内外で活躍するアーティスト・能勢聖紅氏による、い草を使ったオリジナル作品を展示（2020年3月オープン）。い草のコースターやランチマット、染めゆ、い草ガラス商品などを展示・販売しているほか、ミニ織り機による「い草コースター作り」（要予約、材料費込み2000円、所要時間約1時間程度）も体験できます。

住所　倉敷市本町6-21
TEL　086-427-0122
開館時間　11：00~18：00
休館日　月曜
料金　無料
HP

公式サイトでは、対象のアートスポットの展覧会情報や参加店舗のスイーツメニューを一挙紹介。
また11月12、13日には、倉敷素材を使った各種ワークショップや上生菓子の実演と体験会などが楽しめる「KURASHIKIアートマルシェ2022」も開催されますよ。
ぜひご家族で倉敷の街とアート、そして自慢のスイーツをご堪能くださいね。

築100年を超える国登録有形文化財

2年前、約2年間の改修工事を経てリニューアルオープンした「倉敷館」。1917（大正6）年に倉敷町役場として建てられ、71（昭和46）年から観光案内施設として活用されています。

リニューアル後、老朽化で使っていなかった2階を新たに休憩所として開放。
個室の授乳室も用意されているほか、エレベーターで上がるのでベビーカーでも安心。
小さい子連れやご家族での散策の合間、ちょっと立ち寄るのに便利ですね。

さらに現在2階の休憩所には、今秋LaLaCafeで講師を務めてくださったフラワー作家・浅野智子さん（倉敷市）の作品「誕生から未来へ－デニム色の雲の照明」を期間限定展示中。
天井中央の照明へあしらわれたデニム色のスモークツリーはふわふわの雲のよう。
白を貴重とした明るい空間に幻想的で柔らかな雰囲気が加えられ、より落ち着くスペースとなっています！

浅野さんの作品展示は12月9日まで。
この秋はぜひ、倉敷を散策してみてください！

〈問い合わせ先〉

アートでふらっと倉敷
倉敷市観光課 086-426-3411（平日8:30～17:15）
公式サイト

倉敷館（倉敷館観光案内所）
倉敷市中央1丁目4－8
利用時間　9:00〜18:00（年中無休。※年末年始は変更の場合あり）
観光案内所 086-422-0542