みなさん、こんにちは!すべての人が輝くために、絵本を通して豊かな未来を創造する全国組織「一般財団法人絵本未来創造機構」EQ絵本講師のマルウチサトコです。
もう少しで夏休み突入ですね!「何して過ごそう?」-そんなことを考えていませんか?
そんな時おすすめなのが「絵本の読み聞かせ」。絵本は美しい言葉・やさしい言葉で物語を何度も心へ優しく語りかけてくれます。
またパパ・ママの声で聴く絵本の物語は、お子さんの心の栄養となり豊かな感性・安定した情緒を育みます。
今回は、夏のおすすめ絵本を4つのグループに分けてご紹介します。
・「なつのいちにち」(作/はたこうしろう、偕成社)
・「14ひきのせんたく」(作・絵/いわむらかずお、童心社)
・「空の絵本」(作/長田弘、絵/荒井良二、講談社)
色濃い夏の色彩、雨に濡れた草のにおい、虫の声、土の感触などを感じられる絵本です。
五感を刺激することで感性が豊かになり、直感力や想像力などが高くなると言われています。
絵本の世界に入り込んで、登場人物と一緒に自然を感じてドキドキ、ワクワクを楽しんでみませんか。
・「まてまて ももんちゃん」(作・絵/とよたかずひこ、童心社)
・「ひまわり」(作/和歌山静子、福音館書店)
「とっとことっとこ」「まてまて」…などリズミカルな言葉の繰り返しは、ただ読んでいるだけで、ウキウキと楽しい気分になります。
実は、オノマトペ(擬音語、擬態語)絵本は大人にもおすすめ。私はイライラしたとき、オノマトペ絵本を読んで気分を切り替えています。読んでいると段々声のトーンが変わってきて、気持ちが落ち着きます。
また、オノマトペ絵本は言葉への興味が自然と湧くので、語彙力が増えるだけでなく、表現力やコミュニケーション能力などが高くなると言われています。
・「ぼくからみると」(文/高木仁三郎、絵/片山健、のら書店)
・「トマトさん」(作/田中清代、福音館書店)
・「ありとすいか」(作・絵/たむらしげる、ポプラ社)
ぼくからみる景色、空から舞い降りるトンビからみる景色-それぞれの生き物から見たらどうなるか、同じ景色でも、こんなに見える世界が変わることを絵本で知ることができます。
いろいろな角度、視点で見ると違うものが見えてくるので、それぞれの立場について考えるきっかけになります。
アリやトマトの目線から見ると…どんな景色が広がっているのか?絵本の世界から感じてみませんか?
・「つまさきさん、おやすみ!」(文/バーバラ・ボットナー、絵/マギー・スミス、訳/ふしみみさを、光村教育図書)
・「カメレオンのかきごおりや」(作/谷口智則、アリス館)
「つま先さん、おやすみ!」は、今日一日を振り返り、つま先から足の裏、ひざ…と順番に感謝して、体の一つ一つに「おやすみ」をしていく素敵な絵本。読みながら、自分の体にも一緒に「おやすみ」と語りかけるので、夜の読み聞かせにぴったりです。
「カメレオンのかきごおりや」は、「何色にも変化する自分はいったい何色なの?」と自信が持てなくなるカメレオンのお話。「欠点だと思っていたことが、実は素晴らしい長所なんだ!」と視点を変えて見ることで、自分自身の素敵なところがたくさんあることに気づく絵本です。
絵本でたくさんの「ありがとう」や「自分のいいところ」を見つけて、一日を終えてみませんか?
「毎日忙しくて絵本の読み聞かせをする時間がない」
「子どもが聞いてくれないし」
そんな親御さんもいると思いますし、その気持ちはとてもよくわかります。実は私も同じ気持ちでした。
そんな私が、絵本の読み聞かせを毎日続けられている秘密は…
「毎日3分だけ、絵本の時間を作る!」
そして、その3分で絵本の読み聞かせをしています。
「3分だったらできるかも!」「気軽にできるかもしれない!」-「頑張って読み聞かせをしなければ…」という思いがなくなったことで、面倒くさがりの私でも毎日読み聞かせを続けることができています。短い絵本だと1分で読めるものもあります。
絵本を読むことで脳も心もぐんぐん育ちます。毎日3分の絵本の時間を日常に取り入れ、親子で楽しく心を育む時間を過ごしてくださいね!
マルウチ サトコ(一般財団法人 絵本未来創造機構 EQ絵本講師)
福岡県出身、岡山市在住。2児のママ。“宇宙人”みたいな我が子を「世界一かわいい♡」と思えたのは、絵本のおかげ♬絵本はママや子どもにたくさんの可能性を届けてくれます。"面倒くさがりの私にもできた"。「EQ(心の知能指数)をあげる絵本の読み聞かせ講座」「心も脳も育てる絵本講座」などを開催しています。
詳しい情報はこちらhttps://lit.link/satorin
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