子どもが生まれてから社会に出るまで…教育費、医療費、生活費…子育て中は何かとお金がかかります。
「どこから手を付けたらよいの?」「お金のことを考えるとちょっとため息が出そう…」と思われる方もいるかもしれません。
そんなママの不安を解消するため、一児のパパでありファイナンシャルプランナー(FP)の星野大輔さんに、「子育てとお金」をテーマに知って得するお金の知識をお伝えしていただきます。
さて、今回でこのコラムは最終回です。
「ちょっと耳が痛い」「後回しにしたい」-そんなお話が多かったかもしれませんが、少しでも“子育てとお金”について考えるキッカケになっていたら幸いです。
最終回は、LaLa編集部の方にママからの質問を集めてもらいました。
いろいろな質問の中から、子育て世帯の皆さんに是非知っておいてもらいたい内容を厳選してお伝えさせていただきます。
A.【メリット】
・家庭との両立が比較的しやすい
扶養内での仕事は家庭との両立が比較的しやすいので、家事や育児と両立しながら働くことができるでしょう。
・税金を軽減できる
年収103万円を超えると会社員や公務員などとして働く配偶者の社会保険の扶養から外れ、所得税がかかり始めます(扶養内でも一定の社会保障給付を継続できる場合もあります)。
扶養内で働いた場合、扶養してもらう側は所得税、扶養する側は所得税と住民税を安くすることが可能。また社会保険料が低くなることもあり、負担が軽減されます。
【デメリット】
収入が一定額を超えると一部の給付が減少することがあります。
また選択できる職業やキャリアなどさまざまな制約が生じる可能性も。家庭との両立がしやすい一方、仕事とのバランス維持が課題となるケースもあります。
高額療養費制度の自己負担額が上がってしまう場合もありますし、老後の年金額も減ってしまいます。人生100年時代と言われる今の時代、家族でもらえる年金額を増やしたいなら扶養に入らない方が良いかもしれません。
個人の状況やニーズに応じて、扶養内で働くメリット・デメリットを考慮し最適な選択を検討することが重要です。将来のライフプランをしっかり考えてから決めるようにしましょう。
A.具体的な金額については以前のコラム「②/どうやって用意する?『教育資金』」で詳しくお伝えしましたが、教育費は家庭の状況や価値観、子どもの教育ニーズによって異なります。
また教育は『投資』とも考えられ、子どもの将来に対する重要な要素ですが、家庭の予算やライフプランを考慮して長い目線で考えることや無理のない範囲で計画することも重要です。
A.将来自立して生活していくためや未来の選択肢を増やすため、お金に関する不安を減らすため、子どもにお金の教育を行うことは非常に重要です。子どもたちが将来健全な財務判断を下すのに役立ちます。
親や家庭が積極的に教育し、実生活の中で学ぶ機会を提供することが大切。お子さんの年齢に応じて以下のようなことを中心に行ってみるのもおススメです。
・お小遣いのルールを決める
何をしたらいくらもらえるのか、家計出費と自分のお小遣いで買うものを分けて考える
・お金の稼ぎ方や大切さについて考える
相手の役に立ったとき、ありがとうの気持ちでお金を払ってもらえる
・買い物に一緒に行く
予算を立てて計画的に使うことの大切さや節約の方法、無駄使いを避ける方法を考える
・お金の貸し借りの怖さ、何でも相談することの大切さについて知る
普段からお金の話をしたり相談する癖をつけておくことで、友だちとの金銭トラブルを防止できます
ほかにも、
・お金では買えないものについて考える
・使い道をしっかり考える
・目標の決め方を考える
・銀行口座を開設する
・電子マネーやクレジットカードの仕組み、注意点を知る
・お金の価値や投資の基本的な考え方を知る
など。
まずはパパやママがお金についてどう考えどのように使っているのか、どのように貯めたり増やしたりしているのかを見せることが一番ではないでしょうか?
ただしお金との付き合い方や知識に自信がある方ばかりではないでしょうから、これをきっかけにママやパパたちもFP相談などを利用してお金について学んでみるのも良いかもしれませんね!
「子育て世代にこそ、お金の知識を」。家族の明るい未来のために!まずは今すぐできることから始めていきましょうね。
◆コラム執筆者
星野大輔(ファイナンシャルプランナー、金融教育学会 法人特別会員、キッズマネーステーション認定講師など)
資産形成や保障設計など顧客件数3500件以上。家計改善、資産形成、住宅購入の資金計画、教育や老後資金の準備計画、各種保険・確定拠出年金、相続対策など幅広い分野にわたる個別相談業務は年間平均800件以上。徹底して無駄を省いた合理的な保障設計と最適な資産運用のバランスを取るプランニングを得意とし、特に子育て世代から大人気のファイナンシャルプランナー。
趣味は家族旅行、食べ歩き。家族との美味しいご飯を食べる一時は何よりの幸せ。家族との時間は仕事の活力源!!
「子育て世代にこそ、お金の知識を」
家族の明るい未来のお役に立てるよう、日々「正義のFP」を目指し活動を続けています。
ご相談などのお問合せ先/FP個別相談問い合わせフォーム (office.com)
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