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心を育む 親子の絵本の読み聞かせ~冬のおすすめ絵本~

 

みなさん、こんにちは!すべての人が輝くために、絵本を通して豊かな未来を創造する全国組織「一般財団法人絵本未来創造機構」EQ絵本講師のマルウチサトコです。

春夏秋冬、各季節おすすめの絵本をご紹介する本連載。今回は冬をテーマにしたおすすめの絵本をご紹介します。

 

さむい冬を感じる絵本

・「バムとケロのさむいあさ」(作・絵/島田ゆか、文溪堂)

大人気の「バムケロシリーズ」の冬のお話。

鼻が凍りそうな寒い朝。「こんな日は裏の池も凍っているはず!」と、急いでスケートと釣りの道具を持ってバムとケロが池に行くと…。

なんと!池と一緒に凍っているアヒルのかいちゃんが!!

このかいちゃん、たまらなくかわいい♥

続きは是非読んでみてくださいね。

 

・「きらきら」(文/谷川俊太郎、写真/吉田六郎、アリス館)

美しい雪の写真絵本。見ているだけでもうっとりしますが、谷川俊太郎さんの詩が加わると、またいいんです!

様々な雪の結晶の写真の物語。いろいろな六角形が創り出す美しい模様。

自然の美しさを是非、感じてほしいです。

 

・「ゆき」(うた/文部省唱歌、絵/はたこうしろう、ひさかたチャイルド)

「ゆ~きやこんこ、あられやこんこ♪」。

あの歌が絵本に。雪を楽しみ、雪と全力で遊ぶ女の子の姿は見ているだけでワクワクします。

何気なく歌っていた歌ですが、絵本を通して読むことでまた違った世界が広がっていきますよ。

心がポカポカになる絵本

・「しんせつなともだち」(/方軼羣/君久子/村山知義、福音館書店)

雪がたくさん降る寒い冬。食べ物がなくなった小ウサギは雪の中に食べ物を探しにいきます。

カブを2つ見つけた小ウサギは、1つ食べてもう1つはロバの家に持っていきます。

留守だったのでそっと置いていき…。

動物たちの温かな気持ち、相手を思いやる優しい物語を、是非読んでみてください。

 

・「もりのおふろ」(作/西村敏雄、福音館書店)

森の中にあるお風呂。そこにライオン、ゾウ、ワニなどたくさんの動物たちが集まってきます。

みんなで輪になって「ごしごし しゅっしゅ」と背中を洗いあう動物たちの素敵な姿。

みんなで湯船に入って「ごくらくごくらく いい気持ち」と言いたくなる絵本です。

 

・「ひかりのぼうけん」(作・絵/マリー・ヴォイト、訳/俵万智、岩崎書店)

絵本が大好きな女の子ベティと、絵本の中から飛び出してきたクマのコスモの冒険物語。

コスモは暗いところが苦手…。「一緒ならきっと大丈夫!」-怖がるコスモを励まし、寄り添います。

勇気を出して暗い洞窟であかりを消すと…素敵な絵と優しいストーリーは心が温かくなります。

 

親子で一緒に考えてほしい絵本

・「戦争をやめたひとたち-1914年のクリスマス休戦-」(文・絵/鈴木まもる、あすなろ書房)

戦場でほんとうにあった奇跡のような実話の絵本。

制作ノートに鈴木さんはこう書いています。

「あとがきの絵を描いている時に、ロシアがウクライナに侵攻を始めました。また、戦争をはじめる人間がいる現実に愕然としつつ戦争することよりも強い、人の優しさと想像力が描きたくて絵を完成させました」。

戦争をはじめるのも人ですが、戦争をやめることができるのも人。

この絵本からたくさんのこと感じ取ってください。

 

・「おじいちゃんがのこしたものは…」(作/マイケル・モーパーゴ、絵/ジム・フィールド、訳/佐藤見果夢、評論社)

ミアの家族がクリスマスの日にすること。それは「おじいちゃんの手紙を読む」。ケーキやジングルベルと同じぐらい大事な時間です。生き物や植物、小さな頃に自然を楽しむミアの姿のこと。そして、地球の問題について…。クリスマスはおじいちゃんの想い、願いを、愛情たっぷりの言葉に包まれて家族で考える時間。家族みんなで読んでほしい絵本です。

 

・「きょうというひ」(作/荒井良二、BL出版)

きょうというひに着るためにセーターを編み、きょうというひを灯す…。きょうというひの ちいさないのりがきえないように きえないように。今日という日を丁寧に大切に。今日があること。それは当たり前ではないこと。そんなことを感じさせてくれる絵本です。きえないように きえないように。明日もこの灯がありますように。

 

絵本についてQ&A

Q:「絵本の読み聞かせは何歳までしたらいいの?」

A:何歳になってもOK。絵本の優しい言葉が心を育みます。大人にもおススメです!字を読めるお子さまだったら、読んでもらうのも素敵ですよ。久しぶりに会うおじいちゃんやおばあちゃんにも、読み聞かせをしてみてはいかがですか?

 

Q:「絵本の読み聞かせは何歳からしたらいいの?」

A:こちらも何歳からでもOKで、できれば妊娠期からの読み聞かせをおすすめします。実は、おなかの中から赤ちゃんは聴いているのですよ。ママやパパの読み聞かせの声が、子どもたちの心をぐんぐん育んでいきます。お気に入りの絵本を見つけて、読み聞かせ楽しんでみてくださいね。

 

 

マルウチ サトコ(一般財団法人 絵本未来創造機構 EQ絵本講師)福岡県出身、岡山市在住。2児のママ。“宇宙人”みたいな我が子を「世界一かわいい♡」と思えたのは、絵本のおかげ♬絵本はママや子どもにたくさんの可能性を届けてくれます。"面倒くさがりの私にもできた"。「EQ(心の知能指数)をあげる絵本の読み聞かせ講座」「心も脳も育てる絵本講座」などを開催しています。

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