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気軽に子育てしませんか?~岡山の先輩ママに聞く「知ると育児が楽になる知識&活用術」⑥ヒューマンデザイン認定講師・戸田さとみさん「お子さんとどう関わっていくか」(後編)

毎日続く子育て、大好きな我が子と接して幸せなはずなのに、ときに辛く当たって後悔したり、関係性に悩んで落ち込んだり…。

「なぜこんなに苦しいのか…」「こんなはずじゃなかった…」-そんな風に思ってしまうときありますよね。

岡山で実際に子育てに励むママさんに、うまく活用すれば日々の育児によるストレス解消や、子どもとの関係性のヒントとなる知識&活用術をご紹介いただく本連載。

今回はヒューマンデザイン認定講師・戸田さとみさんによるコラムの後編。

前回に引き続き、自分を知る・かかわり方を知る「ヒューマンデザイン的子育て」について伺います。

 

□や△って何を現わしているの??

こんにちは。戸田さとみです。

前回は、ヒューマンデザインの4つのタイプ別の観点から、お子さんとの関わり方におけるワンポイントアドバイスをお伝えしました。

今回は、「無料チャートによる『あなたのデザイン』の中にある□や△から見た個性の出方」についてお伝えしますね。

この□や△は、私たちのカラダの臓器とも対応している「センター」と呼ばれるエネルギーポジションのことです。

各センターはそれぞれの役割から、私たちの個性を作り上げる大きな要素の一つとしての働きを持っています。

臓器との対応の図

 

ご自身とお子さんのチャートを出されたとき、「色の付いている場所が違うな」と感じる方がほとんどではなかったかと思うのですが、いかがでしたか?

色の有無には、

・色が付いているところ
元々の自分の個性として持っているところ。当たり前にある感覚であり、人に影響を与えていくところ 

・色が付いていないところ
内側から湧いてくるものではなく、関わる人たちやトランジット(星の動き)、自分の思考や思い込みなどの影響を受けながら学んでいくところ

という違いがあります。

たとえ親子であっても、「この子のことよくわからないな」とか「私とは似ていないな」なんて思うのも、ちっとも不思議じゃないんです。

でも「わからない…」から悩みに繋がることもありますよね。

例えば、それぞれのセンターから見た個性の出方の違いの例を挙げると、色が付いている人の場合、

・インスピレーションの受け取り方
・自分なりの考えのまとめ方
・表現方法
・自分のアイデンティティや在り方
・意志力や自己価値
・バイタリティーの湧き方
・感情の揺れ方
・自分自身のカラダの変化の気付き方
・動き出すときのエネルギーの在り方

なんかにその人ならではの個性があるということになります。

反対に色が付いていない人の場合、周囲の影響を受けながら人生の学びとして培っていくところなので、色の付いている人などの影響に振り回される可能性もある反面、「色々な方面から学び取れる」という幅広い可能性と味わいを得られたりもします。

 

「色が付いているから○○」「付いていないから○○」という断定はできない

例えば「自己価値」「意志力」と対応しているハートセンター。

一見すると、色が付いていれば「意志力もあって、自己価値も高い」ように見て取れます。

でも実のところ、「自分らしく生きている(自分の本質を生きている)かどうか」で与える影響も変わってきます。

それはざっくり言うと4パターンに分かれます。

・色が付いていて、自分らしく生きているとき
自分がこうしようと決めたこと(約束)を守りながら物事に取り組み、できた自分を認めながら自己価値を育んでいくことができる(その影響を与えていく)

・色が付いていて、自分の本質から離れて生きているとき
自分と同じようにするよう相手に押し付けたり、相手をコントロールしようとしたりしがち(その影響を相手にも与えていく)

 

同様に、色が付いていない場合も、

・色が付いていなくて、自分らしく生きているとき
自分にとって心地良い影響を選び、あまり「決めごと」に対して負担をかけすぎないようにできる

・色が付いていなくて、自分の本質から離れて生きているとき
無理なコントロールを自分に課し、できない自分に無価値観を覚えがち

そして色の有無に関わらず、「自分の本質を離れて生きている」と心臓や胃に大きな負担をかけてしまうとも言われています。

 

教育現場などでよく耳にする「目標を立てて目標に向かって頑張る」ですが、いわゆる“昭和の価値観”でただがむしゃらに取り組むのではなく、実は一人一人の個性に合わせて目標を立てていくことができれば、自然と自己価値が育まれていくことに繋がっていくんですよね。

同じように、例えば自分のカラダの安全に関わる“警報装置”の役割をもつ「脾臓」に関しても、自分らしく生きていればその危機をキャッチできるし、自分の本質からずれていれば直観が外れてしまうことも多いでしょう。

 

互いの良さを受け取り合いながら関係性を育てていくために

日々お互い関わりあって過ごしていく親子関係。影響を与えていくのは大人からばかりとは限りません。

「この子が生まれてから私の何かが変わった気がする!」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

子育てについて考えるとき、「子どもの個性を活かす」という観点に立つことが多いですよね。

「より良く育てたい」という思いは、誰しも多かれ少なかれ持っているのだと思います。

ですが最終的に子育てというのは、「子どもが育とうとするのを邪魔しない」ということに尽きるのではないでしょうか。

 

結局は「自分の本質を生きているかどうか」が大事

自分の本質を知って、自分の本質を生きて、自分という存在が周りにどんな影響を与えているのかを知れば、他人に無理な押し付けをすることなく、互いを尊重し合える関係性を育てていけるようになります。

子どもの個性を知る前に、子育てに関わる全ての大人へ「自分を知ることの大切さ」を届けたい理由がここにあります。

あなたのデザインを知って、自分自身の人生に、大切な人との関係性の構築に、是非お役立てくださいね。

 

 

戸田さとみ(とだ・さとみ)

岡山市在住。中1と高3の二児の母。26年間の幼稚園教諭経験の中、のべ500人の子を担任。

さまざまな個性の子や、共に子どもの育ちを支える保護者、特にお母さんと多く会話を交わす中、子育て中の悩みの多くは子どもを大切に思うがゆえに起こる、「『お母さん』としての自分」と「本当の願いをもつ自分」との乖離、我慢や生きづらさによるものが多いと感じていました。

「もっと自由を感じながら子育てしていきたい」「自分自身を楽しみながら生きていきたい」-そう思う方へ、3つのツールからのアプローチで「『自分を愛し、わたしを生きる』生き方」へシフトチェンジしていくことをサポートしています。

1つ目は、自分のカラダに宿るメカニズムの紐解きから本来の「自分らしく生きる」ことへのアプローチとなる「ヒューマンデザイン」

2つ目は、あなたがもつポテンシャルを最大限に取り戻すためのカラダに残る「原始反射の残存の統合」

3つ目は、大切な仲間との関係性を豊かに育むための「感情ことばとコミュニケーション」

これら3つは、私自身が自分を取り戻していく作業の中、本当に有効だと思ったものについて学び、研鑽を重ね、提供しているものでもあります。

2018年より、のべ650人の方に、個人セッションや講座を通してお伝えしています。(2024年4月現在)

 

▶ブログやセッション・講座などの情報まとめサイト:リットリンクはこちら

【ライセンス/資格】
▸ヒューマンデザインLYDガイド・国際ライセンス
▸キネシオロジスト
▸プリムインストラクター/発達と原始反射の統合 
▸解読テクニック学会認定4級研究員資格

ヒューマンデザインジャパン

 

↓過去の記事はこちら

⑤ヒューマンデザイン認定講師・戸田さとみさん「お子さんとどう関わっていくか」(前編)

④子育て専門カウンセラー・整理収納アドバイザーヘイワース幸子さん「子どもに整理整頓してもらうには、、!?」(後編)

 

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