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気軽に子育てしませんか?~先輩ママに聞く「知ると育児が楽になる知識&活用術」⑦セルフコンパッションニスト・陽野(ひの)ひかりさん「親子・パートナーシップをより良くする方法」(前編)

毎日続く子育て、大好きな我が子と接して幸せなはずなのに、ときに辛く当たって後悔したり、関係性に悩んで落ち込んだり…。

「なぜこんなに苦しいのか…」「こんなはずじゃなかった…」-そんな風に思ってしまうときありますよね。

岡山で実際に子育てに励むママさんに、日々の育児ストレス解消子どもとの関係性のヒントとなる知識&活用術をご紹介いただく本連載。

今回は初回を担当してもらった数秘魅力研究家・飛田京子さんのご紹介で、大阪にお住まいのセルフコンパッションニスト・陽野ひかりさんにお話を伺います!

 

セルフコンパッションと子育ての重要性

はじめまして。

今回より2回にわたりコラムを担当するセルフコンパッショニストの陽野ひかりです。

「セルフコンパッション」という言葉を知ってますか?

セルフコンパッションとは、「自分自身に思いやりと優しさを向けること」

自分自身を思いやることは、子育てにおいても非常に重要です。

私たちはしばしば、自分に対して厳しくなりがちですが、実際にはできていることも多く、完璧である必要はありません

セルフコンパッションを持っている人は、できないことも含めて自分のことを受け入れ認めています

ですので、相手に対してもできないことを批判するより、できることを認めたり、褒めて伸ばす方へと意識を向けられる傾向があります。

子どもたちに対しても思いやりや優しさを向けられるので、その子の立ち位置に立って話を聞いたりアドバイスできます。

そうすると、子どもたちも安心して自分らしく、のびのびと個性を発揮しやすくなります。

 

子育てのゴール

子育てのゴールは、子どもを自立した大人に育てることです。

自立した大人とは、様々な状況と選択肢の中から自分で考えて選び、行動を決められる人です。

今思えば子どものころの私は、母にただただ話を聞いてもらいたかったし、そのままの私を受け入れて貰いたかった。

私でいいんだって安心したかった

ただそれだけだったんだなぁと思います。

自立した大人になるには、心の基盤となるこの「安心感」が不可欠なんだなぁと感じています。

セルフコンパッションは、自分の心の中に安心感を育みます。

 

自然な頼り合いの大切さ

「人に迷惑をかけるな」と言われることは多いですが、人は社会的な生き物であり、ときには他人に頼ったり、迷惑をかけたりしながら生きています。

これは自然なことであり、誰もが強みと弱みを持っています

子どもに対して過度に干渉することなく、子どもたちが自分でできることを尊重し、サポートしようとする姿勢がとても大切です。

 

過干渉にならないために

子どもに「早くしなさい」「まだできていないの?」と言ってしまうことがあります。

しかし、子どもに自分でできることが増えてきたら、その意思を尊重してサポートに回りましょう。

その子の意思を尊重して少しずつでよいので、何かを指示するよりも考えを知ろうとする意識を持つ。

そうすると、逆に子どもから信頼されて素晴らしい親子関係を築いていくことができます。

忙しい毎日の中で余裕がないかもしれませんが、過干渉にならないように気をつけましょう。

 

セルフコンパッションの実践

育児や家事、仕事で忙しい毎日を送っていると、どうしても自分を後回しにしたり、できない自分を責めがちです。

自分自身を労わり、自分の行動を肯定することは、セルフコンパッションの一環として非常に重要。

自分自身に優しさを向け、思いやりの言葉をかけること。

配偶者や子どもに対しても、自分に対してと同じように労い、励まし、褒めることが大切です。

 

自己重要感の重要性

セルフコンパッションの根底には「自己重要感」があります。

これは「自己肯定感」とは異なり「自分には価値がある」「自分は重要で大切な存在である」という感覚。

この自己重要感を高めることは、幸せになるために必要な条件の一つです。

自分で自分のことを大切だと思えていなければ、セルフコンパッションを実践することは難しくなります。

なぜなら、「自分は幸せになるに値する存在だ」と思えないからです。

この自己重要感は、子どものころの親から無条件に愛される体験が育む感情でもあります。

次回は、この自己重要感についてさらに詳しくお話ししようと思います。

 

陽野ひかり(ひの・ひかり)

大阪市出身在住。社会人となった2人の子の母。看護師の仕事や家事、育児に追われる生活でうつ状態になったが、子どもたちの存在とサポートで本音を優先して自分自身を大切にする行動を開始。自分を慈しみ思いやるという「セルフコンパッション」の考え方に出合い、「人を絶望から守るにはこの方法が唯一」と直感。約30年続けた看護師からセルフコンパッションニストとして生きることを決意し、「『私なんて…』から『私だから』へ、そしてさらに『これが私!』という領域へ」をモットーに、周囲が毎日をご機嫌に楽しんで過ごせるよう活動中。

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⑤ヒューマンデザイン認定講師・戸田さとみさん「お子さんとどう関わっていくか」(前編)

 

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