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気軽に子育てしませんか?~先輩ママに聞く「知ると育児が楽になる知識&活用術」⑧セルフコンパッションニスト・陽野(ひの)ひかりさん「親子・パートナーシップをより良くする方法」(後編)

毎日続く子育て、大好きな我が子と接して幸せなはずなのに、ときに辛く当たって後悔したり、関係性に悩んで落ち込んだり…。

「なぜこんなに苦しいのか…」「こんなはずじゃなかった…」-そんな風に思ってしまうときありますよね。

日々の育児ストレス解消子どもとの関係性のヒントとなる知識&活用術をご紹介いただくリレー連載。

今回は前回に続き、セルフコンパッションニスト・陽野ひかりさんにお話を伺います!

 

幸せへつながる「自己重要感」

セルフコンパッションは自分に思いやりや優しさを向けることですが、私は「自分を幸せにする愛し方」だと思っています。

今回はその考え方や、自己肯定感の基盤とも言える「自己重要感」を通してセルフコンパッションについてお伝えして行きたいと思います。

 

幸せな人は「自分には価値がある」と感じています。これを自己重要感と言い、自己重要感が高いと「自分は幸せになってもいい」と思えます。

食べる物や着る服、持ち物にしても“価値ある自分にふさわしい物”を選べるようになります。

 

「自分には存在する価値がある」と思えていると、さまざまな挫折や失敗に対して前向きになれます。

人から何か評価を受けたときも「自分のその部分を改めればいいんだな」と思えるし、人格そのものが否定されているように受け取ったりしないですみます。

自分が「大切な存在である」と思えていると、さまざまなことに挑戦したり、人に貢献しようとする意欲も高まります。

 

また自己重要感が高い人は自分のことを大切に扱い、人に対しても同様の敬意を持って接することができるので、人間関係もより良好になります。

この自己重要感ですが、時代背景的なこともあり“昭和女子”は特に低めの方が多いようです^^;

そしてそんな昭和女子に育てられた30~40代のお母さん方の中にも、影響を受けている方が多く見受けられます。

 

“ボタンのかけ違い”

この自己重要感は「子どものころ親から『無条件の愛』を受けたと感じているかどうか」-そこが一つの大きなポイントになります。

ここで重要なことは「親が本当はどう思っていたか」ではなく、「子どもの側がどう感じていたのか」「どんなふうに思い込んでしまったのか」。

テストで良い点を取ったときだけ褒められたり、上手くできなかったときに叱られたりがっかりした顔をされると、子どもは「何かができないと褒められない」と思ってしまいます。

また親にとって良いことをしたときには褒められ、失敗したら怒られたり批判されると、親の顔色を伺うようになったりします。

 

子どもたちはお母さんが大好きです。

だから喜ばせたくて、お母さんに嫌われたくなくて頑張ってしまうのです。

生まれたての赤ちゃんは「大きな声で泣くとお母さんを困らせるかも」とか、「早く立って歩かないと嫌われるかも」なんて悩んだりしませんよね(笑)

 

親である私たちも、子どもが元気に生まれてきてくれただけで、何かができてもできなくても、何かをしてもしなくても、子どもの存在そのものが愛おしいと思っているはず。

なのに伝える親側の言葉足らずと、受け取る子ども側の幼さゆえ、いつの間にか“ボタンのかけ違い”が起き始めてしまうのです。

 

だからときどき意識して、「生まれてきてくれてありがとう」「あなたが元気でいてくれるだけでお母さんはとても嬉しい」としっかり眼を見て言葉にして伝えてあげてほしいのです。

 

子どもの安心した笑顔のために

そして同じ様に、ときどきはお母さんも自分自身に対して、思いやりと優しさを向けた言葉をかけてあげてほしいのです。

「毎日よく頑張っているね」

「いつも家族のために本当にお疲れさま」

「あなたはよくやってるよ!」

「あなたは素晴らしい!」

「ひとりで頑張らなくていいんだよ」

「たまには弱音を吐いてもいいんだよ」

「楽することはみんなのためにもなるよ」

「今日も頑張ったね。今夜こそ早く寝よう」

そんな労う、褒める、励ます言葉を自分に向けることがセルフコンパッションです。

何よりも大事なのは「お母さん自身が心から笑っていること」。

じゃないと子どもたちも心から安心して笑えません。

両親がケンカしていると「自分のせいじゃないか」と思ってしまうこともあるので、せめて子どもの前での言い合いは避けてほしいところ。

 

「両親にとって自分は大切な存在なんだ」と感じられているとき、「自分には価値がある」という自己重要感が育まれます。

子育てや家事に忙しい毎日だからこそ、ときどきは意識して立ち止まり、一番大切な人に一番大切な自分の本当の気持ちを伝えることを忘れないでいてくださいね。

そして自分自身に思いやりと優しさを向けるセルフコンパッションも忘れずに❀☆

 

後回しにしてきた自分自身との関係性

パートナーシップや子どもとの親子関係、職場の人間関係など、全ての“ひな形”は自分とお母さんとの関係にあります。

ずっと後回しにしてきた自分自身との関係性を「自分ファーストから始める」という考え方がセルフコンパッションです。

だからセルフコンパッションは、「あなたを幸せにする愛し方」だと私は思っています。

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↓過去の記事はこちら

⑦セルフコンパッションニスト・陽野(ひの)ひかりさん「親子・パートナーシップをより良くする方法」(前編)

⑥ヒューマンデザイン認定講師・戸田さとみさん「お子さんとどう関わっていくか」(後編)

 

↓「ライフ」のほかの記事はこちら

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陽野ひかり(ひの・ひかり)

大阪市出身在住。社会人となった2人の子の母。看護師の仕事や家事、育児に追われる生活でうつ状態になったが、子どもたちの存在とサポートで本音を優先して自分自身を大切にする行動を開始。自分を慈しみ思いやるという「セルフコンパッション」の考え方に出合い、「人を絶望から守るにはこの方法が唯一」と直感。約30年続けた看護師からセルフコンパッションニストとして生きることを決意し、「『私なんて…』から『私だから』へ、そしてさらに『これが私!』という領域へ」をモットーに、周囲が毎日をご機嫌に楽しんで過ごせるよう活動中。

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